自由猫の日記

2017年4月29日 (土)

ようこそ、ワインたち!

4月、2か所の試飲会で惚れてしまったワイン達が
着々と到着!

「ワインがまだ届きませんけど、
 今、どの辺にあるか、調べてもらえますか?」

と電話をいれると、どの作り手も、声色が曇る。

「まだ届きませんか?」

家族経営の小さな作り手だから、
オーナー自らが荷造りを整えて、運送業者を呼び、
自分たちの蔵から、初めて旅立っていくワインを見送った故に、届いていないと、不安になる。

北イタリアからのワインは、
2つの運送会社にバトンタッチされながら、
ここ、中部トスカーナの私の元に到着する。

ワインが届くと、作り手にすぐ連絡をいれる。

「ボンジョールノ。シエナのエノテカトスカーナです!
 今、ワインを受取りました。
 破損なく、全て無事です!」

すると、作り手の声にパ~っ陽が差す。

「それは良かった!」

今度は、私が発送人となって
皆様のご自宅にお届けする番です。

上手く言葉に出来ないのですが・・・・

ワインを通じて、沢山の気持ちを共有しましょう!

皆様の健康に、サルーテ🍷

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2017年4月28日 (金)

イタリア人のオペラ魂

普通の日常の出来事も、
イタリア人にかかると、ストーリー性が加わって、
話に巻き込まれてしまう事がよくある。

何でもない事でも、
イタリア人は、豊かな表情と身振りで、
舞台のセリフのように語る事がよくある。

こと、表現を大切にするイタリアオペラ。

シチリア島カターニャで生まれたテノール歌手
Salvatore Fisichellaのマスタークラスを通じて、
イタリアオペラの魂に触れてください!

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2017年4月26日 (水)

思い出の歌

ふと、ユーチューブで
ミスターチルドレンの「終わりなき旅」を聴いた。

イタリアに留学をしたての頃、
何度、繰り返して聞いただろう?

せめて、歌詞に慰められたくて、
20回くらい繰り返しながら聞いていたあの頃、
今思えば、普通じゃなかったね。

イタリアに来たばかりの頃は、
意志はあるものの
イタリア語で相手に伝える事ができない。

人と居たいのに、
相手の言っている事が分からなくて、
自分の居場所がなくて、
委縮してしまっていたあの頃。

自分が惨めに思えて・・・
でも、周囲に媚びる事はしたくなくて。

時々、高級な商品を買ってお店の人の気を惹いたり、
一度面識があるだけの、肩書ある人の名刺を、トランプのジョーカーのようにちらつかせたりしながら、

「私は、それなりの人間なのだ」

というメッセージを発信していた。

どんなに日本で色々な事をしてきたとしても、
イタリアに来たばかりの頃は、
「表現がうまく出来ない」という事だけで、
まともな対応をされない度に、
自尊心が傷つき、もがいていた。

30歳代だったから、頑張って乗り越えられた。

ふと思う。

高齢になって突然倒れてしまった人、
病気になってしまって、
今までのような生活を送れなくなってしまった人は、
「今」社会に対して表現が上手く出来ないという事で
劣った人のように扱われるような事があっては、
絶対にならない。

若い頃の私が、自分の意思で留学を決め、
環境の変化に戸惑っているのとはわけが違う。

突然、環境の変化を強いられ、
それに向き合う体力・気力も限られている。

残された貴重な時間、
小さな幸せにほほ笑みながら、
今日を愛でながら穏やかに過ごしてもらいたい。

自尊心が傷つけ、気持ちが委縮してしまうような過ごし方はしてほしくない。

心が亡い忙しい状況が、
無意識のうちに弱者や高齢者を傷つける事がありませんように。

ふと「終わりなき旅」を聞いて、
あの頃の窮屈だった気持ちを思い出した。

思い出せて良かった・・・


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2017年4月25日 (火)

コンサートにご招待

今宵は、エンリコ モリコーネの世界に
包まれてみませんか?


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2017年4月24日 (月)

そよ風が気持いい今日この頃、

「いつでも変わらずに、私は君を愛するだろう・・・」

と歌う、Alma del coreが聴きたくなりました。


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つばめさん、今日は!

今年もツバメたちがやってきた。

時々、窓から部屋に入ってきて、
ビービービービーっと鳴きながら2~3周して出ていく。

そんなツバメをティティちゃんは眺めているけど、
狩をする気は全く見せない。

パトリッツィオ曰く、つばめは、

「おい、間抜け猫!よく聞け!
 これから子供が生まれて、飛行の練習をするんだ。
 手を出すな真似したら、
 お前の目玉を突っつくぞ!」と言っているらしい。

ホントかな?

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2017年4月22日 (土)

葡萄畑 春の試練

スローライフの国、イタリア。

自然と穏やかに共存する情景を連想しがちだけど、
実は、自然から試練を突きつけられる事も多い。

朝、庭先の畑に行くと、
大家のアルドおじさんの植えたトマトが、
しょんぼりと萎えていた。

「昨夜の寒さで、トマトがこんな始末だ。
 引っこ抜いて、植え替えなきゃならん」

なかには、何とか耐え抜いた茎もあるけど、
それは、プラスチックの容器をかぶせておいたから。

路を挟んだ向こうには、
キャンティの葡萄畑が広がっている。

ついこの前まで、初夏のような気温に触発されて
グングン成長する葡萄はどうなってるんだろう?

畑に入ってみると、若々しい緑の葉は
お日様に向かって光合成をしていたのでホットした。

時々、ワインの作り手からこんなセリフを聞く。

「大変な事があった年だったけど・・・結果的に、
  自分達の想像を超える美味しいワインが出来た事に
 とっても満足してます」

私はイタリアに来てから、大なり小なり、
喜びを沢山、感じ取れるようになった。

それは、イタリアに来てから運気が好転して、
いい事が起こるようになったわけではなく、
むしろ逆で、
日常生活で発生する(ちょっと、シンドイな・・・)
と感じる問題を乗り越える度に湧きあがる爽快感が、
嬉しいだけ。

ワインが作り手の元を離れると、
市場に陳列されたワインは値段やラベル、
ヴィンテージが優良年であったかどうか?
などで評価されがちだ。

以前、日本のインポータの方と仕事をしていた時、

「このヴィンテージについて優れた点、
 プレミアムを受賞した内容等を書いてください」

と言われ、いい事ばかりをレポートしていた。

でも、自然と共存する作り手、
その作り手に共感する事から、
もっとワインが美味しく飲めるような気がして・・・

スローライフの国、イタリアが生み出すワインに
「共感」という工程を加え、
ワインに響きを与えたい。

ここ数日の霜で被害にあった作り手に、
エールを送りたいです。

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2017年4月20日 (木)

ワクワクしながら学ぶって、素敵な事だな

教える人と学ぶ人。

どちらも、本当にいい表情している。

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2017年4月18日 (火)

イースターでいい事があった(その2)

イタリアでは、イースターの翌日も休日になる。

一昨日も昨日も友達の家で過ごしたので、
今日はノンビリと家で過ごそうと決めていた。

朝、愛猫ティティちゃんを見ると、
表情が何となく、いつもと違う。

「唇、虫に刺されちゃったのかな?」

と思い、観察してみたら牙のように歯が飛び出ていた。

「歯が折れかかてる。痛いのかな~?
 困ったな、今日は休日で動物病院も休みだし・・・」

ネットで調べると、
獣医さんに診てもらって抜歯すべきだ、
と書いてある他(最悪の場合は・・・)などの症状が綴ってあるから、すっかり憂鬱になってしまった。

15時過ぎに、
パトリッツィオが愛犬モッラを乗せてやってきた。

いつものように、近所の川でモッラを遊ばせた後、
バールに行ってカフェをした。

バールの隣には、動物病院の診療所がある。

バールを出たら、ちょうど、診療所の鍵を開けて、
中に入っていく女性が目にとまった。

私は思わず、走り寄った。

「すみません。獣医さんですか?」

「いいえ、アシスタントです」

「あの~、私の猫の口が、こういう状態なんです」

そういって、今朝写した写真を見せた。

「先生の携帯に電話をして、
 明日の予約をとったらいかがでしょう?」

「休日なのに、電話しちゃって いいんですか?」

「いいと思いますよ」

私はすぐに、獣医さんに連絡を入れた。

獣医さんとは、もう10年以上の付き合いだから、
友達のような感覚だ。

獣医さんは

「1時間後に診療所に行くから、猫を連れてきて」

と言ってくれた。

祭日だというのに、「直ぐに診ましょう」
と言ってくれる彼女に心から感謝した。

私は家に戻り、
ティティを抱えてパトリッツィオの車に乗り込んだ。

後部座席にいるお転婆なモッラは、
初めてみるティティに対して、わざと見ない振りをしてくれているかのように、大人しくしている。

診療所につくと、獣医の彼女は、
ティティを優しく迎えてくれて、
手際よく処置をしてくれた。

お会計をお願いします、と言ったら、

「大した事してないから、いらないわ」と言われた。

それではあんまりなので、心付けを置いていった。

13歳のティティちゃんは、
キャットフードのゼラチン質が原因で、
歯が相当悪くなっていた。

このままだと、年を重ねる毎に歯が無くなってしまう。

ここ数年、パートナーや親の健康、
そして愛猫まで老化による病症が現れだした。

(皆が健康だったら、どんなに幸せな事か・・・)

でも、本当にそうだろうか?

皆が健康だった数年前、私達の間には、
今ほどの思いやりとか、慈しみとか、
相手を気遣う心が通っていたのかな?

旅行をしたり、外食を楽しめていた頃、
幸せを噛みしめた会話をしていたのかな?

「何食べよう?」とか「何を買おう?」とか、
または、会話を探していたり・・・

あれから数年たった今、
気が付くと、誰かの事を思いやっている自分がいる。

そして「○○さんの状態、どう?」と、
家族やパートナー、友達の間で思いを寄せ合っている。

その中で、小さな事に感謝・感激したりしている。

「健康=幸せ」「病気や老化=不幸」

とは言い切れないんだよね。

将来に対して、ネガティブ妄想に走る事なく、
今の状況で起こりうる、有難いこと、
感謝の出来事を味わいながら生きていく年代なんだな~と思う今日この頃です。

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イースターでいい事があった!

イタリアでは、クリスマスとイースターの祝日は、
昭和時代の日本の正月のように、家族で過ごす。

一人暮らしの私は、
ここ数年、パオラの家族と過ごしている。

パオラとパートナーのアンジェロ。
そして従妹のマッシモとフランカ。
そして、90歳になるパオラのお母さまと私。

パオラの家でのんびりとランチを過ごし、
夕方からパトリッツィオが途中参加をする
というパターンだ。

イースター当日の朝、パオラから電話があった。

「キヨミ、祭日だからバスがないでしょ。
 迎えに行くわ!」

「気にかけてくれて、ありがとう。
 ネットで時刻表を調べてたの。
 バスを乗り継いで、13時には辿り着けるから大丈夫。
 もし、何かあったら電話するかもしれない」

日曜の時刻表によると、
私の家の近くはバスが走っていないけど、
3キロ先のバス停まで行くとバスに乗る事が出来る。

清々しい天気の中、45分の道のりは、
運動不足の私にとって、恰好のウォーキングになった。

時刻表通りにやってきた5番のバスに乗り、
Due pontiで下車した。

ここから3番のバスに乗るとパオラの家に辿り着ける。

ところが、3番のバスが見当たらない。

バス会社の制服を来た男性が通りかかったので、
訪ねてみた。

「3番のバス、来ますよね」
「今日はイースター。普通の日曜とは違うんだ。
 15:30まで、バスは運行しないよ」

私は慌てた。

「え~、たった今 5番のバスに乗ってきたばかりです。
 運行してましたよ」

「あれは、午前の最終の便さ。5番のバスだって
  この後は15:30まで運休するんだ」

私の他に、褐色の肌をした女性も目的地に行けずに
困惑していた。

そんな私達の様子を見て、バス会社の男性は、

「どこに行きたいんだい?」と尋ね、行先を伝えると、

「おいで」と行って、彼の車に乗せてくれた。

彼女と私は同じ場所で降り、男性にお礼を言った。

「本当に助かりました。
 何てお礼を言っていいのやら!」

すると男性は

「今度あった時、珈琲を御馳走してくれたら嬉しいな」

と言って、私たちは握手をし、
それぞれ別の方向に向かった。

彼にまた会えるかどうか、分からないけど、
会えたら、喜んで珈琲を御馳走したいです♪

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