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2016年1月18日 (月)

ボローニャのタクシー

シエナから高速バスに乗ってボローニャに着いた。

ボローニャから目的地まで、タクシーに乗る必要がある。

雨が大粒になってきたけど、幸い、
バス停前のタクシー乗り場には3台のタクシーがあった。

先頭のタクシーには運転手が三人とも乗り込んでいて、
タブレットを覗き込みながら、楽しそうにしている。

タクシーをノックすると窓が開き、

「今、休憩中なんです」という答えが返ってきた。

「三台ともですか?」

「そう。三台とも、休憩中です」

呆気に取られ、
移動して、国鉄駅前からタクシーに乗った。

運転手に

「バス停前のタクシーったら、
三台揃って休憩してましたよ!」

と言うと、

「そりゃ~、運転手だって休憩は必要さ! 
  転手同士、
仲が良ければ、一緒に休憩するだろうよ!」

という答えが戻ってきた。

(1台ずつ、時間をずらして休憩すればいいのに)

(何も、タクシー乗り場で休憩しなくても、いいのに)

心の中で思う事は口に出さずに、話題を変えた。

シエナに戻り、タクシーで家に向かう途中、
運転手にボローニャのタクシーの休憩の様子を話すと、

「男ですからね、お喋りが好きなんですよ。
男は子供だから」

と笑っていた。

なるほどね。

パトリッツィオに、「男は子供?」と尋ねると、

「とんでもない。奴らは特別だ」と、

ボローニャの常識感に憤慨した。

昔だったら、自分の正当性を主張したいところだが、
最近は、自分と違った感覚を持つ人に出会うと、
ネタを仕入れたようで、ちょっぴり楽しくもある。

きっと、
自分が急いで行動しなくなってきたからだと思う

o(^・x・^)o



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