« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

2015年5月

2015年5月31日 (日)

私の友達 ジージー

久々に、ジージーと会った。

ミャンマー出身の彼女の名はジージーチョー。

苗字が存在しないので、名を切り離し、
ジージーを名前、チョーを苗字にしている。

16年前、語学留学生だった私たちは、
アルバイト先のマクドナルドで知り合った。

当時、私30歳で 彼女は27歳。

マクドナルドで働くイタリア人スタッフは、
私たちより随分年下で、二十歳前後のアルバイトや
ちょっと意地悪なマネージャーから理不尽な対応もされた。

そんな時 ジージーは、しっかりと意見を述べた後、

「私たち、黄色(アジア)同盟をなめんなよ!」

と言って、大きく笑っていた。

彼女は、中学生の頃から道端で古本を売る等して、
自分より幼い兄弟を食べさせてきた。

今では、小さく立ち上げた旅行業の仕事が大きくなり、
兄弟やイタリア人の旦那を率いて、
ミャンマーとシエナを往復しながら忙しくしている。

この日も、パトリッツィオと私は
彼女の話に興味深く耳を傾けた。

「この前、ある観光客がヤンゴン港の人だかりを見て 
 こんな光景は見たことない!って、驚いてた。 
 船から陸揚げされる車が見たくて、
 沢山の人が集まるのよ! 
 日本から 沢山の中古車が到着するんだよ!」

ジージーの旦那、ガブリエーレが

「日本人のお陰で病院や学校が整備されているんだ」

と言った時、

「ふ~ん、そうなんだ」と普通に聞いてたけど、
内心、日本が誇らしく思えて、とっても嬉しかった。

ジージーは、ミャンマーの政治、ここ5年間の国民の生活の変化、経済の推移、仕事の事など・・・幅広いテーマに触れ、自分の意見を熱く語る。

ジージーの他にも、私には、
スペイン人のアーナや、ハンガリー人のクララ、
日本人のHさんなど、ダイナミックな女友達がいて、
皆に共通している事は、幅広い話題を持ち、自分の経験談を、時には面白おかしく語りながら周囲を笑わせる。

ジージーは、月曜にはミャンマーに飛び立ち、
今度シエナに戻るのは、来春だ。

私は日本人がミャンマーでしている事を何もしらない。

ネットで、日本とミャンマーの関係を
調べてみたくなった今日この頃です。

Img_5626


|

2015年5月27日 (水)

成長期

中国人の声楽留学生サベリオ君の紹介で、
ソプラノ志願の中国人留学生、
フィオレッラちゃんと知り合った。

目がパッチリとした彼女は、
可憐な美しさをまとっている。

5か月前にイタリアに来たフィオレッラちゃんは、
まだイタリア語が分かないけれど、
週に2回、クララの家で歌のレッスンを受けている。

そして、週に1度は私の家に通って、
発声練習や音合わせをし、クララの教えを
コンピュータの翻訳機能を使って、分かろうとする。

クララがお茶を振舞った日、
キッチンから、クララの大きな声が響いた。

「あら~、そのまま放っておいていいのよ~!」

フィオレッラちゃんは、
使い終わった食器を洗おうとしていた。

私の家に来る為、
朝の7時代の電車でシエナへ来たがったけど、
それじゃ早すぎるから、
8時代の電車で、シエナに来てもらう事にした。

彼女は、私の家に到着すると、
箱に入ったお菓子を差し出した。

クララ同様、私も、

「お土産なんて、いいのよ~!
 次回からは、手ぶらで来て頂戴!」

と叫んだ。

フィオレッラちゃんは、
クララのレッスンを録音していて、
クララから与えられた歌曲をユーチューブを何度も繰り返しながら覚え、歌詞の一つ一つの意味を調べあげている。

「勉強より、遊びが好き!」と言う彼女は、19歳。

たどたどしいイタリア語を発するその表情は豊かで、
一緒にいると、私まで爽やかな気分になる。

この時期、驚くほどのスピードで
葡萄がグングン成長している。

先週まで小さかった葉が、
手の平のような大きさになり、枝が伸び、
葡萄のツルは、針金に自ら巻きついて、
倒れて折れないように、太陽に向かって伸びている。

土中の深いところにある養分を吸い上げようと根を伸ばす葡萄同様、フィオレッラちゃんも、見えないところで努力をしている。

太陽に照らされて光合成を行う葡萄同様、
フィオレッラちゃんも、
周囲の大人たちから愛情を降り注がれて、
自らエネルギーを生産している。

空っとした風に吹かれて、
気持ちよさそうに歌う葡萄の木同様に、
彼女も、爽やかでよく笑い、楽しそうだ。

シエナには、沢山の中国人留学生がいる。

サベリオ君のように、
夏、2枚のTシャツで過ごした苦学生もいる。

バールに入っても、
「リュックに水がありますから・・・」
と節約生活をする彼だけど、
クララにお土産として、リンゴを持ってきた事がある。

色々な学生を見てきたけど、

時間を守り、お世話になる人に礼儀を示し、
自分の信念を持って影で努力する学生は、
周囲の大人たちから見守られ、
能力を伸ばしているような気がする。

この前、久しぶりに会った日本人のY君も、
とても清々しかった。

冗談が好きで、女の子の話題が多い彼は、
一見、遊び人風にみられるけど
映画や音楽を通じてイタリア語を覚え、
しっかりと厨房で働き、よく遊ぶ。

もうじき、彼に労働許可証が公布される。

気さくな態度の中にも礼儀があって、25歳にして
深くイタリアに根を張っている姿が逞しかった。

この季節の葡萄同様、成長する留学生たちから、
元気をもらっている今日この頃です!

Img_5592

Img_5588

|

2015年5月17日 (日)

本気で遊ぶ大人の笑顔は、眩しい!

遊びの達人が、シエナの街を駆け抜けた。

私は、クラシックカーよりも、
本気で遊ぶ大人たちの表情に魅せられた!


Img_5115

Img_4926


Img_5012


Img_4897


Img_4994


Img_4849



Img_5178



Img_4934


Img_4877

Img_5436





|

2015年5月14日 (木)

トスカーナのハイジ

家族経営の小さなチーズ工房を訪ねた。

農園の生い立ちやチーズ作りの工程を説明してくれるのは、ジュリアちゃん。

彼女の輝く瞳には、
この農園に漂う純粋な空気が映し出されている。

「あ、豚が逃げたわ!」

チーズ作りの説明を聞いている途中、
ジュリアちゃんのお母さんが叫んだ。

「えっ? 豚?」

「そう。よく柵から逃げるのよ。
 最初は父さんが追いかけていたけど、
 今では放っておくの。
 そのうち帰ってくることが分かってるから!」

と言って、笑い合っている。

豚がのんきに歩いている光景は、
何ともメルヘンチックだ。

ここで飼われている500頭の羊はサルデーニャ産。

この種は病気になりにくく、寒さにも強いので、
冬も放牧していられる。

「お~い! 乳搾りを始めるぞ!」

作業服を着た父さんがやってきて、皆に声をかける。

乳搾りは、朝と夕の2回。

羊たちが餌を食べている間に、乳が搾られるが、
乳の量は季節によっても異なるし、
羊の年齢によってもまちまちだ。

週に2度のリコッタチーズ作りの日は、
朝の4時から乳を搾る。

別の部屋には、赤ちゃんを産んだばかりの羊の部屋があって、そこには、クリスマス前に生まれた番犬のゴリアちゃんが一緒に生活をしている。

最初の1年は羊と共に生活し、
来年から、番犬としての訓練を受けることになる。

昨年は、真昼間だというのに、
周囲に潜むオオカミに、5頭の羊が殺されてしまった。

今のゴリアちゃんはあまりの可愛らしく、
オオカミを追い払う逞しさを想像するのは難しいが、
来年はお産もする。

訪問した僅かな時間、私は、まるで、
ハイジの世界に入り込んだような錯覚に陥った。

こんなに純粋な笑顔で家族が一丸となって働いている、
そんな光景がまだあるんだ・・・

すっかり彼らの生きざまのファンになってしまった。

彼が作るチーズを通じて、時々、
純粋なビタミンを体に取り入れよう!

と思った今日この頃です。

Img_4589

Img_4590

Img_4609

Img_4641

Img_4626

Img_4632

Img_4593

Img_4598

Img_4595





|

2015年5月10日 (日)

旋律のよい町

緑に囲まれた高速を20分走ると、
LUCIGNANOという小さな町に到着する。

小路を歩くご婦人は、アダージョ

木陰のベンチでお喋りをする叔父さんは アンダンテ

そして、広場ではしゃぐ子供たちは、スタッカート!

私好みの、穏やかな空気が流れていた・・・・

Img_4455

Img_4491


Img_4460


Img_4477


Img_4464

Img_4484




|

2015年5月 8日 (金)

ミケーレ農園より、こんにちは!

朝の8時 霧のベールに覆われた葡萄畑に、
鍬を担いで踏み込んだ。

一見、ただの野原のように見える区画だが、
そこには、昨年の4月に植えたメルローが、
勢いよく自己主張をする雑草達にに囲まれながらも、
控え目に、でもしっかりと列をなしている。

小さな葡萄の葉を見分け、
クワを振り下ろして周辺の雑草を根こそぎ掘り返す。

20~30センチ掘り返すと
大抵の雑草の根は地上に放り出されるけど、葡萄は
1年かけて しっかりと根を深く伸ばしているので、
びくともしない。

無農薬の畑では、親指大ほどの幼虫が
丸くうずくまってスヤスヤと眠っていて、
ふいに、日の光をくらったミミズは、大慌てしている。

地上で派手に振舞う雑草は、実は根が浅く、
小さくて地味な葡萄はしっかりと根を張っている事に
共感してしまう。

粘土質の土壌は、
乾くとパカーン地割れしてしまうので、
葡萄の木の周辺には、こんもりと土を盛る。

しかし、地面に近い接ぎ木の位置から伸びる芽を
覆ってしまわないよう、土を盛り過ぎてもいけない。

ついさっき迄のヒンヤリした空気は
いつの間にか消え去り、
気温の上昇に比例して、鍬の重みが増していくので、
こういった細かな動きに、手首が火照り始める。

「もうダメだ~! ぶっ倒れる前に退散~!
 カンティーナに行ってるね~!」

私は、3時間でギブアップ!

しかし、この作業の為に雇われているダリオは、
黙々と作業を続けている。

カンティーナでは、ミケーレと、娘のサマンタが
ワインの澱引作業をしていた。

「今朝は霧が幻想的だったわ!」

とサマンタに話かけると、

「あれ、小さな葡萄の木にとって、良くないのよ。
 湿度が多いと、ベト病になるから」

と私を見て話す間に、澱引の器械からワインが
プシュ~っと吹き出し、

「バッボー(父さ~ん)!ストップ、ストップ!」
と声を張り上げたので、私はお喋りを止めた。

直射日光を浴びる畑作業も大変だけど、
涼しいカンティーナでも、楽な事はなさそうだ。

日本の人が、
ミケーレ農園の「キャンティ」を買ってくれる。

この事が彼らにとって、どんなに嬉しい事なのか・・・

ほんの僅かな作業からそれを感じ取れる。

日本の方は、簡単にシエナまで飛んでこれない。

でも、ワインを通じて、
シエナと触れて頂く事ができる。

ワインに限らず、中小の作り手が汗水流して
自然と向き合って手掛けた農作物って、凄い!

どこでもドアのように、世界を繋いでくれるんだ!

と改めて感じる、今日この頃です。

Img_4399

Img_4345

Img_4351

Img_4340_2

Img_4314


|

2015年5月 7日 (木)

日本に向かって、旅立ちました!

通常、日本に荷物を送る際、
地元の運送会社が17時頃に集荷にやってくるけど、
今回は個数が多いため、フィレンツェから
専用のトラックがやって来ることになった。

前日の夕方、パトリッツィオに電話を入れた。

「ねぇ、明日の朝、7時にトラックが来るんですって。
 電動式のトラックじゃないから、
 手で積まなければならないの。
 応援に来てくれないかしら?」

「勿論、手伝うさ。
 でも、本当なのか?朝の7時って・・・」

「私も、何度も聞き返したのよ。
 明日の朝、7時ですね。
 夜の7時ではないんですね?って」

朝、窓を開けて駐車場を眺めていたら、
本当に、7時ぴったりにトラックがやって来て、
それに続き、パトリッツィオもやってきた。

仕事はじめの男たちは、威勢がよくて、重い作業が
イベントの仕込みのようで、何だか楽しい。

トラックが来ると、
必ず 番犬のレアちゃんが様子を探りに来る。

「オ~、レア! 見てるだけかい? 
 お前も何か手伝え! 
 俺たちの朝食を用意してくれ!」

とパトリッツィオが声を上げている。

イタリアの自然と農夫が手掛けたワインやオリーブオイルは、私たちを経て、運送会社にバトンタッチ。

まもなく、皆様のご自宅に、
明るい賑わいをもたらしてくれることでしょう!

皆様の日常に散りばめられる、
沢山の幸せにサルーテ!

Img_4282

Img_4286

Img_4290_2

|

2015年5月 5日 (火)

電話

外は明るいけど、もう20時半を過ぎていた。

「パトリッツィオ、
 この箱が終わったら食べに行こう!」

ワインやオリーブオイルの発送の準備をしていると、
外食して、気分をリフレッシュしたくなる。

車に乗りかけると、彼は
「誰だ? こんな時間に・・・」と言いながら、
携帯に応答している。

「うん・・・お~、分かった。
 これから食べに行くところだ・・・」

口調からして、身内からの電話かな?

黙って耳を傾けていると、

「キヨミに代わって だってさ。ティティから
」といって、携帯をよこした。

どうやら、窓から私たちを眺めるティティちゃんは、

「全く~、何処に行くのよ! 
 新鮮なカリカリを足して頂戴! 
 最近、夜が一人の時が多いっていうのに、
 また、今晩も遅くなるっていうの!・・・」

と、パトリッツィオにほざいていたらしい。

その後、食堂にいる時も、パトリッツィオは、
ティティちゃんからの電話に対応していた・・・

Img_4268

Img_4252

|

2015年5月 1日 (金)

ローマからシエナへ バスで移動する方法

【ローマからシエナへ バスで移動する方法】

シエナに訪れてくださる方が増えてまいりました(*^_^*)
そこで、ローマからシエナへ、バスでの移動方法をご説明します。

ローマのフィウミチーノ空港からシエナまで、
簡単にバスで来る方法はこちらです。

★ローマの町中からシエナに来る場合のバス停は、
以下、ご参考ください。

ローマのバス亭は、国鉄Tiburtina駅にあるバスステーションです。

●ローマ(Tiburtina駅)からシエナまでの所要時間:約3時間 

●ローマ(Tiburtina駅)→シエナ着の時刻表

(6:30→9:05着)(8:00→10:40着)(10:30→13:15着)
(12:30→15:05着)(14:30→17:05着)(16:00→18:35着)
(17:45→20:30着)(19:00→21:45着)(20:15→22:55着)

 ※平日・祝日とも、運行時間は同じです。

●チケットの購入方法

・インターネット 
 http://www.sena.it/Autobus/Roma/Siena/219-234/49-1.html

・バスステーション内のチケット売り場
 シエナ行きのバスは比較的空いておりますので、
 当日に窓口でお買求め頂いても大丈夫です。
 バス ステーションには、沢山のバス会社の窓口があります。
 シエナ行きのバスチケットは、
 5番乗り場付近にある「EUROLINES」の店内にてお買求めください。
 窓口はいつも混み合っておりますので、
 出発の30分前には、窓口にお並びください。

●チケットの価格

 購入時期やバスの時刻によって、価格が異なります。
 (19~24ユーロ)
 ネットで購入される場合、
 9ユーロの格安チケットが出ている事もあります。 

●バスステーション内での、シエナ行きバスの見つけ方
 
 5番もしくは、7番乗り場から出発します。
 バスステーションの奥にある電光掲示板にて、
 行き先と乗り場を確認してください。

●ローマ(Tiburtina Bus Station)までの行き方

 Tiburtina Bus Stationは、
 国鉄Tiburtina(ティブルティーナ)駅から徒歩2分。

 ※国鉄Tiburtina駅の脇にもバスが停まっていますが、
 それは、市内用のバスですので、シエナ行きは見つかりません。

 ローマの市街地、テルミニ駅からTiburtina Bus Stationに
 移動される場合はタクシーをお勧めします。
 (乗車時間10分。約10ユーロ)

 ※テルミニ駅から地下鉄でTiburtina駅に移動されます場合、
  駅構内の移動+電車の待ち時間+乗車時間で、
  30分以上はかかります。
  駅の構造は複雑で、スーツケースを抱えながらチケットの購入、
  ホームの確認など、とてもストレスになります。
  また車内は大変混み合っており、スリに遭う可能性もあります。

●シエナでの下車:

 ・Stazione
  (シエナ国鉄駅/観光名所のある町の中心からは離れています)

 ・Piazza Gramsci ピアッツァ グラムシ
   (町の中心にあります)

●その他

 バス内には、トイレがございます。

★この情報は、2015年4月30日現在です。
 情報はよく変更されますので、ご確認をお願いいたします。

Buon Viaggio(良い旅を)!

Img_4070

Img_4066_2

Img_4064

Img_4071

|

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »