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2016年6月 7日 (火)

言葉のビタミン

朝、ベットでのんびり過ごしてしまい、
シャワーは省いたけど、
メールはチェックして家を出た。

お母さんからのメールに、こう綴られていた。

数か月前に会った友達から電話がかかってきて、
またお誘いかな?と思ってウキウキと応答したけど、

「あなた、この前会った時は
 ものすごく顔色が悪かったわよ。
 どこか具合が悪いのと違う?
 お化粧している?」

という内容で、気が沈んだと綴ってあった。

ちなみに、母は常に元気で、生活を謳歌している。

私は、毎週火曜日に老人ホームに行って、
ちょっとしたボランティアをしている。

今日のお母さんのメールを思い出し、
お年寄りの車椅子を押しながら

「今日は顔色がとっても良くて元気そうですね!」

と言ってみた。

すると、彼女の頬はグッとあがって、
明るい表情になった。

この日、車椅子を押した4人のお年寄り全てに、
同じ言葉を投げかけてみたら、
全員が、同じ反応をして自発的にお喋りをし始め、
どの声も、気の入った力が感じられるものだった。

思えば、パトリッツィオも私に、

「今日のキヨミは、どうしちゃったんだ!
 素敵だぞ!」

としょっちゅう言ってくれる。

ちょっとふざけた感じだけど、
まるで、親戚のおじさんに挨拶されるような、
内輪の温かみと安心感に包まれる。

そんな彼の言葉は、私のビタミン。

私もビタミンを他の人に与える事が出来るんだよね!

こんな当たり前の事に気付いた、今日この頃です。





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