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2017年2月14日 (火)

パトリッツィオの傍らで・・・

朝の10時半。

待合せのシエナ駅にパトリッツィオの車がやってきた。

素早く乗り込むと、
愛犬のモッラちゃんから歓待の挨拶を受けた。

「ボンジョールノ! パトリッツィオ
 ボンジョールノ、モッラちゃん!」

「ボンジョールノ、キヨミ!
 今日は何処に行こう?」

「そうね、モッラちゃんの意見を聞いてみましょう!」

「何々?・・・行ったことのない所に行きたいだと?
 分かった! 
 じゃ、これから海に行くぞ!」

この言葉を聞いた瞬間、私は

「ノ~!ノ~!」と叫んだ。

こんな素敵な計画はあり得ない。

「モッラにとって、初の海だ!
 喜ぶ姿をバッチリ写真に収めるぞ!」

2月の海。しかも月曜日。

高速道路は貸切状態だ。

パトリッツィオは、明日、足の手術を受ける。

そのため、翌朝4時半には家を出て、
朝一の電車でボローニャに向かう。

私だったら、前日は塞ぎこんでしまうと思う。

パトリッツィオの《今を生きる》という精神は、
私の想像を遥かに超えて深い。

私は彼の傍らで、
彼の逞しさを浴びながら、光合成をして生きている。

冬の海。

健康的な夏の眩しさとは違い、
銀に輝く姿も美しいです。

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