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2016年3月28日 (月)

おもてなし、について、勉強になった

谷中で昭和気分のランチをとった後、
更に時間を遡り、
明治40年に建てられた小さなお屋敷
「市田邸」に行った。

エマヌエーレは、
「僕も入って、いいの?」と戸惑ったが、
入口で出迎えてくれた着物姿の女性の温かな笑顔に、
私たちの緊張は飛び去った。

障子、ふすま、座布団・・・

縁側のガラス戸は、手作りの歪みがあるもので、
表面はゆるやかな凹凸があった。

100年以上前の空間で、
大正歌謡と和風手品を楽しんだ。

歌い手はチャーリーさん。

黒縁眼鏡、白いジャケットに蝶ネクタイ姿で、
ギターを抱え、

「緊張してます。
 皆さまに正座をしていただいて、すみません」

と何度も口走る彼の人柄が、皆の気持を一つにした。

歌の合間で

「イタリア人さん、楽しんでますか?」

と気遣ってくれた。

私たちの傍に座った女性が、いろいろな事を教えてくれて、彼女が区長の奥様だという事は、後から知った。

この会を企画した女性Mさんの着物姿は、
彼女の潜在的な品の良さをよく現していて、
明るい笑い声で皆を和ませるその様子は、
とても気持ちよく、粋だった。

この会のお知らせをくれた日本人男性Mさんにも感謝。

彼はこの秋、
シエナで日本酒について、会を設けてくれる。

日本における、外国人に対するおもてなし、について、
とても勉強になった一日だった♪

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