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2014年4月21日 (月)

身近なマエストロたち

イースターの朝、教会のミサに出席し、
その後、お菓子屋さんに向かった。

なんてことのない店構えをしているが、
実は、シエナ人から圧倒的な支持を得ている老舗で、
予約していたお菓子を手にしてから、
パオラの家に向かった。

そこには、4か月前にクリスマスを一緒に過ごしたメンバーが揃った。

興味ある話題を渡り歩くのは本当に楽しくて、
気が付くと、ランチから深夜まで、
私達は話し続けながら過ごした。

私が午前中、教会に行った事を話すと、
「キヨミは、カトリック?それとも、プロテスタント?
 仏教とキリスト教の違いは何?」と問われ、
各々が宗教論を述べる。

音楽の話題になると、各々が、どの作品のどんな場面が好きか? オペラのあらすじや最近観たコンサートの感想などを述べ合う。

ボルテッラの刑務所では、
囚人が演劇に取組んでいることを知った。

色々な過去がある囚人たちは、
読み物や文化に触れることが少なかった。

そんな彼らが、演劇を通じ、
違った視点から人生に向かい合い、
その作品は一般客に公開されているらしい。

昔、まだ若いと言われていた頃の、
大人社会に一歩踏み込んだ時に感じる背伸びした緊張感、まだまだ知らない成熟した世界を垣間見た時の興奮など・・・
そんなワクワクした気持ちで、私はこの日を過ごした。

自分の視点と感性で情報を解釈したりし、
感想を述べ合ったりするのは楽しい!

文化や歴史、宗教、芸術や社会現象の話題をつまみに
時を過ごすイタリア人。

もっと彼らから刺激を受けて、
自分の内面の世界を広げていきたい!

久々、自分が青く思えた今日この頃です!

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