皆様、今日は!
2016年
搾りたてのオリーブオイルの発送が始まりました。
エキストラヴァージン オリーブオイルが
何故、身体によいのか?
それは、オイルの中に含まれているポリフェノールが、
抗酸化物質の性質を持ち、
癌や動脈硬化の予防に働きかけてくれるからです。
そして、このポリフェノールには苦味があるのです。
ですので、苦味が全くないオリーブオイルは、
食べやすいかもしれませんが、
体への恩恵が薄いと言えます。
シエナの作り手、
ファンチュッリ農園のオリーブオイルは、
「フラントイオ種」「モライオーロ種」
「レッチーノ種」などのブレンドです。
トスカーナの品種である
フラントイオ種とモライオーロ種。
この二つの品種は、他のオリーブよりも多く、
ポリフェノールを含んでいます。
故に、オリーブオイルに苦味を帯びているのです。
そして、フルーティーな味わいを持つレッチーノ品種が
そこに加わる事によって、オリーブオイル全体の味わいにバランスを保つ事が出来るのです。
搾りたてオリーブオイルを口にされて、
「わ~、苦い!」と思われる方。
本日から、この苦味を
「わ~!健康な要素がいっぱい!」
と意識されてみてはいかがでしょうか(^^♪
世界で生産される
エキストラヴァージン・オリーブオイルのうち、
50%はスペインで生産されます。
イタリア産は、世界の24%。
イタリア全体の生産量のうち、
プーリア州、カラブリア州、シチリア、
カンパーニャ州等、南イタリア全体で89%を占め、
トスカーナ産は、わずか3%。
シエナのオリーブオイルは、とっても貴重なのです!
皆様から、
「今年、イタリアでは
オリーブの被害が大きいと聞きますが、
トスカーナはどうでしょう?」
と質問を受けます。
今年はとても変な現象があり、
地区ごとに、当たり外れがあります。
ファンチュッリ農園に於いては
収穫に恵まれておりますが、
シエナ近郊では、害虫の被害を受けた畑もあります。
生産量を誇る南イタリアでは、
今年、春の長雨に悩まされました。
受粉の時期に雨が降り、花粉が飛び交う事ができず、
そのため、実の数が極小となりました。
それに加え、
トスカーナ同様、害虫の被害が大きいところ、
免れたところがあることと思います。
これまで、私から商品をお買い求めいただいた方に、
10月26日、搾りたてオリーブオイルやワインのお知らせを送信させていただきました。
お知らせを受信されていない方、
もしくは、私に注文メールを送信してくださったものの、私から返信のない方、
恐れ入りますが、
再送していただけましたら助かります。
では、素敵な週末をお過ごしくださいませ。
Ciao ciao!
大多和聖美