お婆さんになった時、行きつけのお店が欲しい!
シエナの郊外にある小さな町。
春以降は観光客が訪れるけど、閑散期はひと気がなく、
メイン通りにあるバールも閉まっている。
そんな中、外れにある小さなバールは開いていた。
私は紅茶をオーダーした。
地元客が訪れては去っていく。
皆、常連のようだ。
一人のお婆さんが杖をつきながら入ってきて、
「一切のピザをいただくわ。昨日みたくね」とオーダーした。
残念ながらピザは売切れてしまったので、
お婆さんはバールの勧めに従っていた。
「それから、グラスで白ワインもくださいな。
あまり辛口ではないのね」 とバリスタに声をかけた。
私がお婆さんになった時
「ピザくださいな。昨日みたいにね。そしてグラスワインもね」
と言って静かに着けるお店があったら素敵だな。
弱者に優しいお店。
見た目は普通すぎるバールだったけど、
紅茶で心身、温まりました!
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