« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »

2024年8月

2024年8月26日 (月)

シエナのお薦めレストラン

美味しい手打ちパスタが食べたくて、
キウズーレの町をめがけ、車を走らせた。

トスカーナの美しい田園風景だけでも十分に贅沢な気分を味わえるが、そこに「美味しい郷土料理」が重なると、ぐっと その土地に引き寄せられる。

店までの道のりには信号も渋滞もないが、
時々、羊の群れに出会う事はある。

この日は、彼らをみかけなかった。

レストラン「Pizzeria Osteria LaTerazza」に到着。

この日も、テラス席には数組の客がいて、
半分は観光客、そしてもう半分は作業服を着た労働者だった。

この日、私とマッシモは手打ちのピーチ(シエナの郷土麺)を目当てにやってきたが、「今日は、タリアテッレもありますよ」というカメリエーラの言葉に反応し、それを、ラグーのソースで頂く事にした。


サルデニア出身の女性が一人で厨房を担当し、
男性が一人で接客をしているにも関わらず、
パスタは、案外すぐに運ばれてきた。

デコボコした不揃いな麺に食欲がそそられる。

頬張ると、モチモチとした食感が美味しくて、「ん~、ブォーノ、ブォーノ」と口にしながらフォークに麺を巻き付けた。

感動を味わうと共に、このパスタを食べ終えてしまう事への寂しさも湧いてきた。

手打ちパスタはとても美味しくて、
カメリエーレの対応はとても穏やかで、
テーブル席からの眺めも美しく、
最高に居心地が良い。

お会計は、パスタ2皿とチーズケーキ、ハウスワイン半リットルに水、そして珈琲2杯で€30だった。

長閑に時間が流れる、
映画のワンシーンに出てきそうなオステリア。

もし、お車でシエナに訪れることがありましたら、
是非、お勧めです!

1_20240826112301

4_20240826112301

3_20240826112301

20240819_132443

2_20240826112301

5_20240826112301

|

少しずつ、余裕が出てきました


朝起きてシャワーを浴び、
メールを確認した後、
バスの時刻までの僅かな時間を利用して、食器を洗ったり、洗濯をしたり・・・・

慌ててカバンを持ち、
扉ノブに手をかけた時、
ソファーの上に置かれたモノたちが目に入る。

放るように置かれたモノが溜まっていく。
(所定の場所に片付けたいな・・・)

少しだけヒールのあるサンダルを履き、
転ばないように階段を駆け下り、
バス停へと急ぐ。

私はこの夏、

街中にあるワインショップでアルバイトをしている。

少しでもお金をいただける事は有難いのだが、
それ以上に魅力なのは、英語を使える環境に身を置けること。

イタリアに来たばかりの頃は気持ちに余裕がなく、
外国語で会話をする事が出来なかった。

働いていたワインショップでも、
ワインにまつわるデータを伝えるのが精一杯で、
表情はいつも強張っていた。

あれから23年・・・

今、ワインショップに訪れるお客様と、イタリア語と英語を駆使しながら、会話を楽しんでいる私がいる。

ワインとシエナの街についての経験が土台にあると、
自分でも不思議なくらい、言葉が出てくる。

これからもイタリア語と英語の勉強を続けていきたい。

7月に入ってから、
色々な事への対応が続き、
気が付いたら頭と心が炎症を起こしていたようで、
全く物事を書く事が出来なくなっていた・・・

この夏は、いろいろな体験を通じて、
社会勉強をさせてもらっている。

色々な人と関わりながら、
彼らが抱える問題の解決に取り組んでいる夏。

ワインを勉強したい人が、
ワインの教材だけを読み続けても、
ワインを知る事は出来ない。

実際にワインを飲んでみないとダメで、
良いワインだけではなく、劣化したワインや、作り手の熱意はあるが口中での響きがなく、余韻のないワイン等など・・・
色々なパターンを日ごろから経験するうちに、良いワインを判断する事が出来る。

これは、私の生き方にも言えることかな?と思った。

|

2024年8月 7日 (水)

お茶目なパバロッティ

多国籍の音楽家が集まってのリハーサル風景。

パバロッティのお茶目ぶりを目にして、
「やっぱり、イタリア人だわ~」
と感じる今日この頃です。

|

« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »