ただいま、ティティちゃん d(=^‥^=)b
シエナに到着。
迎えに来てくれたパトリッツィオの車で家に到着するとティティに会いたくて、階段を駆け上った。
「ティティちゃーん、ただいま~」
想像はしていたけど、今回もシーンとしている。
彼女はベッドの下だ。
「ティティちゃーん」と何度も声をかけると、
「ンギャー、ンギャー、ンギャー、ンギャー」と、
留守をした時だけに聞くいつもの声で
抗議が始まった。
とにかく、声を聞いて一安心。
部屋の中が臭うな、と感じながらも
留守中、ティティのご飯とトイレの掃除をしてくれた
大家のアンナおばさんに挨拶に行った。
「今回もありがとうございました」
「おかえり!
今回、あの子はベッドの下に隠れっぱなしで、
私に姿を見せてくれなかったのよ。
食欲もなくて、カリカリを少し食べただけ。
今朝は、トイレの外でオシッコをしてたわ。
動物はナイーブだからね。
去年、私とアルドがレア(愛犬)を置いて
海に2泊した時、レアは二日間、
何も口にしなかったもの。
1日目の夜に雨がふったけど、
雨に打たれて門で待っていたでしょ。
それを思うと、何処にも行けなくなっちゃって」
「そうでしたよね・・・ところで、おばさん、
他の日のトイレはどうでしたか?
ウンチはありましたか?」
「毎日あったわよ。ちょっとだけど」
それを聞いて、安心した。
部屋に戻っってからも、パトリッツィオを警戒してか、
ベッドの下から出てきてくれない。
昔は、私が部屋に入ると、
ティティは真向から抗議と説教をしてきたけど
ここ数年、姿を見せないストライキで怒りを表す。
パトリッツィオが帰り、私一人になったところで、
やっとベッドの下から出てきてくれた。
ちょっと驚いた。
「こんなに太ってたっけ?」
食欲がない、というアンナおばさんの言葉は、
何だったんだろう?
そして、オシッコもトイレでしてあって、
夜にはトイレで健康そうなウンチもした。
ついさっきまで、
ティティちゃんが呆けちゃって、
オシッコをあちこちでするようになったらどうしよう?
と考えてしまった。
でもそのうち
「そうなったら、拭けばいいだけの事じゃない!
1日、何度もオシッコするわけじゃあるまいし。
老猫の呆けは問題じゃなくて、自然現象よ!」
と割り切ったけど、トイレで用を足してくれて嬉しい。
オシッコも、抗議の一つだったのかな?
今はティティちゃんと一緒。
私が部屋を移動する毎についてきてくれて、
許してもらえました(^・o・^)ノ
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