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2016年1月27日 (水)

1月の葡萄畑の声 その2

先週末に、モンタルチーノ村にある
2軒のブルネロの作り手を尋ねた。

畑中に設置したスピーカーからモーツァルトが流れる「パラディーゾ ディ フラッシナ」農園では、牛の糞の堆肥を畑に敷き詰めたばかりで、特殊な臭いが漂っていたけど、牧歌的な風景に馴染んでいた。

一方、エリアが手掛ける
「Collelceto コーレルチェート」農園では、
牛の堆肥を撒くのは春とのこと。

今は、葡萄の列と列の間からソラマメの一種、
ファビーナの芽が顔を出していた。

豆の根に出来る根粒菌は、
大気中の窒素を土壌に取組み、
樹に栄養を与えてくれるので、
無農薬農法では、畑にファビーナを植える事が多い。

春、1メートル以上に成長したところで刈取り、
そのまま地面に放置して土に返す。

ファヴィーナ以外に、野花や雑草の姿もあった。

春、農園では草刈りの作業がある。

この手間を省くために、
無農薬でない作り手は、除草剤をまく。

すると、土中にいる虫は死滅し、
土はストレスを受ける事になる。

無農薬農法の哲学、

それは難しい事ではなくて、
私たちも子供の頃に既に唱和している!

「ぼくらはみんな 生きている
 生きているから 歌うんだ・・・

 ミミズだって オケラだって
 トンボだって カエルだって ミツバチだって・・・
 
 みんな みんな 生きているんだ
 友達なんだ~♪」

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