バールで気分転換
〈どうしても飲みたくなった〉
という訳ではないのに、
街に出ると、必ず足が向いてしまうバール。
気分転換をしたい、という理由の他に、
そのバールの空間に自分を同化させてみたい、
という意識が薄っすらとある。
例えば、情に触れたくなった時は、
素朴な夫婦が営む小さなバールに入り、
常連客の会話に耳を傾けて面白がってみたり
ちょっとした非日常を味わいたくなった時は
シエナの裕福層が通うバールに入って、
背伸びした感覚を楽しんでみたり・・・
今日のバールのはこちら。
「ボンジョールノ」というバリスタの声、
そしてカチャカチャと鳴り響くカップの音が心地よい。
この店では、価格は他の店と同じにも関わらず、
ヴィンージのカップで提供してくれるところが嬉しくて、
ついつい、ソーサーを裏返して、
ブランドを確かめてしまう。
リチャードジノリに乗せられた
Sfogliatella alla crema.
アンティークを感じさせてくれる尖ったカップの取っ手。
今日も特別感を味わいました!
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