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2016年2月 2日 (火)

シエナの試飲会:wine&sienaで聞いた声 その1

キャンティクラッシコの作り手、
Fattoria di Corsignanoのブースをを訪ねた。

話好きの明るい奥さんは、楽しそうに語り始めた。

「私たちのラベル、
 まるで、トランプのカードみたいでしょ!
  庶民は、トランプ遊びをしながら、
  ワインを飲んだりするわ。
  だから、親しみやすさを表現したくて、
  トランプのカードみたくしてみたの!」

キャンティクラッシコとは、
サンジョヴェーゼを主体として作られたワイン。

沢山の作り手が、キャンティクラッシコを手掛けるが、
メルローやカベルネなど、インターナショナルな葡萄品種を混醸するところも多い。

しかしここは、
昔からこの土地にある葡萄品種のみを使用していて、
その出来は、気さくな親しみやすさと温かみがある。

旦那さんは、
ワインのストラクチャーを真顔で話たがるが、
奥さんは、その枠に拘らず、
楽しそうに語り続けてくれた。

「これね、キャンティクラッシコではないけれど、
  私たちの結婚を記念して作ったワインなの!
  一つ家族になった、という事にちなんで、 
  全く違う葡萄品種をブレンドして、
 美味しく作り上げたのよ!」

「王様って、偉いじゃない?
  でも、王様は女王様から生まれるのよ!
  だから、偉大なワインには
  女王のトランプのラベルよ!」

下の写真は、キャンティクラッシコ 2012
上の写真は、特別級のキャンティクラッシコ 2012

作りての性格って、ワインに現れるな~、

と感じる今日この頃です。

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