2017年の大晦日に思うこと
2017年は、これまでとは違った年だった。
2月24日に父が脳出血で倒れ、
要介護5と認定された。
父が倒れる5カ月前、
金婚式を祝って家族で囲んだテーブルの光景が
別世界のものへと変わった。
父は退院をした後、2か所のリハビリ施設を経て、
今はある施設に落ち着いている。
施設を変わる時、そして、何度か病院に戻された時、
お母さんは一人で対応した。
今までに見た事もない父の行動に戸惑いながら、
この状況をどう解釈して、どう向き合っていくか?
正面から受け入れながら、
毎日欠かす事なく父を訪ねている。
大晦日は、昼から夜の8時まで、父の傍らで過ごすと言っている。
「父の為に尽くしてあげている」のではなく、
お母さんがそうしたいからしている、と言っている。
だから、見返りなんかも求めていない。
寝ているお父さんの傍らで新聞を読んだり、
図書館で借りた料理本のレシピをノートに書き写したりしていて、面白いな、と思った話題をスカイプで語ってくれるお母さん。
介護の時間を上手くプラスに捉えている。
そんなお母さんの姿に人が引き寄せられ
以前にもまして社会性を感じる。
それに比べ、私はどうだろう?
日本帰省の際には、
脳の痺れを心配してMRIを受けたり、
耳鳴りがするから耳鼻科で検査を受けたりしたけど、
検査結果に異常は見られず
「ストレスですね」と言われた。
その他、蕁麻疹、動機、腰痛、胃痛、倦怠感等・・・
病院に行くと「ストレスですね」と言われた。
お母さんは現場に生きて
「この状況をどう生きようか?」
と楽しく変換しようと努め、充実させている。
一方私は、自分の思考から無駄な病気を生み出して
お母さんに泣き言を聞いてもらう事が多かった。
「2017年、やっと終わって良かった~。
2018年はいい年になるよ!」
と2017年を否定的に捉えるのは違うような気がする。
全てのものに意味があると信じ、
2017年の肥しを生かす事が2018年に関わってくるような気がする。
お母さんみたいに、与えられた状況を賢く生き抜く、
そんな強い精神を実らせたい。
今年も沢山の方に支えていただきました
本当にありがとうございます<(_ _)>
皆様が過ごした2017年。
皆様の土壌に、更なる幸が実りますように・・・
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