ヴィーノ・ノービレ 仕入れました!
また素晴らしいワインに出会えた。
家族代々ワイン作りが受け継がれ、
現在、6代目にあたるオーナーのルカは、こんな事を語ってくれた。
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ワイン作りが受け継がれるうちに、家族の哲学も生まれてきたんだ。
それは、自分達の土地を尊重すること。
そして、飲んでくれる人に満足してもらうこと。
自分の畑にしかない自然条件、私たちの情熱、
そして、その年だけに通り過ぎた気象から生まれるワインは、
毎年、違う表現であるはず。
だから、流行についていこうとせず、また市場が求める味に媚びず、
正直にその年の味を表現していきたい。
飲む人に満足感を与える、というのは、
長い歴史を口に出来る喜び、
その年の気象条件と作り手の苦労のコラボレーション、
神様にキスをされた土壌で育った葡萄を感じてもらい、
故に、他のワインでは味わえない唯一の味を堪能してもらうこと。
飲む人との共存によって、
更に、自分達のワインの歴史が続いていく。
今、息子はサッカーに夢中だけど、
そのうち、ワイン作りを受け継ぐだろう。
彼は、テクニックを学ぶ前に、
まず、この哲学を理解する必要がある。
理解できたら、大学に行って、醸造を学び、
私たちのワインが未来に引き継がれていく。
もし、立派な醸造家に成ったとしても、この哲学が分からないと、
他のワインと同じようなスタイルを生み出してしまうからね。
私たちにとって大事なのは、、売れるワインの本数よりも、
自分達のワインと共存してくれる御客様を
世界の中から見つける事なんだよ。
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このワインの美味しさに惚れたので、早速、仕入れた。
この春から販売するにあたり、
飲んでくださる方が「共存」という形で
ワインの文化・歴史の継承に参加していただくには、
どのように紹介していけばいいんだろう・・・・?
『ワインは飲料水ではなく、文化である』
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