田舎の小さなバールでランチ
田舎町にポツンとあるバールの賑わいに惹かれ、
私たちもそこでパニーノ(イタリア風サンドイッチ)を食べる事にした。
イタリアの田舎町では、隣のテーブル席との垣根が低く、
気が付くと、
以前からの顔見知りのように自然と会話を交わし合う。
「全てが愛ですね!」
隣席の二人の男性のうち、
一人が愛犬モッラを眺めながら言った。
「良かったね~、褒めてもらって!」とモッラを撫で、
私は男性に向かってニコっとした。
男性はモッラに近づき、しゃがんで頭を撫でると、
モッラはゴロンと横になってお腹をみせた。
男性は、「お~!」と言ってモッラに顔を近づけ、
モッラに顔を舐められて喜んだ。
モッラの親、パトリッツィオは誇らし気だ。
「犬はこうですからね。全て愛だ。
猫だと こうはいかない・・・
猫からしてみたら、俺ちが犬のような存在なんだ。
“人間は猫に従順で、猫に愛情を注ぐ生き物”だ
って思ってる」
すると、男性が
「私は猫を飼ってるんですよ」と言って、
アイフォンで愛猫ちゃんの写真を見せてくれた。
男性の友達も「私もです」と言って、
何ともキュートな猫の写真をお披露目し、
私もティティちゃんの写真を見せ、
皆で、動物談義を楽しんだ。
「犬は飼わないんですか?」とパトリッツィオが尋ねると、
男性は
「ん~、私は既婚者なんです」と答えた。
続けて
「犬と暮らし始めたら、離婚の危機が訪れてしまう!」
という節で、皆、笑ってしまった。
田舎の長閑なランチの一場面でした・・・
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