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2014年8月27日 (水)

農家泣かせの2014年

今年は、無農薬農家 泣かせの年だ。

冷夏で雨が多い。

もし化学薬品を葡萄やオリーブの根から吸収させたら、
虫が寄りつかず、見栄のよい成果物が成るかもしれないけど、無農薬農家はそれが出来ない。

ワインの場合、無農薬農法として、
葉に硫黄と銅を散布して良いことになってる。

散布により、病原菌からプロテクトされるはずだけど、
雨が降る度に液が洗い流されてしまうので、
また作業を繰り返さなければならない。

オリーブの場合、
無農薬農法では硫黄は認められず、銅のみを散布する。

両者とも、自然農薬の量に制限があるので、
病原菌を完全に防ぐことは出来ない。

オリーブ農園では、地面に近い枝が湿気を感じ、
カビが生え、虫がついているものもあった。

そうなるとオリーブの実が成らないので、
枝を切り取る必要がある。

化学薬品を使用していないから小動物にも優しい環境で、それは人間の体に害が無いことを感じ取れる。

先日、キャンティクラッシコのワインの作り手を訪れた時、1992年ヴィンテージのワインを開けてくれた。

20年以上経つというのに、
この果実味のポテンシャルに感動した。

後になってキャンティクラッシコの
ヴィンテージチャートを見ると、1992年には1つ★が下され “9月25日からの雨で、落胆の年”と記録されている。

5★を最高とする中で、最低の評価だ。

このワイナリーは、
2年前から無農薬にシフトをしたので、
1992年の段階では有機の葡萄ではないけど、
キャンティクラッシコ協会が掲げる法律に沿って、
出来る限りの尽力を尽くした成果が伺える。

昨年も多雨で、オリーブオイルは伝統の味に比べると、
苦みと辛みのパンチに欠けた出来となり、
地元の人にとっては物足りなさが感じられたが、
苦味に慣れない日本の皆様からは、
「バランスが良くて美味しいですね!」
と嬉しい感想をいただけた。

そして2014年。

無農薬の作り手は、
自然環境に応じたメンテナンスに追われている。

美味しく仕上がってくれたら、
作り手と、そして商品を手にした皆と、
喜びを分かち合いたい!


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