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2018年4月 3日 (火)

昔の名残、見つけた

キャンティ地区を走行中、面白い光景が目についたので
パトリッツィオに車を停めてもらった。

オリーブ農園の中に葡萄の樹が同居している。

家族代々続く農園を尋ねると、時々
昔の畑の在り方について語ってくれる。

「オリーブと葡萄、野菜や穀物等が一緒に植わっていた」
って、こういう事なんだ。

もっと時代を遡ると、
葡萄は森の樹木に絡みながら育っていったので、
収穫は木登りのようだったと聞いた事がある。

今では、土を耕したり、肥料を散布したり収穫をするのに
トラクターの使用が当たり前となり、
車幅に都合よく定植された畑が広がっている。

この畑をみると、オリーブは収穫を続けているものの、
葡萄の樹は見捨てられているようだ。

もし、まだ手掛けられているとしたら、
樹齢を経ている分、味わい深い葡萄が採れるのかな?
それとも、オリーブの葉で日光が遮られ
上手く熟成出来ないのかな?

ここの葡萄が収穫されていた頃、
収穫された葡萄は大きな樽に入れられて、農家の女たちの足で踏まれながら搾汁されていたんだろうな~♪

今ではボタン一つで機械が処理してくれる事。

エンジンの音の代わりに、
農夫たちの声で賑わっていた時代の名残が見え隠れしたキャンティのドライブでした。

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