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2016年1月

2016年1月31日 (日)

シエナのワイン会で思ったこと

シエナで行われたテイスティングに行った。

出展するワイナリーをチェックすると、
大手が目立ったため、
仕入れる為のワイン探し、という観点は捨て、
好奇心で参加してみた。

この機会に、市場で1本100ユーロ以上で販売されるワインを次々に当たってみた。

最初のうちは、

「凄い凝縮感だな。そして、タンニンが整っている。
 口中を覆い、その余韻が長い!」と驚いたが、

次のワインも、その次に試すワインも、

「凄い凝縮感。力強い。骨格がしっかりとしていて、
 でも、口当たりはエレガント」

という、同じような感想に辿り着く。

これらのワインは、殆どと言ってよいほど、
バリックの新樽で、12か月以上熟成される。

トーストされた新しい木の香りが
ワインに影響しているので、
最終的には、似たような仕上がりに感じられる。

女性に例えて言うと、体系の良い若い女性が、
同じ化粧をして、着こなしもよく、
スマートに佇んでいる。

一人の女性を見ると、

「わっ!凄いインパクト! 
 なんでゴージャスなんだ!」と思うが、

そういう人が並んでいると、
最終的に一人ひとりの印象が残らない。

そして、それらの女性にまた出会いたいか?と言うと、そうは思わない。

繊細なはずの白ワインに関しても、
葡萄品種ごとの素顔、
個性との新鮮な出会いを期待していたが、
樽で長時間熟成させているものが多く、

「あ、これも、ハチミツのような甘味を帯びている」

という、似たような感想を持ってしまう。

そんな中、
ブルネロが並ぶ部屋に訪れ、小さな作り手で、
伝統的な手法に基づいたワインをテイスティングしてみた。

ワインは、私に語りかけてくれた!

同じ土地で、同じ葡萄品種を使用して、
同じビンテージのブルネロでも、
小さな作り手を梯子すると、
同じカテゴリーでありながらも
トーンの違いが感じられる。

音楽に例えると、

2015年のショパンコンクールで優勝した
韓国人ピアニスト、チョ・ソンジン氏が奏でた
ショパンのピアノ協奏曲の、
今まで聴いた事のないような軽やかさ、優雅さ、
フ~っと一瞬、聞こえなくなるような微かなタッチに
かえって惹き込まれてしまう奏法が好きだが、
ツィメルマンのショパンの演奏も好き。

一方、大胆な奏法をするランランのショパンが好き、
という人もいれば、行き過ぎだ、という人もいる

ショパンという枠の中で、
曲を奏でるタッチと表現力の違いから、
ピアニストの個性が感じられるように、
小さな作り手のワインは、
トーンの違い、個性を感じさせてくれる。

生まれながらにして才能を授かったピアニスト。

神様から
素晴らしいポテンシャルを与えられた土壌で育つ葡萄。

個性。

売れるように、
マーケティングを駆使してブランドを作り上げ、
誰からも「素晴らしい!」
と称賛を浴びるワインではなく、

「私は、この葡萄をこう奏でたい」

という作り手の意志が感じられるワイン。

当然、ヴィンテージによって、
その年の気象状況の違いから、味に違いが出てくる。

そういうワインと出会った時に、
私の感性はどう反応するか?
 
ある人には受け入れられ、
ある人には敬遠されるかもしれないけど、

そういうワインとの出会いが
益々、楽しみに感じられる今日この頃です!

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チンタセネーゼ

シエナには、チンタセネーゼと呼ばれる豚がいます。

チンタは、ベルト。
セネーゼとは、シエナの、という意味。

白いベルトをしたような外観から、
そう命名されたこの豚は、
100メートル四方の土地に10頭の割合で野原に農牧され、 餌も、シエナで育つ草、どんぐり、穀物を食べています。

海外から輸入された餌、
遺伝子組み換えの餌は与えてはいけません。

1980年、絶滅の危機にさらされましたが、今では、
繁殖用の雌豚が800頭、繁殖用の雄豚が200頭います。

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2016年1月30日 (土)

ティティですo(^・x・^)o

皆さん、今日は!
ご無沙汰です。
ティティです。
身も心も、まん丸く過ごしてます!


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2016年1月27日 (水)

1月の葡萄畑の声 その2

先週末に、モンタルチーノ村にある
2軒のブルネロの作り手を尋ねた。

畑中に設置したスピーカーからモーツァルトが流れる「パラディーゾ ディ フラッシナ」農園では、牛の糞の堆肥を畑に敷き詰めたばかりで、特殊な臭いが漂っていたけど、牧歌的な風景に馴染んでいた。

一方、エリアが手掛ける
「Collelceto コーレルチェート」農園では、
牛の堆肥を撒くのは春とのこと。

今は、葡萄の列と列の間からソラマメの一種、
ファビーナの芽が顔を出していた。

豆の根に出来る根粒菌は、
大気中の窒素を土壌に取組み、
樹に栄養を与えてくれるので、
無農薬農法では、畑にファビーナを植える事が多い。

春、1メートル以上に成長したところで刈取り、
そのまま地面に放置して土に返す。

ファヴィーナ以外に、野花や雑草の姿もあった。

春、農園では草刈りの作業がある。

この手間を省くために、
無農薬でない作り手は、除草剤をまく。

すると、土中にいる虫は死滅し、
土はストレスを受ける事になる。

無農薬農法の哲学、

それは難しい事ではなくて、
私たちも子供の頃に既に唱和している!

「ぼくらはみんな 生きている
 生きているから 歌うんだ・・・

 ミミズだって オケラだって
 トンボだって カエルだって ミツバチだって・・・
 
 みんな みんな 生きているんだ
 友達なんだ~♪」

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トスカーナのハイジ、ジュリアちゃん

今日は、農産物直売マーケットが開催される日。

チーズを切らしていたので、
ジュリアちゃんのブースに立ち寄った。

ブログに訪れてくださる皆様の中にも、
ジュリアちゃんの手掛ける美味しい羊乳のチーズをご賞味された方がいらっしゃいますね。

そこで、彼女の声をお届けしようと、
ショートショートなビデオレターを思いつきました。

農家には、500頭のサルでニア種の羊と、
70頭(ビデオでは60頭と言ってしまいましたが)の
フランス種の羊がいます。

フランス種は薄着をしているので、
いつも、小屋にいますが、
サルでニアの羊は、天気が良いと、
野原で草を食べているとのこと。

1月でも、草があるんですね。

この日は、販売用の新鮮ヨーグルトを容器に詰める為
朝の4時起きです。

私も一つ、頂きました!

1週間に3回、
シエナで農産物直売マーケットが開催されています。

シエナにいらっしゃる機会がありましたら、
ジュリアちゃんが手掛けるチーズを
お土産にいかがでしょうか?

2015年に行われたペコリーノのコンクールで、
見事、優勝に輝いた味わい、
是非、皆さまもご堪能ください!


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2016年1月26日 (火)

1月の葡萄畑の声 その1

12月のトスカーナは異常なほどの暖冬だったが、
1月の中旬になって、遅れて寒気が到着し、
ここ数日、マイナス度の朝を迎えた。

モンタルチーノでブルネロを手掛けるエリアは、

「これで、ハダニの心配がないな」とほホッとした。

‟ハダニ”とは、
赤くて小さな蜘蛛のような形をした虫で、
イタリアでは、
「ランニェット ロッソ (小さな赤蜘蛛)」
と呼ばれている。

害虫の宿命をしょって生まれてきた虫には申訳ないが、
この時期、寒さでハダニが死んでくれないと、
春以降、彼らが葡萄の葉につき、汁を吸い、
穴が開いた葡萄の葉は、光合成が出来なくなる。

この虫の発生を防ぐのは、
この時期の寒さ、もしくは、
化学農薬を使用するしかない。

エリアは、無農薬農家だから
農薬を使用することが出来ないので、
この時期の寒さに救われた。

一方、オリーブの実に卵を産むミバエは、
暖冬で生き残ったとしても、
35度を超える酷暑の中で死滅していくので、
もし、この冬が暖かく過ぎたとしても、
夏に希望をもてる。

とにかく、冬は寒く、夏は暑くなければならない。

明日からは、最低温度が6度。

寒いの苦手だけど、
極寒の到来を期待する今日この頃です!

Elia


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2016年1月20日 (水)

玉ねぎ女

若い頃は、新陳代謝が活発だから、
冬でも薄着をしていた。

でも、この年になると、冬はいつも、
下着の重ね着、薄手のセーター、厚手のセーターと
まるで、玉ねぎのように身体を包んでいる。

身体同様、心もそうで、
若い頃に比べると、厚着をしたくなる。

家族や恋人、時間をかけて縁を作ってきた友達と、
何気ない話で繋がっていられることが、
私を温めてくれる。

若い頃は、飾った生き方でも通用したけど、
この年になると、見た目より効能!

私、玉ねぎです!

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2016年1月19日 (火)

シルビアちゃん、我孫子に到着!

パトリッツィオの娘、シルビアちゃんが、
千葉の実家に到着した。

普段、あまり感情を表さない父がとっても喜んでいて

シルビアちゃんが、
「omizu-kudasai」と言っただけで、

両親は喜んで笑い声を挙げ、
「はい・はい・はい・はい」
とチャキチャキ、動いている。

お風呂やトイレの説明をして、
朝ごはんの菓子パンを用意して、
迷子にならないように、
マンションの所在地をコピーして・・・

明日の昼は、回転ずしに皆で行くらしい。

私の両親は、定年退職をしてから、
長らく落ち着いた生活を送っている。

スカイプでの会話のパターンも決まっている。

今回、シルビアちゃんを受け入れるにあたり、
両親は、とっても張り切っていて、楽しそうだ。

ある程度の年齢に達しても、
本人たちの能力が生かせる場では、
本人たちの感性と工夫と思いを発揮して、
気持ちのよいコミュニケーションを摂りいれた、
新鮮な生活を送ってほしい。

こんなにイキイキした父の姿を見れるのなら!

世界一の長寿国、日本。

2020年のオリンピックでは、
元気な70代の方々が、
何かしらのボランティアに参加できると、
日本が、グッと元気になるんじゃないかな?

活気のある、そう、商店街に住民の声が響いていた、
昭和の日本を想像してしまう、今日この頃です。

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2016年1月18日 (月)

ボローニャのタクシー

シエナから高速バスに乗ってボローニャに着いた。

ボローニャから目的地まで、タクシーに乗る必要がある。

雨が大粒になってきたけど、幸い、
バス停前のタクシー乗り場には3台のタクシーがあった。

先頭のタクシーには運転手が三人とも乗り込んでいて、
タブレットを覗き込みながら、楽しそうにしている。

タクシーをノックすると窓が開き、

「今、休憩中なんです」という答えが返ってきた。

「三台ともですか?」

「そう。三台とも、休憩中です」

呆気に取られ、
移動して、国鉄駅前からタクシーに乗った。

運転手に

「バス停前のタクシーったら、
三台揃って休憩してましたよ!」

と言うと、

「そりゃ~、運転手だって休憩は必要さ! 
  転手同士、
仲が良ければ、一緒に休憩するだろうよ!」

という答えが戻ってきた。

(1台ずつ、時間をずらして休憩すればいいのに)

(何も、タクシー乗り場で休憩しなくても、いいのに)

心の中で思う事は口に出さずに、話題を変えた。

シエナに戻り、タクシーで家に向かう途中、
運転手にボローニャのタクシーの休憩の様子を話すと、

「男ですからね、お喋りが好きなんですよ。
男は子供だから」

と笑っていた。

なるほどね。

パトリッツィオに、「男は子供?」と尋ねると、

「とんでもない。奴らは特別だ」と、

ボローニャの常識感に憤慨した。

昔だったら、自分の正当性を主張したいところだが、
最近は、自分と違った感覚を持つ人に出会うと、
ネタを仕入れたようで、ちょっぴり楽しくもある。

きっと、
自分が急いで行動しなくなってきたからだと思う

o(^・x・^)o



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2016年1月17日 (日)

シルビアちゃん、日本に上陸!

パトリッツィオの娘、シルビアちゃんが、
18日(月)に日本に到着します!
千葉の実家(我孫子)に寝泊まりし、
東京、京都を満喫予定
私が案内したかった~!

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2016年1月14日 (木)

ファンチュッリ農園より 「みなさん、こんにちは!」

オリーブの実の収穫時期(10~11月)に稼働した圧搾所を、
ただ今、掃除しています。

皆様、シエナに遊びに来てくださいね。

エンリコと一緒に、
一時を過ごしましょう!

お待ちしてます!


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2016年1月 5日 (火)

また隠されちゃったよ!

洗濯物をたたみ終わったけど、
2ペアの靴下が、片方ずつ揃わない!

枕の下も
ベッドの下も、
シーツをめくってみても・・・
何処を探しても出てこない。

私の部屋には、時々、小人が出現して、
隠し事をしては、
困った私を眺めてほくそ笑んでいる。

それとも、
明日は、魔女が子供の家に訪れ、
良い行いをしていた子には、靴下にお菓子を、
悪い行いをしていた子には、靴下に石炭を入れる
ヴェファーナの日だから、
それ用に、靴下をもっていかれたのかな?!

皆さんの周りにも小人が出現して、
何かを隠されますか?

私は、しょっちゅうです!

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2016年1月 1日 (金)

腰が治った!

「あっ 普通に戻ってる~!」

11月から腰の骨に違和感を感じていたので、
コルセットを着用していた。

朝、体を起こす時も、
椅子から立ち上がる時も、両手に体重を置き、
腰へ負担がかからないようにしていた。

町を歩く時も、足からの振動を受けるのが怖かった。

腰の骨がずれているというか、
外れた感じがあって、
気を抜いた瞬間、厄介な事になってしまいそうなので、
気を遣っていた。

仕事が落ち着くと、
うっすら埃を被った1冊の雑誌が目に留まった。

この前の帰省時に母からもらった
「自彊術 じきょうじゅつ」の本。

自彊術とは、整体・あんま・マッサージなどの治療法が盛り込まれた健康体操のこと。

症状のある部分だけを局所的に治すのではなく、
全身を整えることで、症状の改善を目指す、とある。

開いてみると、
〝元首相、元東大医師、治療家も絶賛”
“自彊術ダイエットで35キロ減”
〝改善”〝活性化”〝若返り” 等々・・・

健康用語が溢れんばかりにてんこ盛りされていて、
すぐに嫌気がした。

雑誌を閉じ、ビデオを観てみたら、
礼から始まる堅苦しさに、
また気持ちが失せた。

でも、やってみた。

次の日もやってみた。

そして3日目、
気づいたら、腰が元に戻ってる!

自彊術の運動を通じて
腰を左右にひねったり、背中を叩いたりしながら、
骨の位置が矯正されたのかな?

専門的な事は分からないけど、
とっても嬉しい!

母も、自彊術を初めてから、
長年の不整脈が消えてしまった。

病院に行く覚悟をしていたけど、
治療費が浮いて、身も心も軽々!

腰痛に悩んでいる方に、
嬉しい情報をおすそ分けです!

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あけまして おめでとうございます!

あけまして おめでとうございます!

2015年も、本当にお世話になりました。

皆さまに支えていただき、
今日、こうしていられる事に、
改めまして、感謝・お礼申し上げます。

2015年、皆様も私も、
嬉しくて弾けたくなるような時、
悲しくて一人で静かに泣いていた時、
心配事で心が塞がっていた時、
希望の光が見えて心がリセットされた時・・・

色々な感情と、
色々な体のメンテナンスを繰り返しながら、
2016年1月1日に辿り着く事が出来ました。

今日から始まる新たな1年

小さな幸せを通じて、心身の健康を整え、
実り多い年にしていきましょう!

2016年、
皆様の健康がありますように。

そして、
私たち一人ひとりの中から発する愛とモラルが、
世界平和と自然環境保護へ繋がりますように。

2016年もどうぞ、宜しくお願いいたします。

シエナ@大多和聖美


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