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2016年2月13日 (土)

一生懸命に生きている


この映像を見て、涙が止まらなかった。

マエストロ Ezio Bosso は、
1971年 トリノ生まれの44歳。

ピアニストである兄弟の影響で、4歳から音楽に触れ、
16歳にして音楽家としてフランスでデビュー。

後、彼の才能を見出したLudwig氏との出会いをきっかけに、作曲と指揮の勉強を始めるが、2011年、筋萎縮性側索硬化症になった。

この病気は、
重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、
半数ほどが発症後3年から5年で
呼吸筋麻痺により死亡する。

治癒のための有効な治療法は現在確立されていない。

そんな彼が、イタリアのサンレモ音楽祭に現れた。

演奏する前、こんな事を聴衆に話した。

~~~~~~~~~~~~~~~~

私達の人生には、12の部屋がある。

中には、誰でも、嫌いな部屋があるんです。
小さくて暗い部屋。

私達は、一本の線ではない。

12の部屋のように、凸凹している。

最後の部屋は、人生の最後ではない。

だって、繰り返すから。

考えてみて。
誰だって、生まれた時の事は覚えていない。
だから、私達は、
また始めるための準備が出来ているんだ。

今から演奏する曲「Following a  Bird」は
僕にとって、とても大事なんだ。

飛んでいる小さな鳥を追っている。
そして、見失ってしまう。
そこで、考えてみる。

大事なのは、
再び学ぶ為に失う、という事についていく事。

失う事は、悪い事だと思うでしょ?

ノー。

失っていいのは、僕たちの身近にある
偏見、恐怖、苦悩

今から弾いてみるね。

とても興奮してしまったよ

Following a Bird

Questa è l'unica cosa che sento di condividere su Sanremo. Ezio questa sera sei andato oltre l'immenso...

Posted by Francesco Taskayali on 2016年2月10日

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