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2015年8月28日 (金)

年金生活に入ったら、八百屋に通いましょう!

今日は、作り手直売のメルカートの日。

いつも通り、ミケーレの八百屋をのぞくと、
ジーノがいた。

「ciao ジーノ 年金生活はどう?」

「最高さ! 
 好きな時間に起きて、好きな時に外出できる」

ジーノは、2年前に年金生活に入るまで、
カンポ広場の裏にある御惣菜屋を経営していた。

「奥さんではなくて、あなたが買いものをするのね!
 今日は、何を買うの?」

「小ぶりのズッキーニさ。
 これを茹でて俺が作ったマヨネーズで食べるんだ!」

「え~ マヨネーズ?」

「そう。キヨミ、スーパーでみかけるC社の原材料を
 見たことあるかい?
 ヒマワリ油の次に、水、って書かれてる。
 その次に、卵黄、ワインビネガー・・・
 と続いてるんだ。
 水だぞ! そりゃ~ないだろ?」

「その点、あなたが作るマヨネーズは、
 オリーブオイルと新鮮卵が使われていて、
 全く別物ね!」

気がつくと、男性の買い物客が目立つ。

イタリア人、特に男性は、
ふら~っとバールに立ち寄って珈琲をオーダーし、
一言、二言の会話を楽しんだり、
トランプ遊びに没頭したり新聞を読んだりして過ごす。

そのような感覚で、
この手のメルカートにも男性が出没し、
作り手と会話を楽しんでいる。

時々、年金生活に入った男性が地元でコミュニティを
築けない、という話をきくが、このように、
定期的に作り手のメルカートで買い物をするのは、
とっても良い事だと思う!

気持ちが晴れるし、
美味しい素材を基に、職人魂が触発され、
美味しいもの作ってくれて、家族も大喜び!

日本でも、こういう傾向があるのかな?

あったら、いいな♪ と思う、今日この頃です。

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