2017年 猛暑を水不足に耐える葡萄たち
今年の葡萄は、
4月下旬の霜で新芽が焼けた為、房の数が少ない。
本来だと、葡萄の作り手はこの時期に、
ある程度の房を切り落とし、
残された房に栄養を集中させながら収穫へと向かうが、
どこの畑を見ても、葡萄の房は転がっていない。
一見、葡萄の房が見事になっているように見えても、
その隣の列では、水不足と猛暑の為、
葡萄の粒がチリチリに焼けている。
収穫の際、葡萄にとって良好年だと、
健全な葡萄をもいで発酵タンクに入れるけど、
今年は、少ない葡萄を摘み、
そこからまた、焼け焦げた粒を取り除く、
といった作業に追われるんだろうな~
農家の方、本当にご苦労様です。
過酷な自然環境を乗り越えた葡萄と農家の濃い営みが作り上げる2017年のヴィンテージワインは、「頑張りたい」という時の自分への乾杯用にしたい!
そう感じる今日この頃です。
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