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2024年4月 7日 (日)

イタリアで生きるには趣味を持つ事が大事

教会のコンサートに参加した。

ピアニストは、エリーナだけど、
彼女は歌も歌うので、彼女が歌う時は、
私が彼女の伴奏を務める。

聴衆の殆どは高齢のシスター。

歌を聴く様子から
彼女たちの子供のような純真さを垣間見た。

あるシスターは、手と手を合わせ
神様に祈るように聴いている。

あるシスターは、両手で拳を握り、
音楽の抑揚に合わせて、

感情の赴くままに、拳で膝を叩いている。

一緒に口ずさむシスターも沢山いる。

会が終わると、何人ものシスターが笑顔でやってきて、「今日は本当に楽しかった!ありがとう!」と言ってくれた。

その笑顔は、おとぎ話に出てくる優しくて善良なおばあさんのそれだった。

私は今、仕事がとても忙しく、
この日も、ギリギリまで家で仕事をしていた。

「こんな事、引き受けなければ良かった・・・
 もっと、仕事に集中したいのに」

とブツブツ言いながら、曇った気持ちで教会に行った。

しかし、コンサートを終えてみると、
ガラッと私の気持ちが変わっていた。

お金の為の仕事。

コニュニティーの為の音楽。

後者はお金にはならないけど、
損得勘定、利害関係が全くない、
そして、「誰が上手か?」という比較もない、ただ、気持ちよさと感謝の調和が流れる空間。

シエナでは、人と会う時、
仕事の名刺は全く意味を持たない。

でも、「私は〇〇が出来ます」「私は〇〇が好きです」という自分の世界観は、とても意味を持つ。

イタリアがそういう傾向にあるかどうか?
分からないけど、

少なくとも、シエナでは、
プロや肩書、有名大学出身を問わず、
少しの技能やパッションがあれば、
社会に関われる機会が与えられます!

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