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2024年3月 5日 (火)

イタリアに定着しつつある日本

昨日は仕事の都合でトスカーナの港町へ出向き、
仕事先のジャンマルコと会った。

彼は日本が大好きなイタリア人青年で、
〈PERFECT DAYS〉を2度観た後、
これから〈SHOGUN将軍〉を観るのを心から楽しみにしている。

山下達郎が好き
北野武が好き
真田広之が好き・・・

彼の口からは、日本にまつわる色々な『好き』が出てきて、感心してしまう。

仕事を終えシエナに戻ると、
私はマッシモとバールで落ち合った。

テーブルにつくなり、
彼はリュックから新聞を取り出した。

イタリアでメジャーナ新聞『Coriere della Sera』のModaのページには、パリ・ファッションウィークのレポートがあり、日本のデザイナーが大きく扱われていた。

「日本のデザイナーは、紳士服の生地の研究が素晴らしい、と書いてある。Yohjiが帽子をとって挨拶をした瞬間、それがファッションウィークでの最高の瞬間だったらしいよ!」

マッシモは、日本デザイナーの功績を、
まるで自国の名誉のように興奮して語っている。

私は、そんなマッシモを、
不思議な気持ちで眺めていた。

「私が日本人だから、
 私に会うイタリア人は、あえて、
 日本に関するテーマを語ってくれるのかな?」

「それとも、イタリア人の日本への関心は、
 ブームを通り越し、定着してきたのかな?」

新聞に書かれた
La Magia del Giappone(日本のマジック) 

le poesie di Yamamoto(ヤマモトのポエム)
の文字から、
イタリア人の、日本に対する関心がなんとなく、伝わってくるように思えた。

私がイタリアに来たのは1999年。

当時、イタリア人からは
「日本人女性だ。金持ちの国民だ」
と見られていたような気がする。

バスの中で見知らぬ移民から
「俺は日本に行って、稼ぎたいと思ってる」
と話しかけられた事も多々あった。

あれから25年。

今では、イタリアのニュースで、
日本経済の現状が時々取り上げられる。

それにも関わらず、
イタリア人は日本に関心を抱いている。

【経済】というフィルターではなく

【日本、日本人、日本の文化】に憧憬の念を抱いているのだ。

それれは、私たちの先陣たちが繋いでくれたもの。

長い時間をかけて育んだ文化、振る舞いがいかに大切か?
という事を感じる今日この頃です。
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