こんなとこ、誇りに思ってます
ここ数年、スーパーの入り口や駐車場で、
小銭を乞うアフリカ難民を見かけるようになった。
この日もパトリッツィオは立ち止まって、
カバンの中から小銭を取り出し、少年に渡した。
お金を受取って「グラッツェ。良い1日を!」と
大きな笑顔で返して来るアフリカ人もいれば、
無表情のままのアフリカ人もいる。
どちらかと言うと、後者の方が多いような気がする。
パトリッツィオは
「アリガトウ」という言葉を期待していないし、
そういわれる事への快感に微塵たりとも執着していない。
ただ、「自分よりは明らかに苦労した生活を送っているんだから、これくらい・・・」という気持ちで、そうしたくてやっている。
私は、そんな彼のさり気ない行為を誇らしく思う。
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