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2015年12月13日 (日)

今日みかけた、クリスマス

買い物をしにコープに行くと、入り口を塞ぐように
ミゼリコルディアの車が停車していた。

ミゼリコルディアとはボランティアから成る組織で、
救急や介護をはじめ、沢山の慈善活動を行っている。

「だれか、病人が出たのかな?」

店に入ると、沢山のボランティアの人たちが、
買い物客にビニール袋を配っていた。

(なるほど! そういう事だったのね!)

私は自分の買い物とば別に、
余分に買ったコルネットを寄付した。

またこの日は、
カンポ広場の裏手にある行きつけのバールで、
「カフェ ソスペーゾ」をしてみた。

sospeso(ソスペーゾ)とは、未処理という意味。

私が飲んだカフェ代とは別にお金を払い、

「生活が困っていて、コーヒーが飲めない人の為に
 カフェを提供してください」という意味だ。

ナポリにあるシステムだが、
シエナでは滅多にみられない。

以前、ジェラート ソスペーゾがイタリア全土で行われた、という記事を読んだ事がある。

恵まれない子供たちが、
アイスクリームを食べる機会を得られた。

自発的に細やかな捧げものをすると、
この手の世界と連帯感が感じられて心温まる。

豪華な装飾もいいけど、地味ながらも
人肌のぬくもりを持つクリスマスに惹かれてしまう
今日この頃です。
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