« 南トスカーナの小さな村 Catiglione d’Orcia | トップページ | 南トスカーナの田舎道 »

2018年8月11日 (土)

ボローニャのそぞろ歩き

ボローニャを散策した。

ピサの斜塔は あまりにも有名だけど、
ここボローニャにも斜塔がある。

Img_6126_2

塔に鉄が平行に留められているのは、
恐らく、昔のイタリアの地震対策。

他の建物を見ても、鉄が平行に留められている。

Img_6136_2

斜塔の裏路地に踏み込むと、観光客の姿はなく、
ボローニャがより濃く感じられた。

大学が多いこの地区では壁の落書きが目立つが、
それに混じって、ふと、歴史を感じられる書き跡があった。

「空襲の時はZAMPONI通り13番地に避難
 電話番号 33-516…」

Img_6110_2

Img_6112_2

「避難所」

Img_6114

空爆の避難所に使われたとみられるこの建物。
一体、中はどうなっているんだろう?

時間と共に消えかかる文字を、
あえて色濃く修復しているところにボローニャの声が感じられる。

シエナの街中は、昔からの石畳で凸凹していて、
急な坂道が多い事から自転車の姿は見られないけど
ここボローニャは平地という事もあり、自転車が目立つ。

自転車の店のガラスには、
「市役所から300ユーロの助成金あり」と書かれていた。

Img_6122_2

街中の車を減らす対策として1台の自転車に300€の助成金が出るなんて、なんて太っ腹なんだろう!

ボローニャの街は盆地の為、夏は蒸すように暑い。

私とパトリッツィオは木陰と風を求め、
バスステーションの隣にあるMontagnola(モンタニョーラ)公園に移動した。

Img_6171_2

ここは昔、ナポレオンがボローニャに侵入した際、
ボローニャ中のゴミが集められ、
それを土で埋めて出来た元ゴミの山。

屋外のバールに腰かけて地面を見ると、
陶器の欠片が埋まっていた。

Img_6170_2

Img_6174

マンホールの近くだから、
工事で掘り起こした際に出てきたのかな?

私とパトリッツィオはそんな仮説を楽しみながら、
シエナ行のバスの時間が来るまで、ここで寛いだ。

とても暑かったので すぐに体力が消耗してしまい、
歩いては立ち止まり、また歩いては立ち止まる・・・・
を繰り返したスローな散策。

それ故に、色々な発見を得た1日でした!


Img_6164

Img_6137

Img_6140

Img_6156

Img_6130

|

« 南トスカーナの小さな村 Catiglione d’Orcia | トップページ | 南トスカーナの田舎道 »