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2014年8月26日 (火)

小さくて大きな、作り手さん!

オリーブ農園を訪れ、皆と昼食をとった。

8歳のレオポルド君が、

「このオリーブオイルには、1滴の1/4の、
 そのまた1/4の1/4の...
 着色料も含まれていないんだよ!」

と威勢良く言うと、

「こいつは、立派なオウムだよ!」

とエンリコが誇らしげに笑った。

大人に囲まれて育つ子供は、大人の話題に耳を傾け、
ゆっくりと話題について来る。

「お婆ちゃん、だったら、どこから色が来るの?」

「太陽からですよ」

「ふ~ん・・・」

レオポルド君は既に、
オリーブオイルのラベル貼を手伝っている。

今、彼が夢中になっているのは
大きな樫の木の上に家を建てること。

木を囲んで4か所に深い穴を掘り、柱を挿し込み、
足場組までは完成している。

冒険心に心を躍らせる彼は、トムソーヤそのものだ。

丁度、日本の御客様からオリーブオイルの注文が入っていたので、瓶に、作り手のサインとして、レオポルド君と、パパのルイージにサインを入れてもらった。

ファンチュッリ農園は、
レオポルド君がいるから次世代も大丈夫!

農園に通っているうちに、
私はこの人達の遠い親戚のような気分になってきた。

オリーブオイルでも、ワインでも、何でもそうだけど、原料や素材が、人の手を介入して商品になっていく。

そこに携わる人や環境を知ると、
商品に込められた温もりを感じ取ることが出来る。

(作り手さんや農作物の育つ自然環境を、
 どうやったら皆様に、
 もっとダイレクトに伝えることできるんだろう?)

イタリアにて、もう10年以上、ワインやオリーブオイルを日本の皆様に販売しているけど、まだまだ、模索中の今日この頃です。

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