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2017年4月18日 (火)

イースターでいい事があった!

イタリアでは、クリスマスとイースターの祝日は、
昭和時代の日本の正月のように、家族で過ごす。

一人暮らしの私は、
ここ数年、パオラの家族と過ごしている。

パオラとパートナーのアンジェロ。
そして従妹のマッシモとフランカ。
そして、90歳になるパオラのお母さまと私。

パオラの家でのんびりとランチを過ごし、
夕方からパトリッツィオが途中参加をする
というパターンだ。

イースター当日の朝、パオラから電話があった。

「キヨミ、祭日だからバスがないでしょ。
 迎えに行くわ!」

「気にかけてくれて、ありがとう。
 ネットで時刻表を調べてたの。
 バスを乗り継いで、13時には辿り着けるから大丈夫。
 もし、何かあったら電話するかもしれない」

日曜の時刻表によると、
私の家の近くはバスが走っていないけど、
3キロ先のバス停まで行くとバスに乗る事が出来る。

清々しい天気の中、45分の道のりは、
運動不足の私にとって、恰好のウォーキングになった。

時刻表通りにやってきた5番のバスに乗り、
Due pontiで下車した。

ここから3番のバスに乗るとパオラの家に辿り着ける。

ところが、3番のバスが見当たらない。

バス会社の制服を来た男性が通りかかったので、
訪ねてみた。

「3番のバス、来ますよね」
「今日はイースター。普通の日曜とは違うんだ。
 15:30まで、バスは運行しないよ」

私は慌てた。

「え~、たった今 5番のバスに乗ってきたばかりです。
 運行してましたよ」

「あれは、午前の最終の便さ。5番のバスだって
  この後は15:30まで運休するんだ」

私の他に、褐色の肌をした女性も目的地に行けずに
困惑していた。

そんな私達の様子を見て、バス会社の男性は、

「どこに行きたいんだい?」と尋ね、行先を伝えると、

「おいで」と行って、彼の車に乗せてくれた。

彼女と私は同じ場所で降り、男性にお礼を言った。

「本当に助かりました。
 何てお礼を言っていいのやら!」

すると男性は

「今度あった時、珈琲を御馳走してくれたら嬉しいな」

と言って、私たちは握手をし、
それぞれ別の方向に向かった。

彼にまた会えるかどうか、分からないけど、
会えたら、喜んで珈琲を御馳走したいです♪

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