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2023年9月 9日 (土)

【シエナのフレスコ画《善政と悪政の寓意と効果》その5】

シエナ市庁舎内の「平和の間」に、壁3面にわたって描かたフレスコ画の紹介シリーズ。

良い政治が支配する平和な風景、
そして悪い政治に支配された荒涼とした風景が描かれています。

そろそろ、後者の《悪しき政府》に触れてみたく思ったのですが、なんとなく、暴君や残忍なストーリーを紹介する気にはなれず・・・

もう少し、
良き政府のディテールを紹介させてください!

今日は、ソファーにもたれかかった白い女性、
PAX(pace=平和)のご紹介です。

平和のシンボルである彼女は、左手に、
平和のシンボルであるオリーブの枝を持ち、
オリーブの冠をつけています。

この冠に関して、
月桂樹と説明されている文献も目にします。

月桂樹は勝利の象徴。

右肘をついているクッションの下には武具があり、
彼女の足元にも武具が敷かれいて、

〈平和は戦争に打ち勝った〉

という意味なのでしょうか?

月桂樹だとしたら、もう少し葉が密に
重なりあっているような気がするので、
私は、オリーブだと感じてます。

ソファーによりかかるポーズより、争いごとに悩むことのない、リラックスした心境を感じます。

白い服はシンプルながらも美しく、
光が当たっているようで、明るい感じがしますね。

今日の解説はここまで。

1338年~1339年にかけて描かれた
アンブロージョ・ロレンツェッティによるフレスコ画。

きっと、彼も眺めたであろう
シエナのオリーブの丘の写真もアップします。

只今、10月の収穫に向けて、
実が育っています。

美しい丘で育ったオリーブから絞られるオリーブオイルを通じて平和を心身に取り入れたく思います!

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