アダージョと朝ごはん
朝起きると、ラジオにスイッチを入れるんだけど、
今朝は新たな情報を取り入れる代わりに、
アダージョのCDをかけた。
アダージョのゆったりとしたとしたテンポに
体と心の振動を合わせながら、朝食の準備をした。
数日前、パトリッツィオがもってきてくれた、
彼の庭になる熟した小さいプラム、
お店で並ぶことのないサクランボ大の桃をカットし、
その上に、アマの種とヨーグルト、そして、
今年の春にトスカーナの丘を真っ赤に染めたスッラの花が蜂蜜になったので、それをたっぷりとかけた。
パトリッツィオ、果実をもいでくれて、ありがとう!
果物たちが、私の体内に入ってくれて、ありがとう!
スッラの花が浴びた太陽、蜂さんたちの働き、
ハチミツ工房の方の営みが、
私の体に入ってくれて、ありがとう!
「今日は、何をしよう?」と考える前に、
もう少しだけ、アダージョの旋律を聴きながら、
朝ごはんの恵みに浸って、
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