ワインは酔い友!
あるブースで「どんなワインが好きですか?」
と聞かれ、咄嗟に「Dipendeよりけりです」と答えた。
「夏か冬かで飲みたいワインが違ってくるでしょ?
同じ冬でも、
お天気の良い昼だと温かみあるワインを求め、
暗くて凍えるような日だと、
心身を包んでもらいたくなるような
厚手のワインを求めるかもしれない。
センチメントも関係してくるわ!
メランコリーな時にワインに溺れたいのか?
それとも、嬉しい時に一緒に弾けてくれるような
明るく響きのあるワインを求めるのか・・・
特別な日を飾るワインなのか?
ノンビリ過ごす休日に付き合ってもらう
気さくなワインなのか・・・」
ワインを注いでくれた若い女性は、
喋りつづける私を面白そうに見つめている。
最近、女性のお客様からメールを頂くようになった。
「今、キヨミさんから送ってもらったワインを
飲んでるんですよ。美味しい!」
という書き出しに続き、
ワインの感想を詩的に綴ってくれる。
女性たちから頂くメールの影響か、
「共(友)にいるワイン」を意識するようになった。
気分にはバリエーションがある。
音楽に例えると、
クラシック音楽が心地よく感じられる日もあれば、
80年代の元気なロックが聞きたい日もある。
試飲会に臨んだ際、その時の気分で選んだワインが
同じ傾向のワインに偏ってしまわぬよう、
いくつかのライフシーンを想定してワインと向き合う事も必要だな、と感じる今日この頃です。
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