« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »

2025年3月

2025年3月31日 (月)

久々に、プーリア州のプリミティーヴォをご紹介!

久々に、プーリア州のプリミティーヴォをご紹介!

私が皆様にお伝えするには、以下のようなステップがあります。

①テイスティングで美味しさに感動
②葡萄が育つ自然、歴史ある町に魅力を感じる

そして③つめが、心。

今回ご紹介するBRADASCIOさんは、1970年から始まった比較的若い作り手さん。

「家族や親戚、仲間たちと収穫の喜びを分かち合いたくて、ワイナリーを始めました」

という語りに触れた途端、

このワイナリーが出がけるワインと知り合えた事に、
感謝の気持ちで一杯になった♪

葡萄品種はプリミティーヴォ。

本来、力強く、スパイス香とベリーが秀でた品種ですが、
彼らが手掛けるワインはエレガントで、女性的。

果実の甘み、甘草、スパイシーに、花のような上品さが漂い、美味しく統一されています。

ビデオを通じて、ご一緒に、作り手さんの話を伺っているような、
そんな気分になっていただけたら幸いです!

|

2025年3月29日 (土)

小さな職人気質のChianti Classicoの作り手【BARLETTAIO】をご一緒に散策しましょう!

出会えました!
 
この時代に「私は商人じゃない!」言い切ってしまう、
職人気質の作り手さん!

日本にも多く輸入されているキャンティクラッシコですが、
とても小さな規模で、丁寧に畑に取り組むBARLETTAIOさんをご紹介です。

このワイナリーでは、2種の赤ワインを手掛けています。

【キャンティクラッシコ】

このワイナリーが手掛けるキャンティクラッシコは、
まるで大聖堂で聞いているヘンデルやモーツァルトの宗教曲のよう。とても綺麗で柔らかく、慈しみと優しい響きがあります。
ソプラノ歌手が、小さな頃から相当の練習を重ねて歌い上げる歌は、とても心地よく、神聖な空気に包み込んでくれる。ワインも同様に、作り手フランチェスコさんの日々の営みがあってこそ、
ワインの優しい響きに、す~っと酔いしれる事が出来ます。

【メルロー】

キャンティクラッシコの作り手が手掛けるメルローが面白い!
本来、メルローは、果実に厚みと重量感を感じるが、
トスカーナ節の酸が加わると、なんともフレッシュさが漲り、
それでいて、品格を漂わせている。
抜栓してから10日経ってもまだ美味しく飲めるワイン。
葡萄のポテンシャルが感じられます。

ビデオを通じて、Radda in Chiantiにあるワイナリーの畑を散策しませんか?

|

2025年3月25日 (火)

ワインと一緒にイタリアを旅しませんか?

取扱いワインの中に、シチリア島のワインの作り手「Baglio DIAR」のワインがございます。

このワインを通じて、
ご自宅にいながら、ちょっとユニークなシチリアの旅行をしませんか?!

ワインのご注文は4月3日まで受け付けています。

|

2025年3月22日 (土)

【農家を訪ねてvol1:オリーブオイルの作り手Toppini農園編】

農園を訪れ、作り手さんの話を聞くのが好き。

今、取り組んでいる作業とその苦労話や家族の話、
家の作り、町の話題などなど・・・

彼らの等身大で語ってくれる内容は、
新聞に掲載されているどのニュースよりも面白く、
また、壁に飾られている写真や置物からも彼らの価値観が垣間見れたりする。

私の話に耳を傾けてくれて、私も相手の話に耳を傾ける。

そんな空間が温かくて、彼らと出会うきっかけをくれたワインやオリーブオイルに、「ありがとう!」と感謝したくなる。

一生懸命に生きて、培ってきた経験から自分の哲学を持つ農夫、

家族で支え合いながらに農園を支える農夫、

雨の日も風のひも、暑い日も寒い日も、
日曜祭日だろうが、やるべき時にはもくもくと作業をする農夫、

そんな彼らに触れていると、メディアを通じて蓄積していく、
権力やお金などの価値観の垢が取れていくような気がする。

先日、皆様にワインやオリーブオイルの紹介をお送りさせていただきました。

その中から今回は、シエナ産オリーブオイルの作り手、トッピーニ農園の様子をビデオにしてみました。

ご一緒に、農園を散策しているような、そんな気分になっていただけたら嬉しいです。

そして、トッピーニ農園のオリーブオイを通じて、
皆様の日常に、このビデオの世界を少しでも感じていただけたら幸いです!

|

2025年3月19日 (水)

【春のプロモーション、まもなくスタートいたします!】

いつもご贔屓くださるお客様に、
本日までにお知らせを送信させていただきます。

お申込みは4月3日(木)まで。

まだ、御手元に届かない方、
興味がある方、
ご一報いただけましたら嬉しいです。

どうぞ、宜しくお願いいたします。

大多和聖美

|

2025年3月18日 (火)

春の味覚に関して、ライブ配信を試みましたが・・・

ライブ配信をしていたのですが、
いつもの事ながら、私の住む場所は回線が不安定で
途中で切れてしまいました。

改めまして、後日、
ビデオでメッセージをしたく思います。

|

2025年3月 9日 (日)

3月8日 動画日記

|

2025年3月 8日 (土)

【シエナからの送料、値下げします!】

オリーブオイルやワインの春の発送について、
まとめている最中です。

まだ、完成まで時間がかかってしまうので、
部分的にお知らせしていこうと思います!

クロネコヤマト便を使用

対昨年の秋の料金に比べて、

・5kgは500円のダウン
・10kgは1,000円のダウン
・15kgは1,000円のダウン
・20kgは1,200円のダウン

この春もどうぞ、宜しくお願いいたします<m(__)m>

大多和聖美

|

2025年3月 7日 (金)

つい、ニュースを追ってしまう理由

バスに揺られながら、
PCで作業をしている途中にふと、
朝、目覚めてすぐ、
夜、眠りにつく前にも・・・

気づけば私は、アメリカのニュースを覗いている。

カナダのトルドー首相に続き、
フランスのマクロン大統領のテレビ演説が放映され、
各国のテレビ局は様々な報道を続けている・・・

正直言って、社会情勢や政治にはさほど関心がなかった私が、どうしてこんなにもニュースを追ってしまうのか。

理由は、二つある。

まずは、25%の関税について。

私は2012年、日本にワインやオリーブオイルを発送する為、小さな事業を立ち上げた。

コロナ禍では、「イタリアから飛行機が飛ばないんじゃないか?」と心配したものの、問題をクリアし、私を支持してくださるお客様にも恵まれた。

だが、コロナが終息の兆しをみせると、
今度は、ウクライナ危機で価格が跳ね上がった。

「世界中が大変なんだから…」と、
この時期が去るのを願っていたが、
気が付いてみたら、シエナには海外からの観光客が溢れるようになった。

そこには、日本人観光客の姿は見当たらない。

コロナが緩んできた2021年の12月の為替は、1€=128円。

しかし、昨日は、1€=159.48円。

約25%のアップだ。

昨年はもっと酷くて、一時期、1€=170円を超える時もあった。

2021年に比べると、33%のアップ。

コロナが明けた2021年、日本のお客様に、€10のワインを1280円とリストに掲載していたが、私の儲けを乗せる事なく、販売価格を据え置いたとしても、ワインリストには、1700円を書かざるを得なかった。

数日前、CNNのニュースで、ロサンゼルスの輸入業者や販売業者が「この価格で、客はついてきてくれるのか?この先、どうしてよいか分からない」と不安気に話していたが、私もその不安を味わった故、彼らの気持ちが良くわかる。

情報は参考にはなるけれど、現状を変える事はできない。

でも、自分のやり方なら変える事は出来る。

私はまず、少しでもコストを抑える為、
梱包作業を手伝ってくれる若い男性を呼ばずに、
自分一人で作業に向き合う事にした。

そして、お客様が今まで支払ってくれた金額に近づけるため、
仕入れ価格が抑えられたワイン、かつ美味しいワインを探す努力をした。

また、12本セットのワインを、10本セットに変え、送料を20kgから15kgに収まるようにした。

そうこう思考錯誤をするうちに、
私の中で意識が変わっていった。

ワインやオリーブオイルを商品としてとらえず、お客様に豊かさを感じてもらえる象徴にしよう!と。

私は時々、家族で妙高の赤倉温泉で過ごした日のことを思い出す。

亡き父がそこにはいる。

私たちの生活レベルからしてみたら、高すぎる温泉だったが、今となっては、その思い出が掛け替えのないものになっている。

カラヤンのコンサートだって、当時の学生の身分にしては高いチケット代だったけど、あの日、サントリーホールで見たカラヤンの姿は忘れられない。

若い頃の海外旅行もそう。

出会った人との感動があり、そのどれもが、ただの「出費」ではなく、心を満たしてくれるものだった。

そう感じ始めた時、「ならば、私が届けるワインやオリーブオイルも、そうあるべきだ。人の心を潤すものでなければならない」と思うようになった。

2年前には酷い決算を出し、先行きに不安を感じたが、昨年は私を支持してくださるお客様のお陰で、少し成績が修復されてきた。

さて、イタリアのワイン業界にとって最大の輸出先はアメリカだ。

そのアメリカが、「高いから」という理由で、もしくは、カリフォルニアのワインがカナダに輸出できず、自国で消費しなければならない、という理由で、イタリアワインを買わなくなったら、イタリアの生産者たちは、どのようなアクションを起こしていくんだろう?

自分の経験から、25%の関税にまつわる消費者や生産者の声に関心がいってしまう。

そして、アメリカのニュースに目がいってしまう2つ目の理由。

私には、ウクライナ人の大切な友達がいて、
彼女は来週、一時帰国への旅に出る。

アメリカからの武器と情報支援が細る今、
彼女の無事が気になってしょうがない。

けれど、彼女がどれほど苦しみ、考え、そしてインスピレーションに導かれて行動する事に、私は口を出す事は出来ない。

政治、気候変動、自然災害などなど…

色々な変化に巻き込まれる昨今、
変えられるのは、自分の思いと行動だけ。

では、どう変わればいいのか?

この答は、「効率的」「コツを掴む方法」「時短」といった、テクニカルを教えてくれる情報の中には見つからず、
もっと奥深いところから学ぶ必要がある、と感じる今日この頃です。

|

2025年3月 4日 (火)

生活の中の知恵と楽しみ

昔、イタリアの友達宅を訪ねた時
「acqua di sindaco(市長の水)だけど...」といって、
水を出された。

最初に聞いた時「えっ、市長の水って何?」と驚いたが、
今では私も、この言い回しを使っている。

acqua di sindaco(市長の水)とは水道水の事。

イタリアに来たばかりの頃、
スーパーに置かれている水のメーカーの多さに驚いた。

私も最初のうちは、ペットボトル入りの水を買っていたけど、
ここ1年くらいは、住宅街の近くに設置されている無料給水機を使うようになった。

私は、この水の事を、シエナ女市長(Nicoletta Fabio)の名にちなんで、
〈ニコレッタの水〉と呼んでいる。

円安が激しくなった頃から、必要でないものは買わなくなり、
お金をかけずに手に入るものは、その恩恵にあずかるようになった。

今ではそんな習慣が身についてきて、
楽しんでる節もある。

この日曜日もしっかりと水を確保。

アマゾンで何でも配達してくれるこのご時世に、
わざわざ、水を汲みに行くなんて・・・

まるで井戸で水汲みをする19世紀の女みたい(笑)!

時代を逆行してる今日この頃です!

20250302_140627

20250302_140638

 

 

|

シエナの大海原を超え、アッシャーノの町へ

昔々、そのまた遥か昔の事…

700万前~300万年前、シエナは海の底にあった。

火山活動で土地が隆起し、海が引いたが、
その海底の形がそのまま残っているのが、クレテセネージ。

三寒四温で寒さが戻って来た日曜の午後、
私とマッシモは、15km先にあるアッシャーノの町へ、泳ぐように向かった。

3月2日(日)は、カーニバル期間の最後の日曜日。

この日、アッシャーノでは、ちょっとユニークな儀式が行われる。

靴修理職人のMeioが、この町の1年を語るのだ。

町で起きた良いことも、そうじゃないことも・・・
少しだけ からかいながら、でも どこか愛情を込めながら。

名前を出さなくても、町人たちは
誰の事を言っているのか?ピンと分かってしまう。

語り終えると、Meioを模った人形を燃やし
長い冬に終わりを告げ、春の始まりを迎え入れる。

調べてみたら、世界には似たような儀式がいろいろとあるらしい。

でも、燃やすものは国や地域でバラバラだ。

しかし、どうしてアッシャーノは靴修理職人なんだろう?

行政色も宗教色もなく、しかも、『修理職人』というところに、
庶民色が漂っていて、何だか好感が持てた!

|

2025年3月 2日 (日)

2025年のワインをセレクト中

凄くタイプな音楽を耳にした瞬間、
感性がピーンと反応して、
忘れぬうちに、その曲のタイトルを控えたくなる。

星の数ほどある音楽だけど、
本当に好きな曲との出会いはそう簡単には見つからぬ故、
ふと、耳に入ってきた音楽が好みだったりすると、とても興奮する。

私は自分を生きているようで、
どれだけ、自分の為に時間を割いているだろう?

仕事や社会、人々に適応しようと、
相手や外部の価値観に順応させながら生きる時間が多いけど、
好きな音楽に浸る時、私は、私の気分を楽しめる。

ワインも音楽に似ているかもしれない・・・

私が切なさを感じている時、
私が生活に色を添えたがっている時、
私が勇気を振り絞りたいと思っている時、
私が淡い思い出を回想したがっている時、
そして、本当に大切な人と乾杯をしたくなる時・・・

好きな音楽に包まれるのと同様、
私は、好きなワインの香りと共に、私に寄り添える。

今年に入ってから、いくつかの試飲会に参加し、
凄くタイプなワインとの出会いがありました!

自分の好みで作ってしまうワインリストですが、
私が喜び、「皆様とも共有したい!」という正直な思いを綴りたいのです。

皆様の日常にも、喜びが差し込みますように!

只今、2025年のワインリストを作成中。

3月の中旬までには、春の味覚セット&ワインリストを完成したく、只今、準備に取り組んでおります!

|

« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »