2024年春 本物のオリーブオイル、値下げに挑みました!
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数日前、私のパートナーMassimoは、
とある建築家の本の出版記念講演に参加した。
講演会で執筆者は、
日本人建築家の安藤忠雄氏の事を絶賛していたとのこと。
Massimoはどうしても安藤忠雄氏の事が知りたくなり、私たちはシエナの図書館を歩き回った。
「閲覧可能・持出禁止」の図書館もあったが、
幸い、貸出可能の図書館があり、目的の本を手にする事が出来た。
日本のアニメが世界に及ぼす影響力は知られているが、実は、日本人建築家も、イタリアでかなり注目されていると思う。
数年前、国際建築雑誌「CASABELLA」が主催したビデオ講演会では、「伊勢神宮」や「茶室」がテーマとして取り上げられ、日本人の思想、季節感と建築の関係なども語られていた。
今月の初め、建築界のノーベル賞とも言えるプリツカー賞を日本人建築家が受賞した事も、イタリア人から教えてもらった。
世界の建築家からみて、
日本の建築家はとても興味深いもの。
にもかかわらず、私ときたら
建築物よりも、そこに入居しているお店や食べ物、機能やサービスにしか触れてなかった事に気付かされる。
空港ひとつとっても、
「どこにコンビニがあるんだろう?」
なんて事が気になったりする。
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私は図書館に、
開館時間の5分前に到着する。
理由は、光が沢山感じられるお気に入りの席を確保したいのと、数少ないバスに乗って街に出ると、この時間に到着することになるから。
私とほぼ同時に、瘦せ型のリュックを持ったイタリア人男性も到着する。
サンドメニコ教会の9時の鐘が鳴ると、
図書館の門は開き、
私は、いつもの席へ目がけ、
そして男性は、自販機に向かって進む。
彼は珈琲を飲み、
それから新聞を読み始める。
私は密かに、彼の事を
『HIRAYAMAさん』と呼んでいる。
映画『PERFECT DAYS』を観た人なら、
分かってくれますか?
お金をかけず、
細やかな心地よさをルーティンで行う人。
私はそのような人達を見かけると
『あっ!HIRAYAMAさんだ』
と心で叫んでしまうのです!
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ワインの写真を撮っていたら、
大家のアルドおじさんがやってきた。
「枝の上に鳩の巣でもあって、
その写真を撮ってるかと思ったよ。
ワインの写真かい? 俺に任せろ!」
そう言って、おじさんはワインを手にしたので、
記念写真風にパシャリ!
87歳になるアルドおじさんは、いつも何かをしている。
畑仕事をしたり、草刈り機で草を刈ったり、
犬の世話をしたり・・・
毎日、何かしらに取り組む事で、
「考え」「試行し」「上手くいかず悩み」、
「何とか解決にこぎつけ安堵し「達成感を感じ」・・・
アルドおじさんの精神のリンパは
いつも活性化しているように思われる。
私の周りには、
80代でも、威勢のよい方が何人もいる。
彼らは毎日、しゃかしゃと動いているので、
自然にお腹が減るし、夜には眠くなるし、
誰かしらと話を交わす事を日課としている。
私は超安定志向型。
ルーティンの生活を好む猫タイプ。
でも、60代に向かっていく今、
精神のエクササイズを取り入れるべく、
色々な事を面倒くさがっていてはダメなんだろうな~、
と感じる今日この頃です。
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この春、ワインリストに登場する商品を少しずつご紹介
『キャンティクラッシコ ブッチャレッリ ’18』
ルネサンスの巨匠ミケランジェロが
1549年に購入した土地で作られるキャンティクラッシコ。
ミケランジェロの時代から葡萄畑が存在し、
赤ワインが販売されていた記録も残されています。
=============
『Bio キャンティクラッシコ ブッチャレッリ ’18』
・生産者:Antico Podere Casanova
(中部イタリア トスカーナ州州)
・葡萄品種:サンジョヴェーゼ
・アルコール度数:14.5%
・価格:3,900円
飲みやすさが求められる今風の傾向に反し、
本来のサンジョヴェーゼの持ち味を生かす為、
熟成に2年以上が費やされて出来上がったキャンティクラッシコ。
凛々しい赤い果実と厚みある柔らかいタンニンは
リゼルバ並みの風格を備えている。
あのミケランジェロが1549年に
甥のレオナルドのために購入した土地で作られるキャンティクラッシコ。
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就寝の時間が近づくと、
グラス1杯のワインと本を持ってベッドに向かう。
現実の世界から夢の世界に移るまで、
ちょっと本の世界へ寄り道。
この時期、私が訪れているのは、
紀元前のトスカーナの先住民、エトルリア人の世界。
この本は、1932年の文献が元となっている為、
当時は未知とされていた事が、
今では、解明されている部分もあったりして面白い。
これまで、イタリアの歴史を勉強しようと試みてきたけれど、ローマ帝国から始まる物語には残虐なシーンが多く、読み進むことが出来なかった。
また私は、とある権力者とその政治的背景よりも、
一般市民の生活様式に興味がある。
どんなものを大切にしてたんだろう?
どんな工夫で食事を楽しんでいたんだろう?
死後の世界に対して、
どんなイメージを抱いていたんだろう?
等など
共感できる節に触れると身近に感じられて嬉しくなったり、全く違う考え方に驚いたり・・・
グラス1杯のワインの酔いが、
今日、現実を生きた私を、さり気なくうまい具合に、
エトルリアの世界に橋渡ししてくれる。
ちなみに、今、飲んでいるワインは、
ラッツィオ州の土着品種「チェザーレ」種の赤ワイン。
古代ローマ時代、
退役軍人によって作られていたワインは皇帝や法王に愛され、高い評価を得ていた記録があるが、時代と共に作り手が減り、目減りの一方へ。
今世紀に入り、チェザネーゼ種の復興の取り組みが行われ、今、こうして、私も楽しむ事が出来るようになった。
皆様も1杯のワインと共に、
ロマンの世界へ立ち寄ってみませんか?
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今日の朝食はモーニング風に仕上げてみた。
恐らく、平成生まれの人にとって
「モーニングって何?」と思われるかもしれない。
モーニングとは、
喫茶店で朝だけ提供していたセットメニューで
Aセット(トースト+茹で卵&珈琲)
Bセット(トースト+ベーコン&スクランブルエッグ+サラダ+珈琲)・・・・のように、
珈琲にパンと卵がセットになったお得なメニュー。
私のイメージでいうと、薄暗い店内に絨毯が敷かれ
ソファーで、サラリーマンたちがクラシック音楽をBGMに、珈琲をすすりながら新聞を読んでいる。
店内に漂う香は、ハイライト。
そんな感じ。
外から内装が見れない故、
大人の隠れ家のような、独特な世界感があった。
そういえば、昔、父に淡路町にあるショパンという喫茶店に、連れて行ってもらったな~
いつもはパンにオリーブオイルを回しかけるけど、
トーストに塗られたバターを噛みしめながら、
ふと、昭和がよぎった今日この頃です・・・
◆今日のカップ
春の調べが感じられる花と蝶のモチーフ、
そして、昭和に思いを馳せ、アジアの感覚と絡めたく
シノワズリを選びました。
【ヘレンド】
・1826年創業
・ハンガリー
・花や蝶が描かれたヴィクトリアシリーズ。
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この春、ワインリストに登場する商品を少しずつご紹介です。
やや、甘系のカベルネ。
ワイン慣れされていない方にもベリーを美味しく感じていただけます。
=============
『カベルネ ソーヴィニョン‘22』
・生産者:ALTURIS
(北イタリア フリウリ ベネツィア ジュリア州)
・葡萄品種:カベルネ ソーヴィニョン
・アルコール度数:13%
・価格:2,650円
悪戯っぽいベリーの誘惑。
しっかりと濃い果実に、ホワイトチョコレートや紅茶のキャンディーのニュアンスが仄かに感じられ、野菜の複雑香も丸みを帯びている。
時間が経過するごとに香りは次々と展開し、
多面的なアプローチに驚かされる。
ファンタジーに溢れたカベルネ。
お勧めです!
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昨日のボランティアでは、
細やかながら達成感を感じる事ができた。
私が所属する慈善団体に衣類を求め、
訪ねてくる人は3タイプあるような気がする。
(1)モノを必要としている人
(2)何かしらの利益の為に利用する人
(3)暇つぶしに来る人
(2)の何かしらの利益の為に利用する人に関して、これは、かなりの頻度で同じ人が同じ衣類を求めてやってくるパターン。
例えば、革製品のジャンパーなど。
(3)の暇つぶしに来る人に関して、
これは、毎日、無料の昼食にやってくる人が、
食堂が開く10分程前に到着してしまうので、
食堂の門が開くまでの時間、ジーパンやシャツなどを求めるパターン。
いつも洋服を求めにくるので、シエナの住民以上に良い服を身に付けたりしている。
この日、私が達成感を感じられたのは、
(1)のモノを必要としている人、の笑顔が沢山見れたから。
年配の男性が18か月の幼児の服を求めに来たり、
歯が少ない男性が、ズボンやシャツを求めに来たり、
アフリカ系の男性が、妻の洋服や子供の洋服を求めに来たりした。
ウクライナから来た男性はキエフの状況を語っていた。
彼らに服を手渡すと、とても喜んでくれて、
「どうもありがとうございます」
と大きく感謝される。
家族の為に、服を求めにくる彼らの、
控え目ながら礼儀ある態度に触れ、
偉いな、と心から感服する。
彼らの表情がほころび、笑顔になると、
私はもっと、笑顔が見たくなる。
「ちょっと、待ってくださいね」
と言って部屋に戻り、もう少し服を探してみたり、
こちらから「ところで、奥さんの靴のサイズは?」と
彼らが求めてこないものまで見繕ってみたり・・・
時々、シエナ人から
「日本にも、こういう施設があるんですか?」
と質問を受ける。
日本にもあるのかな?
ボランティアによるリサイクルの活動?
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電話の呼び出し音が母の声に替わった瞬間、
私は気が抜けた。
「お母さん、何処に行ってたの?」
「ごめんね、きよさん。
歯医者さんに行ってたの。
事前に伝えておくべきだったわね」
「いえいえ、私の心配性が悪いのよ。
大袈裟に捉えちゃって、ごめんね・・・」
今朝、実家に電話をしたら、母が応答しないので、
私の心模様は切れた電球のようにガラッと変わってしまった。
それから、5分おきに電話をし続けた。
せめて、30分~1時間おきに電話をすればいいところを、心配を払拭したくて、電話をし続けてしまった。
仕事中の妹にまで、
「お母さんが、電話に出ないのよ」
とメッセージを入れてしまった。
母が妹に
「心配させちゃって、ごめんね」
とメールをすると、
「お姉ちゃんに、スケジュールを伝えておいてちょうだい!」
と、少し苛立ったご様子。
私はすっかりと忘れてしまっているのだが、
母曰く、以前、警察が家に訪れたとのこと。
突然に現れた警察官に、母は、
「何かあったんですか?」と唖然として尋ねると、
「いや~、娘さんが心配されているものですから」
と答えたらしい。
それ以来、母は、私が心配しないように、
出来るだけ、スケジュールは私に伝えるようにしている。
「きよさん、いつも、17時以降に電話くれるし、
18時の時もあるじゃない?
だから、歯医者さんを16時に入れておいたの。
どうして今日、1時間早く、電話してきたの?」
どうして、いつもより早い時間に電話したんだろう?
勝手に妄想を膨らませ、疲れている私・・・
この性格、どうやったら治るんだろう?
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春分を迎え、メニューも冬から春へと衣替え。
塩を効かせたボンゴレパスタが食べたくなりました。
お手頃価格の冷凍ボンゴレを使ったけれど、
追いオリーブでパスタに艶を与えて
ボナペティート!
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この春、ワインリストに登場する商品を少しずつご紹介です
テイスティング中
「こ~れは美味しい!」
と連発してしまったワインです!
『ロゼワイン シクリ ‘21』
・生産者:MONTE CICOGNA (北イタリア ロンバルディア州)
・葡萄品種:トレッビアーノ ディ ルガーナ
・アルコール度数:13.5%
・価格:3,050円
グラスに注がれた瞬間に始まる幸福な旅路。
白桃、甘美なリンゴの丸みある果実に、
白い花や金木犀など、優美な花々の調べも感じられ、
フローラルで女性的な旋律は、
まるで庭園を散歩しているかのよう。
口に含むと、
香りが紡いだ期待以上のリボリューションが広がり、
口元は微笑みに包まれる。
甘みと酸のバランスも実に見事。
可愛らしさと華やかさの調和が味わえる
ベビーピンクの魅力的なロゼワイン。
お勧めです!
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この春、ワインリストに登場する商品を少しずつ、ご紹介です
『キャンティクラッシコ ソラッツィオーネ ‘17』
・生産者:SOLATIONE (中部イタリア トスカーナ州)
・葡萄品種:サンジョヴェーゼ85%、
他(コロリーノ、カナイオーロ、メルロー)15%
・アルコール度数:14.5%
・オーガニック
・価格:3,300円
キャンティクラッシコ協会主催の試飲会で、
沢山のキャンティクラッシコを試飲した結果、
皆様に是非紹介したい、と気持ちが駆られたのが、
こちらのワイン。
なんといっても、酸味の響きが美しい!
ルビー色をしたグラスから、
柔らかく甘みを帯びた果実が活き活きと昇ってくる。
口に含むと、木苺やチェリーのグラデーションはジューシーで、
他のキャンティクラッシコにはない、美のオーラを纏っている。
このワイナリーでは、ワイナリーに訪れるワイン愛好家を大切にもてなしていて、畑の事、醸造の事、ワイン造りにまつわるエピソード等など、丁寧に気持ちを込めて語ってくれる。
故に、ワインの美味しさと、ワイナリーの優しさの虜になったファンは世界に多く存在し、インポータを通す事なく、ワイン愛好家に向けた発送に勤しんでいます。
家族経営の小さなワイナリーが手掛けるキャンティクラッシコ。
2年もの熟成期間を経て作られた生産本数は10,000本。
お勧めです!
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3月19日は、イタリアで父の日。
そして、聖人ジュゼッペ(イエスキリストの父)の日。
イタリア各地でフェスタや行事がみられ、
この日にちなんだお菓子がある。
シエナでは、シンプルな丸い揚げドーナツのような
フリテッレを食べるが、
有名なのは、ナポリのゼッポレ。
揚げたシュー生地の上に
カスタードクリームが乗っていて、その上に
アマレーナ(シロップ漬けのチェリー)が乗っている、カロリー的にも贅沢な揚げ菓子だ。
私はトスカーナ州のシエナに住んでいるけど、
家の近くに、ナポリ人が経営するお菓子屋さんがあり、その店のショーウインドウにはいつも、南イタリアのお菓子が並んでいる。
今日は気分を変えて、
ナポリ風のお菓子を楽しむ事にした。
2.5ユーロで買えるナポリの時間。
平日の夕方だというのに、
絶えず、お菓子を買いに来る人が現れ、
ある男性は、箱一杯のゼッポレをお持ち帰りしていた。
イタリアでは、フェスタにお菓子は欠かせません!



シエナではシンプルな丸い揚げドーナツのようなフリテッレ
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皆様、いつも大変お世話になっております。
今年も春のプロモーションのお知らせをさせていただきます。
★オリーブオイルの価格を値下げいたします!
日本のニュースでは
ヨーロッパの干ばつによる2年連続の記録的な不作、
海上輸送費やエネルギーコストの上昇等の影響で
この春から流通されるオリーブオイルの価格がアップ
・業務用のオリーブオイル:最大80%値上げ
・家庭用のオリーブオイル:最大66%の値上げ
と報道されています。
そのような状況の中、若干ではありますが
2023年の秋搾りのエキストラヴァージンオリーブオイルの価格を値下げしてご提供させていただきます。
訳あり商品や質の劣化、という背景は全くございません。
正真正銘、良質のオリーブオイルです。
★送料は、昨年の秋と同額にて、実施いたします。
クロネコヤマトの送料が、
今年の4月1日から値上げされますが、
この春、当店から皆様にお送りする送料は、
昨年の秋と同額で行います。
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今週末までには、
皆様にお知らせをさせていただきます。
発送は4月11日
到着は4月末を予定しております。
今年も美味しいワインを選ばせていただきました。
ブログ、FB上で、少しずつご紹介させていただきますので、
ご覧いただけましたら嬉しいです♪
イタリア育ちのワインやオリーブオイルが、
皆様の食卓で、穏やかで明るい時間を醸し出してくれますように!
今年もどうぞ、宜しくお願いいたします!
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メイン通りから少し離れた通りの外テーブルで、
今日もおじさんたちは盛り上がっている。
ワインが入っているせいか、皆、楽しそう!
「高齢社会となった今、日本の男性も
昼間から友達と楽しめたらいいのにな~」
と思ってみたけど、難しいと感じてる。
これは私の感想だけど、
ここに集うリタイヤをした男性達はかつて、
シエナの街中、もしくは郊外で働いていた人で
昼時は家に戻り、仕事を終えたら、30分程で家に戻る。それから、近所の人と食事をしたり、街を散歩したり・・・
「家には寝に戻るだけ」
という感じではなかったような気がする。
ここに集うのは昔ながらの知人・友達で、
これまでの時間が積み重ねてきた、
小さな習慣の延長にあるような気がする。
1時間以上の通勤時間を費やしたサラリーマンが定年退職を迎えた時、自分の住む土地と、どうやって関わっていくんだろう?
高齢者の割合が増えていく。
決して少なくはない、彼らの視点から
「豊かな社会」を考えた時、
地域のサービスや鋪装された道路、バリアフリーなどのシステムに加えて、コミュニケーションを加えるとしたら・・・
長い老後の日常で、笑いのある生活を送る為、
今から、私は何を始めるべきなんだろう?
と感じた今日この頃です。

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何も考えず、スペルト小麦を1合分 炊飯器に入れて
スイッチON。
それから冷蔵庫を開け、
数日前からそこに居座っている食材、
セロリ、赤玉ねぎ、イタリアンパセリを取り出し、
そこに生姜、そしてツナ缶を加える事にした。
小麦が炊けたら、全てをボールに入れ、
塩コショウで味を調えたら完成!
私はたいてい、
メニューを考えてから買い物をするのではなく、
あるもので、適当に作る事が多い。
それでも意外と美味しものが出来てしまう。
モチモチとしたスペルト小麦の食感に、
玉ねぎとセロリのシャキシャキ感が気持ちよい。
生姜の爽やかでパンチの効いた風味が
玉ねぎとツナの風味を上回っていて、
オリーブオイルのグリーンな風味も控え目に感じたけど、お皿全体にに艶を与える影役者としての役割をしっかりと果たしてくれた。
シンプル&野菜が美味しい季節になりました!
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今朝、メールをチェックしていた時、
思わず「んっ!」となった。
広告メールに交じって、
バス会社からのメールがあったのだ。
一週間前、私はバスが来なかった事に対して、
抗議の意味を込め、しかし、
出来るだけフォーマルな表現を使ってメールを送信した、
その返信が届いたのだ。
返信を期待していなかった故、
興奮しながらクリックすると、
お詫びと共に、運行されなかった理由が記載されていた。
とっても嬉しかった!
原因となる火種があった時、
「人間だからしょうがないだろ!」と返されたり、
話を聞いてもらえず、無視されたりすると、
怒りは膨らんでしまう。
でも「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
と言われると、怒りの炎はシュ~ッっと消えてしまうのだ。
バスが来なかった事情を知り、
バス会社を応援したくなってきた!
イタリアの交通機関からお詫びを受け、
くすぐったい気持ちの今日この頃です!
==================
Kiyomiさん、こんにちは、
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
3月4日、午後6時54分発の0S5系統の運行に使用した車両が故障したため、
運行を変更することができませんでした。
3月5日と6日の午前8時3分のS32便は、
運行に適したバスがなかったため、運行されませんでした。
現在、大幅な投資により車両を更新中であり、
利用可能な車両数を増やし、
古い車両や性能の低い車両を交換していることをお知らせいたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
それではまた
Servizio Clienti
at-bus.it
===============
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肌寒い雨の、冴えない日曜の朝。
気分を変えたくて、
いつもとは違ったバールで朝食をとる事にした。
向かったのは、隣街のモンテリジョーニ。
朝のピークをとうに過ぎ、
かろうじて残されているパンを眺めていたら、
バールのおじさんが、
「クリームが食べたいんだろ!?」とまるで、お爺ちゃんが孫に話かけるようなトーンで言ってきたので、思わず「それにする!」と答えた。
そして、マッシモに向かって、
「ボンボローネ(クリーム入の揚げパン)にするか?」
と言ってきたので、
彼は慌てて
「いや~、それは重すぎる!僕もクリームにします」
と答え、私たちはテーブルについた。
田舎風の店内に飾られている小物もなんだかユニークで、
ワインの名前をボトルに表現した無茶ぶりが面白い。
天気は雨のままだけど、気分はすっかり晴れました!

●SASSICIA
”石の多い土地“の由来から、ボトルに石が!
●CHIANTI CLASSICO
ワイン協会のマークに使用されている雄鶏がボトルに!
●VERNACCIA DI S.GIMIGNANO
生産地が塔の街として知られているので、ボトル口に塔が! 
●VINO NOVELLO
収穫年の新酒ワインなので、ボトル口におしゃぶりが!



●CHIANTI COLLI SENESI
シエナの丘を意味して、ボトル口に糸杉が!
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世界中に沢山の漫画家がいる中、
全国紙にこれほど大きく報道される人がいるだろうか?
漫画家 鳥山明氏の訃報は、
イタリアでも取り上げられた。
当時、ドラゴンボールに熱狂していた子供たちは、
今では、30~40代。
これからイタリアを担っていく彼らは、
鳥山明氏の漫画を通じて、日本にある種の敬服の念を持っている。
これは、凄い事だと思う。
ドラゴンボールをテーマとしたユーチューブのコメント欄を見て、
日本とイタリアの架け橋をしてくれた彼の功績を感じています。
●今日はみんなにとって悲しい日だ。
●さようなら、明先生。素晴らしい子供時代をありがとう。
●私はドラゴンボールと共に育ちました。
スーパーサイヤになることを夢見て、強くなることを夢見て、
空を飛ぶことを夢見て、楽しむことを夢見て......
そして、もっと大人になって、昼休みに全部見直して、
あのアニメの意味を本当に理解した。
アキラが刷り込んだメッセージに。
最初のドラゴンボールの明るく穏やかな設定を見ること。
前景の友情、冒険、地球の美しさとシンプルさ。
そしてZへ。
夢を追い求めること、純粋であること、親切であること、友情の大切さ、家族の大切さ。
その芸術の一部が、今の自分を形作っているような気がする。
彼に会う幸運はなかったかもしれないが、
彼がイラストの合間にあちこちに残していったメッセージや、
彼を彼たらしめたもののかけらを、私はいつも持ち歩くだろう。
●アキラさん、あなたの傑作を鑑賞させてくれてありがとう。
ドラゴンボールを見ると子供に戻れるよ...❤。
●さようなら、マスター。
世界中の何億人もの子供たち、若者たち、
大人たちに寄り添ってくれてありがとう。
あなたの特徴で私たちを成長させてくれて、
あなたの信じられないような無二の世界で
私たちに夢を見させてくれて、
あの忘れられない戦いで私たちに悲鳴を上げさせてくれて、
悟空の中に友人やアイドルを、ベジータの中に仲間を、
そしてあなたのキャラクターたちの中に
家族を見つけさせてくれて、ありがとう。
私たちを男にしてくれて、
かめはめ波を投げられると信じさせてくれて、
スーパーサイヤ人に変身できると信じさせてくれて、
多くの代表的なコミック作品にインスピレーションを与えてくれて、
鳥山氏に感謝します。
私たちを教えてくれて、作品を通して友人を作ってくれて、
辛い時に私たちを元気づけてくれて、
あの素晴らしいビデオゲームで私たちを楽しませてくれてありがとう。
あなたが私たちに与えてくれたもの、
あなたが私たちに与えてくれるもの、
そしてあなたが私たちに与えてくれるであろうもの、
これは感謝と賞賛の巨大な元気玉圏に入る一つの統一された世界の声です。
さようなら、マエストロ。
●鳥山さんを知らないけれど、大切な人が亡くなったような、
悟空のイタリア人声優の死を思い出させるような。
僕は2001年生まれで、僕もドラゴンボールと一緒に育ったんだ。
小さい頃、パスティーナを食べながら
最初のドラゴンボールを見ていた記憶のほんの一部分さえ覚えているよ。
エピソードを見るのが待ち遠しかったけど、
見逃すと追いつけず、悲しい思いをしたいい時代だった。
ドラゴンボールは不滅、これからも続く
●ドラゴンボールは不滅だ、これからも続く。
ドラゴンボールは傑作アニメだから、
たとえ個人的に彼を知らなくても、私たちは皆、
彼のキャラクターたちが私たちに伝えてくれた教訓、
勇気、献身、愛する人を守るための戦い、虐待への反抗、
世界平和を感じながら育った。
ドラゴンボールには実に多くの側面があり、
それはすべて彼(と彼の協力者たち)の頭の中にあった。
彼があの世でキャラクターたちとともに、
カイオウ王星への蛇の道を歩いている姿を想像するのは素敵なことだろう。
偉大なる師よ、安らかに眠れ。
etc...
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今日はボランティアの日だった。
メンバーは年輩の女性たちで、
皆、私以上に明るく元気な人ばかりだ。
ふとした流れから、
カテリーナがバルゼレッタを語り始めた。
バルゼレッタとは、笑える小話の事で、
最後のオチで皆がドッと一斉に笑う。
私は、これが始まると、密かに構えてしまう。
途中までは話についていけるけど、
オチが分からなくて、いつも笑えないのだ。
「今度こそは~」と意気込み、
カテリーナの話に注意深く耳を傾け、
流れについていった。
(もうそろそろ、オチがくるぞ)
と一気に集中を高めるものの、
そこに辿り着いた時、
皆はドッと笑い声をあげたが、
今回も私は「???」だった。
カテリーナに「ねえ、分かった?」と聞かれ、
「No,No ho capito.分からなかった」と返すと、
彼女はもう一度、話を区切りながら説明してくれた。
落語同様、バルゼレッタには抑揚や言葉遊び、
暗黙のニュアンスなどが含まれるから、
こうして丁寧に説明されると、話は面白いが、
少し冷めた味になって、爆笑まで届かない。
大抵の場合、バルゼレッタは1話で終わらず、
2~3話が続く事になる。
カテリーナがまた別のバルゼレッタを語り始めた。
最後のオチで皆がドッと笑うと、
また私に向かって「分かった?」
と聞くもんだから「分からない」と答えた。
カテリーナは笑いながら
「バルゼレッタを繰り返し解説するほど辛い事はないわ!」
と言って、私に解説しはじめ、私たちは笑い合った。
結局、今日はバルゼレッタを4つ聞いた。
夜、マッシモにそのうちの2つを語ってみた。
一つは分かってくれたけど、
もう一つを語り終えた後
「えっ? 何言ってるの? どういう意味?」
と聞き返されてしまい、
私は、小話の状況説明を長々とした。
たかがバルゼレッタ
されどバルゼレッタ
いつか、笑えるようになりたいな~
そして、願わくば、
私も、バルゼレッタを語れるようになりたいな~
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シエナの隣街、Poggibonsiにある
考古学公園を訪れた。
9世紀に存在していたとされる住居の復元を見て
思わず「えっ?」と、拍子抜けしてしまった。
これまで触れてきた中世の街並み、
石やレンガ造りのVillaや教会、お城、
そこに使用されている石や大理石の種類、
窓枠の様式など、日本にはない建築の風貌からイタリアの歴史を感じていたけど、藁ぶき屋根、穀物を貯蔵する為の高床倉庫等を目にすると
1万キロ離れているはずのイタリアが、
まるでお隣りの国のように感じられる。
「なんだか、日本に似てる・・・」と呟くと、
「そうなんだよ。僕もそう感じてるんだ」
とマッシモも呟いた。
イラストで描かれた屋内での生活の様子。
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農民の食卓に生まれ、
今日までイタリア人に愛され続ける郷土料理。
Cucina povera(クチ-ナ・ポーベラ)とも呼ばれ、
直訳すると「貧しい料理」となるが、
貧しいだなんて、とんでもない!
余った食材や畑で採れた野菜を使用して、
いかに美味しく 家族のお腹を満たしてあげようか?
そんなマンマの知恵と手間、
そして愛情が込められている。
トスカーナを代表するクチ-ナ・ポーベラの代表メニュー「リボリータ」
人参、玉ねぎ、セロリ、ジャガイモ、黒キャベツ、トマト、そして豆がふんだんに使用され、カチカチになったパンも一緒に煮込まれる。
イタリア人は、よく、お皿にオリーブオイルをまわしかけるが、勿論、リボリータにおいてもオリーブオイルはマスト。
煮込んで柔らかくなった野菜や豆は、
優しい味わいに落ち着いて、甘みを帯びている。
そこに、苦みと辛みを持つオリーブオイルをまわしかけることで、料理全体の味が浮き立ち、オイルの艶が美味しさを深めてくれる。
リボリータは秋冬のレシピだけど、
私は季節構わず、
リボリータもどきの豆料理を良く食べる。
50を過ぎた頃から女性ホルモンが減少しているので、豆に含まれるイソフラボンにそのお役割をお願いできるし、何よりも野菜&オリーブオイルで、栄養のバランスがとても良い!
Cucina povera(クチ-ナ・ポーベラ)で、私をいたわる!
健康食生活は、美味しいからこそ続けられます!
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少し後ろめたさを感じるくらいに遅く起きた土曜の朝。
そのまま慌てる事なく、今を大切に味わいたくて、
朝カフェを楽しむ事にした。
曇り空から陽の光が感じられる柔らかな色調に合わせ、なんとなく、KPMベルリンのカップを選んでみた。
KPMベルリンとは、
1763年創立のドイツの陶磁器メーカー。
プロイセン王国フリードリヒ2世によって創立された歴史を持ち、マークには、ブランデンブルク選帝侯の紋章に由来するコバルトブルーの王笏が使用されている。
王笏の隣には絵付けマークがあり、
その色とデザインからも、陶器の年代が推測される。
この陶器の絵付けマークは緑色。
緑が使用されるのは、花のデザイン以外の、
金やプラチナで縁取りしてあるデザインに押されるとのこと。
また、このマークのデザインからして、
この陶器は1913年ものである事が分かる。
どことなく、歪んだ円形に感じられるカップの口、
柳のようなエンボス、金縁されたオフホワイトに大胆に注がれる濃厚なカフェ・・・
急ぐことのない朝、
カフェを通じて今を楽しんだら、
このペースで、次は何をしようかな?・・・



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昨日は仕事の都合でトスカーナの港町へ出向き、
仕事先のジャンマルコと会った。
彼は日本が大好きなイタリア人青年で、
〈PERFECT DAYS〉を2度観た後、
これから〈SHOGUN将軍〉を観るのを心から楽しみにしている。
山下達郎が好き
北野武が好き
真田広之が好き・・・
彼の口からは、日本にまつわる色々な『好き』が出てきて、感心してしまう。
仕事を終えシエナに戻ると、
私はマッシモとバールで落ち合った。
テーブルにつくなり、
彼はリュックから新聞を取り出した。
イタリアでメジャーナ新聞『Coriere della Sera』のModaのページには、パリ・ファッションウィークのレポートがあり、日本のデザイナーが大きく扱われていた。
「日本のデザイナーは、紳士服の生地の研究が素晴らしい、と書いてある。Yohjiが帽子をとって挨拶をした瞬間、それがファッションウィークでの最高の瞬間だったらしいよ!」
マッシモは、日本デザイナーの功績を、
まるで自国の名誉のように興奮して語っている。
私は、そんなマッシモを、
不思議な気持ちで眺めていた。
「私が日本人だから、
私に会うイタリア人は、あえて、
日本に関するテーマを語ってくれるのかな?」
「それとも、イタリア人の日本への関心は、
ブームを通り越し、定着してきたのかな?」
新聞に書かれた
La Magia del Giappone(日本のマジック)
le poesie di Yamamoto(ヤマモトのポエム)
の文字から、イタリア人の、日本に対する関心がなんとなく、伝わってくるように思えた。
私がイタリアに来たのは1999年。
当時、イタリア人からは
「日本人女性だ。金持ちの国民だ」
と見られていたような気がする。
バスの中で見知らぬ移民から
「俺は日本に行って、稼ぎたいと思ってる」
と話しかけられた事も多々あった。
あれから25年。
今では、イタリアのニュースで、
日本経済の現状が時々取り上げられる。
それにも関わらず、
イタリア人は日本に関心を抱いている。
【経済】というフィルターではなく
【日本、日本人、日本の文化】に憧憬の念を抱いているのだ。
それれは、私たちの先陣たちが繋いでくれたもの。
長い時間をかけて育んだ文化、振る舞いがいかに大切か?
という事を感じる今日この頃です。


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イタリアで最も権威ある歌謡祭
「Sanremo音楽祭2024」が2月6-10日に行われました。
コンピュータ化が定着し、
テレビ離れの傾向があるにも関わらず、
イタリア国民から高い支持を得続けている理由、
それは、このステージで、音楽だけではなく、
時事のメッセージを含めた発信があり、
問題提起や共感といった話題に溢れているからです。
今回、皆様に紹介したいのは、
2月7日に登場した音楽家のジョヴァンニ・アレヴィ。
多発性骨髄腫の為、治療に励んでいた彼が、
2年ぶりに、公に姿を現し、
皆の琴線に触れる演奏を披露してくれました。
そのシーンのビデオを添付します。
映像で語られている司会者アマデウスと、
アレヴィの翻訳をしてみました。
♪♪♪
〈司会者:アマデウス〉
サンレモは価値ある大切なステージです。
まさに感情を解き放つステージ。
多くの人にとって、サンレモのステージは到達点であり、
同時に、多くの人にとっては新たな出発点でもありました。
今夜、このステージは新たな再出発点となります。
私たちは、人生が予測不可能であることをよく知っています。
喜びも予測不可能であり、
残念ながら苦しみも予測不可能です。
光と闇のバランスを常に探り続けています。
今夜、私たちは光の側に居たいと思います。
彼は才能ある作曲家であり、
国際的に有名なイタリアのピアニスト。
同時に作家であり、哲学者であり、
驚かせる技を知る人物でもあります。
ニューヨークから北京、東京、ロンドン、パリ、マドリッド、そしてもちろん母国イタリアまで、世界中の重要な劇場でその才能を披露し、何百万人ものファンを魅了してきました。
これは光の部分です。
そして、闇。
突然の大病により、
彼は舞台から離れざるを得なくなりました。
治療のために音楽活動を中断せざるを得ませんでした。
長い期間です。
まだ、向き合うべき坂はあります。
しかし、彼は聴衆の前で演奏するため、
サンレモに戻りました。
マエストロ、ジョヴァンニ・アレヴィを迎えるこの瞬間の喜びは計り知れません!
♪♪♪
〈ジョヴァンニ・アレヴィ〉
突然、私にとって全てが崩壊しました。
私はもう2年近くも人前でピアノを弾いていません。
ウィーンでの最後のコンサートでは、背中の痛みがひどく、
最後の拍手の間、椅子から立ち上がることができませんでした。
その時、私はまだ自分が病気であることを知りませんでした。
後に、非常に難しい診断が下されました。
私は1年間、まるで39度の熱に魘されてた気分で天井を眺めていました。
多くのものを失いました。
仕事も、髪も、そして確信も。
でも、希望は失いませんでした。
想像する意欲。
まるで痛みが、私に予期せぬ贈り物を与えてくれたかのようでした。
例を挙げてみましょう。
病気が起こる前、満席の劇場でコンサートをしていた時、
空席があることに気づきました。
「空席があるなんて!?」
寂しかったです。
でも、駆け出しの頃の長い期間、
15~20人の聴衆の前でコンサートをして、とても幸せでした。
今、病床の後、何を演奏すればいいのでしょう?
15人の前で(笑)。
数字は関係ないのです。
これは逆説的であるように思えますが・・・
なぜなら、私たち一人ひとり、皆さんそれぞれが、
それぞれのやり方で唯一無二だからです。
他の贈り物。
それは創造物の美しさへの感謝。
病室から眺めた夜明けの赤と夕焼けの赤は違うんです。
雲があるとさらに美しいです。
もう一つの贈り物。
それは、医師、看護師、病院スタッフ全員の才能に対する感謝の気持ちです。
科学研究に対する評価。
それがなければ、私はここで皆さんにお話しすることはできなかったでしょう。
家族からのサポートに感謝。
強さ、愛情に感謝します。
それは、他の患者さんから頂いたものだったりするんです。
戦士たち。そう呼びたい。
私も、他の患者も、そして彼らの家族も。
病気に戦う小さな戦士たちの両親に約束したように、
今、私はこのステージに、皆を連れてきました。
真の人生の素晴らしい模範です。
最後の贈り物を語る前に、彼らに拍手を送りましょう。
まだ贈り物はあります。
いったい、いくつ、あるのでしょうね(笑)!
すべてが崩壊し、本質的なものだけが残されるとき、
外部から受ける評価はもはや重要ではありません。
私は私であり、私たちは私たちです。
哲学者のイマヌエル・カントが著書「純粋理性批判」の最後で示しているように。
星空は完璧な軌道を描いて回り続けます。
絶え間ない変化の中に身を置いていても、
私の中には何かが残ると感じます。
世の中のものは常に変化し続け、同じ状態にとどまらない。
私は私なんです。
この考えの真相に迫りたい。
そうだとしたら、外からどんなジャッジが下ろうとも、
私は新しいジョンを受け入れたい!
では、行きましょうか?!
♪♪〈司会者:アマデウス〉
あなたも今、私たちに贈り物をしてくれていますね。
♪♪〈ジョヴァンニ・アレヴィ〉
どうやら15人以上いるようですね。
でも、ご注意を!
私には学術記号でいう L10 と L1が発生しています。
指が震え、うずくような感じの神経障害があるんです。
その私がピアノを弾かなければならないのですよ(笑)
ウィーンでの最後のコンサートで体験した通り、
もう体に頼る事はできませんので、
全身全霊で弾きます!
♪♪〈司会者:アマデウス〉
これが音楽の力です。
これが、人生の強さです。
私にとって、サンレモで美しい1ページです!
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今日の夜からこのワインと付き合う事にした。
キャンティクラッシコの作り手「BUCCIARELLI」農園が手掛ける2022年ヴィンテージのロゼ。
「BUCCIARELLI」農園は、ルネッサンスの巨匠
ミケランジェロが購入した畑を受け継いだ小さな作り手で、流行りに翻弄される事なく、彼らのスタイルでキャンティクラッシコを手掛けている。
キャンティクラッシコの作り手の中には、
葡萄の収穫後、ステンレスタンクだけで仕上げ
早々と市場で販売し始めるところもあるが、
BUCCIARELLI農園は、2年間以上の樽の熟成を経てから、販売し始める。
とても拘りのある、ブルネロ級の
キャンティクラッシコなのだが、
その手間と時間はしっかりと価格に反映され、
更に、2016年ヴィンテージに比べると、
今回購入した2018年ヴィンテージは、
5ユーロもアップしている。
元ミケランジェロが所有していた畑のワインを
芸術に興味がある方に少しでも安く提供できないだろうか? と考え、ロゼや白を試している、という次第です。
さて、肝心のテイスティング。
冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えた状態で香りを伺うのはせっかちだった。
ワインが語り始めたのは、
グラスに注いで15分くらい。
この時期の室温からいって、10度かな?
アセロラを薄めたような赤のニュアンスと酸がフレッシュで、喉を通過すると、口中に仄かな苦みが居座っている。
ん~、苦みか~?
この時、ワインとの相性を全く考えずに、
「辛いパスタが食べい!」
という衝撃にかられて、ハバネロを使用したアラビアータを作った。
辛いトマトソースのパスタを頬張った後、
このワインを飲んだら、お~!
口中で小爆発が起こり、凄い事なった。
相性が良くない事が分かったので、
料理から引き離し、
食後にワインだけで嗜む事にした。
明日は外食をするので、もしかしたらワインには冷蔵庫で眠っていてもらうかもしれない。
明日以降、ワインはどう変わっていくんだろう?
もし、料理を合わせるとしたら、
サーモンのグリルの脂身、タコの煮物なんかに、
この酸味と苦みが絡んで合いそうだな~

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日常生活に少し色を添えてもらいたく、
私はワインにそのお勤めを委ねている。
昨日までの三日間、お勤めをしてくれたのは、
2019年ヴィンテージの白ワイン
「SCIAMARETI(シャマレーティ)」
南トスカーナのGrosseto県出身で、
シエナから83km離れた畑からやってきた。
抜栓した初日は、
どことなく様子を伺っているといった感じで、
グラスに大人しめに佇んでいたものの、
マルバジア種の丸み、
そしてプロカニコ種の持つドライ感は、
ボンゴレパスタと意気投合してくれた。
食事後、ワインを飲み続けながら、
私とマッシモは音楽の話題で愉しんだ。
陰ながらに、ワインは良い仕事をしてくれた。
二日目。
SCIAMARETIと一人で向き合ってみると・・・
慣れてきたせいか?
昨日と同じワインと思えぬほどの果実や存在感の主張があり、そんなワインの語りに惹きこまれながら、ワインとの付き合いを楽しんだ。
そして、三日目。
ボトルに残されたワイン全てをグラスに注ぐと
話題に尽きてしまったようで、
ワインの様子は昨日のそれとは違っていた。
ワインとしての役割は果たしているものの、
語りは、どこか世間話のような、
差し障りのない内容だった。
三日間、ありがとう!
今晩から、私の御供をしてくれるワインの候補は2つ。
キャンティクラッシコ地区の白か?ロゼ。
冷蔵庫に待機してもらってます。
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