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2015年7月12日 (日)

今日は、モンテプルチャーノ

たまには、トスカーナの街の様子もご紹介。

今日は、日本からの御客様を、
南トスカーナのモンテプルチャーノにお連れしました。

街を見下ろせる塔に登ると、
そこで監視を勤める少年が人懐っこく話しかけてくる。

農学部を卒業した彼は、日本の盆栽に興味があり、
彼のお父さんは鷹を飼っていることから、
鷹についても説明してくれた。

「あなたは、何にパッションがあるんですか?」

と、綺麗な瞳で質問され、私はドキっとしてしまった。

「ピアノかな? 
 私のパッションって、3か月ごとに変わるのよ。
 最近は、歌う事にも興味があるかも!」

すると、

「僕も、ピアノ、好きです!」と答えが戻ってくる。

「申し遅れました。僕は、ファビオです」

と言って、右手を差し出したので、
私も、御客様も、名前を告げて握手を交わした。

十分に景観を堪能し、
「ありがとう!さようなら!」と言うと、
彼は、私たちの名前を述べて挨拶してくれた。

この塔に登る前、
食事をしたオステリアのカメリエーレも、
清々しくフレンドリーだった。

この季節、モンテプルチャーノの街には、
クラシック音楽が溢れている。

夏期講習を受講する音大の生徒、
中心の広場で開催されるコンサート、
美味しいワインと郷土料理、
中世に一流の建築家が手掛けた歴史的建造物、
絵画やフレスコ画・・・

30度を超える夏日だけど、
標高650メートルのこの街には、涼しい風が吹き抜る。

古代ローマ時代から、
裕福層の別荘地とされていたモンテプルチャーノ。

今では、当時の貴族達よりも
遥かに、贅沢な時間を味わう事ができますよ!

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