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2023年8月15日 (火)

8月16日のパリオ祭が近づき、シエナの街が高揚してきた!

シエナは小さな街だが、
17の地区(コントラーダ)に分けられている。

コントラーダとセネーゼには独特な絆があり、
幼児たちはコントラーダで洗礼を受け、
16歳を迎えるとコントラーダで成人式が行われ、
物心つく前からコントラーダとの関係が築かれていく。

コントラーダでは年に何度も食事会やイベントが行われ、
子供は机や椅子を並べたり、料理を運んだりと
何かしらの役目を担う。

パリオ祭に向け、
コントラーダが一丸となって雄叫びをあげ、
歓喜し、時に落胆の涙を共にしながら過ごしていくうちに、
各自に「自分はこのコントラーダの一員だ」という自覚が深まり、コントラーダの結束は固くなっていく。

パリオ祭は、そんなコントラーダの地区対抗競馬で、
コントラーダの士気が託された馬がカンポ広場を走行する。

お祭りでありながら、露店が並ぶこともなければ、
観光客誘致の為のサービスが商品化される事もない。

パリオ祭は娯楽的なイベントではなく、
「パリオ祭とは何なのか?」と尋ねられると、

「コントラーダに属するシエナ人の為の・・・」

いまいち、上手く説明をすることが出来ない。

シエナに暮らして20年以上になりますが、
パリオが近づく度、シエナ人のむき出しとなったアイデンティティに圧倒されてしまう今日この頃です。

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