【ボローニャって面白い! その1】
ボローニャの中心、マッジョーレ広場の近くには、
昔からの店が並ぶ路地がある。
「Antica Aguzzeria del Cavallo」
という看板が目に留まった。
Aguzzareは「先を尖らす」という意味。
看板を直訳してみると「馬の古い研ぎ屋」となるけど、
一体どういう事だろう?
店の人に、名前の意味を訪ねると、
昔、この店は刃物などを研ぐ店で、
馬がモーターの代わりとなり、石を回転させることで、
刃物の先を鋭利に仕上げる工程がなされていた、
と教えてくれた。
「へ~、面白い。この店はいつからあるんですか?」
と尋ねたら、
「1783年からです」という答えが戻ってきて、驚いた!
この日、私はこの店で笛を買った。
今では見かけなくなったが、
昔、イタリアでは猟師が
この手の笛を使って、鳥を誘き寄せていた。
鳥の種類ごとに笛の形状が異なっていて、面白い。
私は、ツグミの笛を買った。
これがあると、
散歩をしながらつぐみと挨拶を交わせる!
ちなみに、この商品は6ユーロ。
スペシャルな買い物が出来て、ご機嫌です!
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