« パトリッツィオの通訳 | トップページ | 美の移民 »

2017年3月27日 (月)

猫の街

パトリッツィオとの待ち合わせ場所に到着すると、
そこには、パオラとアンジェロもいた。

「あら~、サプライズ!」

私達は1台の車に乗り込み、
30分ほど離れたルチニャーノという街に行く事にした。

街に到着すると、職人が作業をしている陶器の店が目に留まったので、早速 覗いてみた。

店内には猫柄の作品が沢山並んでいる。

「猫の作品が多いんですね。
  猫を飼っているんですか?」

「ああ。寅柄の雄猫が一匹いるよ。
 この街は、猫の街、と呼ばれていて
 1家に一匹は猫がいるんだ」

それを聞いた途端、
心のボリュームがいっきにア~ップ!

高慢ちきに街を闊歩する猫が見たくて、
メインの通りから裏路地に入ってみた。

小さな路地は趣があって素敵なんだけど、
お目当ての猫が見つからない。

ラブラドールを連れた叔母さんを見かけたので、
ワンちゃんを撫でながら聞いてみた。

「この辺に猫はいるんですか?」

すると叔母さんは

「この路地の奥の広場にいるわよ。
 一緒に行きましょう」

と言って、犬を引きながら歩き出した。

広場に着くと、猫たちがあちこちから姿を現した。

しゃがみこんで猫を撫でようとすると、

「ダメダメ~、撫でちゃダメ~」

とジェラシーをむき出しにして、
叔母さんの犬が走ってくる。

ガイドブックには書かれていない街の情景。

小さな街の散策は、一期一会を摘みながら
のんびりと歩くのが楽しいです♪

Img_5943

Img_5942

Img_5904_2

Img_5912

Img_5924

Img_5931

Img_5939


Img_5899








 













|

« パトリッツィオの通訳 | トップページ | 美の移民 »