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2014年4月12日 (土)

私の行きつけのバール

行きつけのバールに入ると、
接客用語を知らぬバールのオヤジさんは、
「おぅ、また来たね!」と言いたげに、
ニコッと視線を向ける。

いつものように、カフェ マッキアートを注文した。

マッキアとは、「染み」という意味。

なので、「ミルクの染みがついた珈琲」となる。

他にも、「Affogato al Caffe 」というのがある。

Affogato(アッフォガート)とは、
溺れる、という意味で、

バニラアイスに珈琲を注ぐから、
アイスが珈琲に溺れていることになる。

この店にはテレビがあって、料理番組が流れていた。

画面に映るオバチャン先生は、
ミキサーの中に、次々と素材を入れている。

「ニンニクは、好きな人は沢山、
 苦手な人は、控え目に入れてくださいね~
 パセリ、このように黄色くなってしまった部分は、
 捨てましょう。お次は、メントゥッチャ・・・」

分量も適当だ。
通常だと、古くて黄色くなったパセリは
収録前に取り除いておくのだけど、
この庶民的感覚がなんともいい。

バールのオヤジさんと常連客は、
「おいおい、メントゥッチャ(ミント)だってよ・・
 俺、食う気しね~な~」

などと言いながら、画面を眺めている。

街中には、流行りの音楽が流れるバールもあるけど、
私は、庶民の声が聞こえるここがお気に入りです。

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