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2018年6月22日 (金)

一杯分の優雅な時間

キジャーナ音楽院の中庭にあるカフェでは、
毎日、19時から学生によるミニ演奏が行われる。

この日は、三人の青年がベートーベンを披露した。

奏者が登場すると、パトリッツィオが耳元で囁いた。

「キヨミ、写真撮って!
 後で、シルビアに見せてあげたいんだ」

「了解!」

演奏が終わると、パトリッツィオは夢気分。

「俺、性別を変えたいって思った!
 あの青年に恋した!」

青年の写真をパトリッツィオの携帯に送信し、
それを、娘のシルビアちゃんに見せると、

「パパには若すぎるわよ!」という返事が戻ってきた。

弦の動きと共に、ウェーブした髪が柔らかく揺れ、
鼻筋の通った甘いマスクは、曲の情緒に合わせて、
明るさを放ったり憂いを帯びたりしている。

優雅なアペリティフを満喫しました♪

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