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2022年6月

2022年6月30日 (木)

ワインを飲みながらお勉強!

今週末、キンキンに冷えた白ワインを飲みながら、
バッハに触れてみませんか?

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2022年6月29日 (水)

ただいま~、シエナ!

長旅を経て家に戻ると、
元気な向日葵たちが
「お帰りなさ~い♪」と迎えてくれた!

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日本からイタリアへ。チューリッヒの乗継ぎ空港で一晩過ごしました

日伊を往復される方の参考になれば、と思い、
体験動画をアップします。

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日本、ありがとう!

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2022年6月27日 (月)

故郷

3年前までは飛行機の存在を、
まるで、バスや電車と同じように捉えていた。

今日は、成田に向かう景色を眺めながら、
「次も無事に戻ってこれますように」と
小さく祈った。

帰ってこれない経験をすると、
日本が遠い故郷に感じられて、
「故郷」の曲を口ずさんだりすると、

思わず涙が出てくる・・・・

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滓が取り除かれました・・・

収穫したブドウはステンレスタンクに入れられると
発酵が始まる。

数日後、葡萄の皮と種が取り除かれ、
葡萄ジュースは木の樽に移される。

数か月後、樽の下に溜まった滓は取り除かれ、
クリーンになった葡萄液は、
また眠るように熟成を始める。

こうして、何度か滓が取り除かれ、
樽中で静かに呼吸を続けながら、
葡萄液は高級ワインに仕上がっていく。

もし、滓と一緒に葡萄液が放置されてしまうと、
雑味ある残念なワインになってしまう。

この3週間の日本滞在で、
私もこれまで溜まった滓を取り除き、クリーンな視界で日常を感じられるようになったと思う。

高齢者を相手に優しく対応する若い店員さんたち、

高齢者の自立を支えようと親身になって考え、
働きかけてくれる方々、

炎天下の中、
直射日光の下で働く工事現場の方々・・・

疲れを見せる事なく、絶えず笑顔で接してくれて、
相手の話に耳を傾けようとしてくれる。

行きつけの庄屋でバイトをする女子高校生に、
「アルバイトのお金は、何に使うの?」
と尋ねてみたら、
「学費です!」と明るい声で返事が跳ね返ってきた。

彼女はお客様への対応もよく、厨房の大将とも明るくコミュニケーションをとっていた。

日本の日常って、
こういう人たちに支えられているんだな・・・

彼らの口調には、どこか腰の低さを感じさせるトーンがあるけど、彼らの眼差しの中には、優しく強く、清いものを感じた

承認欲求を求めず、自分の置かれた役割を
コツコツとこなす彼らを見ているうちに、長年、
自分の中に溜まっていた滓が取れていく感じがした。

3週間の日本滞在。

滓が取り除かれた今、
「もっともっと」と自分の欲求の道を進むより、
人に寄りそう生活を送ってみたいな、
と感じさせられた今日この頃です・・・

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2022年6月25日 (土)

今日の1曲 夕暮れ時の音楽はこちら!



Antonello Angiolillo - Quatt'ore 'e tiempo

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今日の1曲はこちらです!

今日は皆さまに、こんな曲をお届けしたくなりました。
細やかながら、
心に光が差し込みますように!

なんて優しい雨
そっと草地を潤す
鳥たちが木々の高い場所から
花に愛の調べを捧げる

丘の向こうを見て
輝く七色の虹
天からの魔法で
私達はこの日に
恋に落ちるの

もう私は貴方のもの
この日から永遠に
ただ私を優しく愛して
私のすべてを捧げるから

私を泣かせたりしないで
愛のない長い一人の夜はイヤ
いつも私に誠実でいて
この日を永遠に心に刻んで

いつか私達は戻ってくる
草原の広がるこの場所に
雨の中 外を歩いて
鳥たちの歌をまた聞くの

貴方は私を抱きしめて
もう一度言うわ 愛してるって
もし貴方の愛が本物なら
すべてはこの日のように素晴らしいまま

※世界の民謡・動揺
worldfolksong.comを参考させていただきました。

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2022年6月22日 (水)

便利と引き換えに消えていく声・・・

一体いつになったら、気付いてくれるんだろう?

第二次大戦後のベビーブーム時代に生まれた
75歳~77歳の高齢者の多くは、
配偶者が施設で生活をしていたり、
死別したりと・・・
一人で生活を送っている。

「友達を作って、楽しく暮らした方がいいよ!」

なんてアドバイスをする人がいるけど、
同年代同士の会話では病気の話題も多く、
かえって、気が沈んでしまう場合も多い。

また、自分の事に精いっぱい生きるあまり、
相手を配慮する繊細さに欠け、
率直な言葉に傷つくケースも多い。

独りぼっちで暮らす高齢者にとって、
人と接触する機会は貴重で、
その最低限は、レジの女性であったり、
郵便窓口の方であったりする。

今後、電子化、ロボット化が進み、
全ての社会システムが機械化したら、
一人暮らしの高齢者のメンタルはどうなるんだろう?

「今日一日、誰とも喋らなかった・・・・」

なんて日があっても、おかしくない。

若い世代は、コンピュータを用いた社会のシステムを構築していく。

処理が迅速化される反面、
高齢者から声を交し合う機会を取り除き、
孤独で冷たい世界に生きる高齢者を生み出していく。

数十年後、今の若い世代がリタイアし、
コンピュータにしか相手にされない日々を送るようになって、今の社会の問題に気づいてくれるのかな?

ふと、そんな事を感じた今日この頃です・・・

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2022年6月21日 (火)

記憶にないはずの記憶

数日前から、また ある症状が現れ始めたので、
婦人科に行った。

私は、大きな子宮筋腫をもっていて、
ストレスを感じると出血が始まる。

最初は何かしらの病気かと思い、
その都度検査を受けていたけど、
イタリアの先生に「あなた、検査を受けすぎよ」
と呆れられているので、ヘルペス同様、
ストレスからくるバランスの崩れ、程度にあしらっている。

白い壁にピンクのドア、
淡いピンクとパステルグリーンの優しいソファー

待合室には8人くらいの女性がいて、
大きなお腹の若いママさんに加え、
年配の女性の姿もあった。

室内にはオルゴールで奏でるサザンが流れていて、
そのノスタルジックな周波数から、
気分はどんどん時代を遡り、
ふと、若かれし頃の母の白黒写真が脳裏に浮かんできた。

「私のお母さんも、こうやって、
 私が入っている大きなお腹を抱えながら、
 待合室で過ごす時期があったんだな~」

50年以上前の、記憶にないはずの光景だけど、
あの頃から私を大切に思ってくれる母の心情に触れた、待合室でのひと時でした・・・

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2022年6月18日 (土)

窓から見た日本

母の待つ日本へ、
約3年ぶりの日本帰省。

富士山が見え、空港で働く人たちの姿を見た時、
イタリアから日本へと、
私の気持ちが、国境を越えたような気がした。

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2022年6月17日 (金)

夜風とシュークリーム

 

夏の夜風に触れたくて、
意味もなく、夜の地元を散歩したくて、
「軽く飲みに行こう」という口実を立て外に出た。

2日前、飲みすぎてしまったので、
3日間は禁酒を続けたかったけど、
「いいわよ! 飲んじゃいなさいよ!」
という母の言葉に背中を押され、
10人も入らないような小さな地元の酒場に向かった。

ガラガラ、と戸を開けると、少し柄の悪そうな男性が二人、カウンターに座っていた。

私は冷酒「大鳳」を、
そして母はノンアルのビールを注文し、乾杯した。

男性客の一人は、居眠りをしはじめ、
そんな彼を見て、母は面白そうに笑っている。

もう一人の男性は、テレビを眺めている。

酒が回ってきたので、私も場に馴染み始め、
ママさんに、ポツリポツリと言葉を投げかけては、
隣の男性客とも短い会話を交わした。

この店は安くてボリュームがある。

2杯の冷酒とつまみですっかり満足し、

「スミマセン・・・この前、
 柿の種とさきイカを出してもらったんですけど、
 あれって、まだありますか?」

と尋ねてみると、同じものを出してくれた。

会計を済ませると、
今日もまたシュークリームが食べたくなって、
コンビニに向かった。

若い頃はラーメンだったけど、この年になって
塩辛いつまみの相殺に
甘いものが無償に食べたい体質になった。

駅の階段下にあるコンビニ着くと、
入り口の奥で若い少年がギターの引き語りをしていた。

小銭を入れるカップの傍に
「上京しました。家がありません」
と書かれた段ボールが目についた。

彼の腕は、とっても白くて細い。

私たちはコンビニに入り、
焼きそばパンとカツサンドを選んでレジに向かった。

そして、290円を払おうと小銭入れの口を開けた途端、
手元がおぼついて、小銭を床に散らまいてしまった。

若い店員さんが駆け足で寄ってくれて、棚をどかし、
散らばった小銭を拾ってくれた。

「やっちゃった~、ごめんね。ありがとう」

そう言って、290円を払い、
店を出て、ギターの少年に、パンを渡した。

「ありがとうございます」

「がんばってね!」

たったこれだけの言葉の交し合いだけど、
何だか、とっても嬉しくなった。

家に近づくと、

「キヨさん、あそこにもコンビニがあるよ」

とお母さんが促してくれたので、
そこに立ち寄り、シュークリームを買って出た。

飲んだ後のシュークリームは、最高に美味しい!

私は、飲むようにクリームに吸い付きながら、
「何て、美味しいんだろう!」と連発しながら、
子供のように頬張った。

ただそれだけなんだけど・・・

今日も、幸せでした・・・・

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2022年6月16日 (木)

只今、マザコン中

母が郵便ポストを開けると、
広告に混ざって、一通の茶封筒があった。

84円の切手が貼られた封筒には、
大多和聖美様と手書きで書かれ、
その下には、千葉県柏警察署と印刷されている。

「え~、警察署~?」

母と私は思わず声を上げた。

封筒を開けてみると、
どうやら私は、落とし物をしてしまったらしい。

手紙を受け取るまで、
それを落としたことすら気付いていなかった。

翌日、私と母は、
初めて訪れる柏警察署までの小旅行を楽しんだ。

私はミスや勘違いをよくする。

それに比べ、母は、細かい事をよく覚えていて、
スーパーで買い物をする時も、
買うべきものを一つ残らず覚えてたりする。

帰省した翌日、私は母を庄屋に連れだした。

「3年ぶりの外食だわ。
 何をどう注文してよいか分からない。
 キヨさんに任せます」といって、母は落ち着かない様子だったけど、今では、外食にすっかり慣れてくれた。

レンタルビデオを借りる時も、今では、母に画面操作をしてもらっている。

「お母さ~ん、お茶いれてくますか~?」

「お母さ~ん、午後の天気予報、
 スマフォのアプリで調べてくれる?」

「お母さ~ん、コビアンさん何時まで営業してるか、
 スマフォで調べてくれる?」

「お母さ~ん」
「お母さ~ん」・・・

私はお母さんに堂々とお願いごとをする。

母の趣味・生きがいは、人の役に立つ事。

「お母さん、何か、好きな事をしなよ」
と言っても、何をしてよいのか分からないけど、
頼まれ事で、自分で出来る事となると、
俄然、スイッチが入る。

このスイッチは、コロナの自粛のせいで3年間もの間、稼働しなかった。

「高齢者は危険ですから、家にいてください」

「危険ですから、ネットでの参加でお願いします」

「出席の有無をアプリから送信してください・・」

高齢者が感染しない為の配慮、そして、
スマフォを使用するコミュニケーションの形が、
高齢者に与えた影響は大きい。

イタリアには、マザコンが多い。

50や60歳になる男性も、「マンマ~」と言って、年老いたお母さんに色々なお願いごとをし、マンマは、それに応えている。

そういうマンマに限って90歳になっても元気に歩きまわり、皆と同じ食事をとり、少しのワインを嗜む人が多い。

マザコンというと、ダメなイメージがあるが、
老親が要介護にならないための予防機能になっている、とも言える。

私は帰省まで、
「お母さ~ん、あれやって~」
「お母さ~ん、これやって~」
と叫び続ける。

「聖美、今日はどんな洋服で行こうかしら?」

「そうね、この白いブラウスにブルーのガウン。
 だから、ネックレスもこのブルーのビーズ」

「お母さん、今日は飲み屋でご飯する?」

「うん、いいよ!」

お母さんに付着しはじめた錆が少しずつ剥がれ、
コロナ前の感覚が戻ってきた。

「キヨミ、渡れるかな? 渡っちゃおうか…」
「やだ~、次にして。私、走るのイヤ!」

点滅している信号の横断歩道をめがけ、
小走りする母の背中を見て、嬉しくなった今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

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2022年6月15日 (水)

生まれて初めて、自主的に叔父さんに連絡を入れた

勇叔父さんの話が聞きたくて、
八王子に行ってきた。

80歳になる叔父さんは、芝居に人生を捧げて生きる人で、小さな頃は「ちょっと変わった人だな」と、ぼんやり感じてた。

親戚の集いで叔父さんと会話をする機会はあるけれど、
今回はじっくりと話が聞きたくて、
連絡を入れてみたら「いいよ!」と快く応じてくれた。

勇叔父さんは、2か月前にある病気にかかり、
全身の筋肉が動かず、
寝たきりの状態になってしまった。

1か月後には、芝居の公演が控えている。

布団の中で、1点を見つめる事しか出来ない叔父さんにとって、4時間の一人芝居は無理に決まってる。

そんな叔父さんに、医者は
「薬で何とか、芝居は出来ます」との判断を下した。

そして1か月後、
叔父さんは立派に4時間の芝居をこなし、
皆を驚かせた。

「聖美ちゃん、叔父さんはね、
 ダメなところだらけなんだけど、
 1つだけ、貫きたい事があるんだ。
 それは、お客様を裏切らない、という事。
 叔父さんは、お客様に喜んでもらいたくて
 芝居をしてるんだ。
 信用してくれるお客様の期待に応える。
 そう思ったら、あんな状況の中でも
 芝居が出来ちゃったんだな~」

叔父さんの話を聞きながら、
心の中で何かが渦巻くような振動を覚えた。

「私は商品を買ってくださるお客様に対して、
 信用に応えよう、と意識しているかな?」

期待されている、ってどういう事だろう?

信用に応えるって、
掘り下げると、具体的にどういう事だろう?

商品の紹介、注文のやり取り、税関申告書の作成、
商品の発送、そして入金の確認・・・

どうやったら間違いなく、効率よく作業をこなせるか?
売るためには何が必要か?

考えてみたら、自分の都合ばかりを考え、
それを仕事だと思っている自分がいる。

叔父さんは他の人の良い点を見つけては、
「凄い人だよ」と語る。

私の事も、
「聖美は凄いよ。
 だってさ、考えてごらんよ・・・」と始まり

「普通の人じゃ、そんなことは出来ないよ。
 聖美は凄いよ」と言ってくれる。

亡き父の事も、そして、兄弟の事も、
叔父さんにかかると、
全て、感動ドラマの主人公になってしまう。

叔父さんは決して、自分の価値観を
人に押し付けるような発言はしないから、
「聖美もこう生きるべきだ」なんて事は口にしない。

だから私は、叔父さんの話を聞きながら、心の中で
「だから聖美も、こうやって生きるんだぞ」と、
付け加えてみる。

年を重ねれば重ねるほど、
ハッと気付かされるような人や言葉との出会いは少なくなっていく。

今回、勇叔父さんに連絡を入れようと思ったのは、
イタリアの友人のお陰。

彼らは常に、親戚や従兄と連絡をとりあい、
時々、90歳を超える叔母さんを囲んで、
大人数で食事会を開く事が多い。

そんな場に、私も何度か参加させてもらっているうちに
ファミリーのように迎え入れられ、
居心地の良さを感じるようになった。

日本には、私の本当の親戚がいる。

そして、叔父さんや叔母さんは高齢者になっていく。

今、気付いてよかった・・・
と心から感じる今日この頃です。

 

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2022年6月13日 (月)

隣のテーブル客の会話をつまみに飲む

行きつけの飲み屋で、
私はいつもカウンターにつく。

一番左の席がお気に入りだけど、
一人の男性客がしみじみと飲んでるので、
今日は、右端の席に落ち着いた。

「マーラーはいいよ。9番、知ってる?」

ソワソワした気分で酒を待つ私に、
隣の個室客の声が入ってきた。

「俺はね、指揮者の目をじっと見て演奏するんだ。
 すると、指揮者も分かるんだな。
 俺にじっと見られているってことが・・・」

「云万円を指揮者に払うけど、
 それだけの授業料を払ってでも、
 指揮者から色々な事を学びたいんだ。
 いい演奏をして、自分で楽しむ為に・・・」

どうやら、隣の個室にいる客は、
アマチュアオーケストラの楽員らしい。

冷酒を注がれ、私は彼らの話をつまみに、
冷酒をすすった。

「日本人ってさ、空気を読むじゃない?
 自分を殺して。
 でも、ヨーロッパの人間はそれがないんだよな。
 その違いが演奏に出るんだ」

「日本人にアドリブは無理だ・・・」

70歳前後と思われるメンバー三人の会話は面白く
一人の男性は「すっごく」という言葉を良く使っている。

数日前、違う飲み屋に入った時は、
テーブル席に若い女性グループがいて、
ちょっと離れているはずのカウンターにまで、
彼女たちの声が響いていた。

職場のある人を小馬鹿にしたような内容で、
「そうそう!」と言いながら、
皆で笑い声を立てている。

それに比べ、個室客の男性たちは、
今は誰も使わなくなったけど、
どこか「青春」の空気を感じさせてくれる。

自分の世界を持つ。

酔いが回った勢いで、自分の気持ちや考えを、
「すっごく」という言葉を発しながら力説する。

仲間は耳を傾け、

「すいませ~ん、お代わりください」
と言う掛け声が店に響く。

イタリアにいる友達も、60歳前後の人が多いけど、
皆、自分の世界をもっていて、
お酒の力を借りずとも、会話が弾む。

イタリアでも日本でも、
自分の世界に生きる事の大切さを先輩から学ぶ、
今日この頃です。

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気分転換

「今日は飲みに行く」と決めていた。

「飲みにでも行っちゃおうかな~」
という浮いた思い付きではなく、

「今日は一人で飲みに行く」という意思は、
どこか、気分転換の為のサプリのようなもので、
昨日あたりから決定していた。

いつもの店の、いつものカウンター席に座り、
いつものように新潟の冷酒を注文。

今日はちょっと贅沢に、
生うにと生ガキを注文してみた。

溢れんばかりに注がれた冷酒を飲み干すと、
心も体も揺ら揺らとしてきて気持ちよい。

このフワフワを感じ続けたくて、
次は、熱燗を注文する。

徳利が空になったら、宴は御終い。

ここで調子に乗って、マッチ売りの少女のように
揺ら揺らを感じ続けていたいあまりに注文を続けると、情けない結末になってしまう。

店を出ると、酔った体に夜風が気持ちいい。

酔いが回って緊張感が解けた今、
この状態で誰かと話がしたくなって、
2件目の灯りをめがけ、
家とは逆の方向に歩きはじめた。

店の外まで聞こえてくる客と店主の笑い声。
ここは、入る勇気がない・・・

カウンターがガラ~ンとしていて
店主が暇そうにしている店。

ここも入りにくい・・・

結局、同じ道を2周したけど店は見つからず、
「灯りのある店に入りたい」という欲求を満たしたくて、コンビニに入った。

入ってみたものの、
添加物テンコ盛りのお菓子やお惣菜など買いたくないし、生活用品も足りている。

そうだ!

明日の朝のカフェオレ用に、
牛乳が切れていたのを思い出し、
とりあえず、それだけ買って店を出た。

コンビニって、手軽にモノを買ったり、
手続きが出来る店だけど、
今日の私みたいに、
なんとなく灯りを探した結果入ってしまう人も
結構いるんじゃないかな? なんて感じた。

家に戻ると、さっきまでの高揚感は落ち着いて、
今日はこれで良かったんだ、
と妙に納得した今日この頃です・・・

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2022年6月12日 (日)

曇り空の中の、小さな幸せ

何かしらの原因があって、
世間から外れてしまった人。

はたから見ると、
家にこもって、寝ているばかりだったり、
もしくは、職場では無口で、要領が悪くて、
怒られてばかりだったり・・・

でも、本人たちは、どうしてよいのか?
もがいている。

そんな人達が、
家族やケアマネージャさんだったり、
友達、もしくは動物だったり・・・

ふとした機会や人との触れ合いを通じて、
温かな愛情に触れ、
孤独の氷が少し溶け、
ほんの少し笑顔を見せる。

そんな笑顔を垣間見た時、
私は、「良かった~」と心から感じる。

よく「他人の幸せは喜べない」、というけれど、
こういう時は、相手の幸せを
私の喜びと同じように実感できる。

今まで、何を食べても感想がなかった人が、
「あ~、美味しかった」と呟く。

今まで、表情がなかった人が、
穏やかな表情を見せる。

私は様々なシーンで、
「あ~、幸せだな」と感じる事がある。

美味しい食事を食べた時、
特別なサービスを受けた時、
気持ちよい景色に身を置いた時などなど・・・

その時は心に爽快な風が吹き抜け、
気持ちのよい気分でいられるけど、
そのどれもは、時間と共に薄らいで、
気が付いたら次の問題に直面し、
窮屈を感じる自分がいる。

でも大切な人が良い方向へと変化を見せてくれた時
「良かった~」と感じる、この安堵と幸せな気分は、
1日中、味わっていられる事が出来る。

曇り空の中、
今日は、大きな笑みよりも、
小さな微笑みが心地よく感じられる今日この頃です。

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2022年6月11日 (土)

自分らしく生きたいな

山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」を見た。

ドタバタ生きる中で、間違えて、

色々な人との出会いを通じて、
学んだり、反省したり、共感したり・・・

そういう世界って、いいな、と思った。

今からでも、間に合うかな?

もう少し、山田洋次監督の映画を見続けよう!

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