4月下旬の畑の様子
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食の見本市「CIBUS」
イタリアで料理の修業をしている皆さん、
または、食の関係者、興味がある方!
パルマで、5月5月(月)~8日(木)まで、
見本市「CIBUS」が開催されますよ!
イタリアには、沢山の中小規模の生産者が存在しますが、ここに出展する大手の企業が、「Made in Italy」の旗を掲げ、世界に紹介されています。
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皆様、今日は!
いつも大変お世話になっております。
最近、ワインとオリーブオイルの注文が目立ってまいりました。
個々に対応させていただいておりますが、
もし宜しければ、少しお待ちいただけますか?
来週末に、皆様へプロモーションのご案内をお送りさせて頂きたく、只今、準備をしているところです。
春~夏用 味覚セットの内容を
ちらっとお知らせいたしますと・・・
●今年行われた国際コンクールで
賞を獲得したオリーブオイル
●モデナの老舗が手掛ける長期熟成バルサミコ酢
●4年熟成され、
心地よい甘みを伴った白バルサミコ酢
●香りをかいだだけで気持ちが開花する美味しいワイン
●シチリアの太陽と風を受けて育った
トマトとハーブで作られたトマトソース
などをセットにしようと思案中です。
自分で言うのもなんですが・・・
いつも以上に、とても素敵なセットが組めそうで、
皆様に喜んでいただけることを想像しながら、
ワクワクしてます!
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イースターの朝、教会のミサに出席し、
その後、お菓子屋さんに向かった。
なんてことのない店構えをしているが、
実は、シエナ人から圧倒的な支持を得ている老舗で、
予約していたお菓子を手にしてから、
パオラの家に向かった。
そこには、4か月前にクリスマスを一緒に過ごしたメンバーが揃った。
興味ある話題を渡り歩くのは本当に楽しくて、
気が付くと、ランチから深夜まで、
私達は話し続けながら過ごした。
私が午前中、教会に行った事を話すと、
「キヨミは、カトリック?それとも、プロテスタント?
仏教とキリスト教の違いは何?」と問われ、
各々が宗教論を述べる。
音楽の話題になると、各々が、どの作品のどんな場面が好きか? オペラのあらすじや最近観たコンサートの感想などを述べ合う。
ボルテッラの刑務所では、
囚人が演劇に取組んでいることを知った。
色々な過去がある囚人たちは、
読み物や文化に触れることが少なかった。
そんな彼らが、演劇を通じ、
違った視点から人生に向かい合い、
その作品は一般客に公開されているらしい。
昔、まだ若いと言われていた頃の、
大人社会に一歩踏み込んだ時に感じる背伸びした緊張感、まだまだ知らない成熟した世界を垣間見た時の興奮など・・・
そんなワクワクした気持ちで、私はこの日を過ごした。
自分の視点と感性で情報を解釈したりし、
感想を述べ合ったりするのは楽しい!
文化や歴史、宗教、芸術や社会現象の話題をつまみに
時を過ごすイタリア人。
もっと彼らから刺激を受けて、
自分の内面の世界を広げていきたい!
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フィレンツェから友達がやってきた!
ランチは、大食漢の私達が安心して食べられる
オステリア「Bivacco」を選んだ。
ボリュームパスタ、ビステッカフィオレンティーナ、
グリルの盛合せに付け合わせ2品、
1リットルのワインと水を入れて、一人26ユーロ。
食後の珈琲は、
あえて場所を変えて楽しむことにした。
車を10分走らせ、
丘の上にひっそりと建つHotel Leoninaに向かった。
宿泊すると高いけど、
珈琲だけだったら気軽に手が届く。
今度は、フィレンツェに遊びに行こう!
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次回の日本帰省の為、
アリタリア航空のサイトをチェックしている。
東京行きのキャンペーン価格が出た。
開いてみると・・・往復839ユーロ
去年までは、
キャンペーン価格は、400~500ユーロ代だった。
今年の3月から、イタリア郵便局の送料が改定された。
これまで、
20キロの荷物をSAL便で送る場合は57.80ユーロだったが、料金改定後、いきなり、81.45ユーロになった。
日本への荷物の発送は、郵便局を使えなくなるけど、
他の業者に既に手を打っている。
そして航空会社も、
次回からは、アリタリアとお別れかな?
Meglio un uovo oggi che una gallina domain
“ 明日のめんどりより今日のたまご ”
という格言があるけど、
イタリアは、今日のめんどりをとっている・・・
イタリアが苦い!
手っ取り早く、せめて、CAFFEには、
沢山のお砂糖を入れて甘さに浸ろう!
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行きつけのバールに入ると、
接客用語を知らぬバールのオヤジさんは、
「おぅ、また来たね!」と言いたげに、
ニコッと視線を向ける。
いつものように、カフェ マッキアートを注文した。
マッキアとは、「染み」という意味。
なので、「ミルクの染みがついた珈琲」となる。
他にも、「Affogato al Caffe 」というのがある。
Affogato(アッフォガート)とは、
溺れる、という意味で、
バニラアイスに珈琲を注ぐから、
アイスが珈琲に溺れていることになる。
この店にはテレビがあって、料理番組が流れていた。
画面に映るオバチャン先生は、
ミキサーの中に、次々と素材を入れている。
「ニンニクは、好きな人は沢山、
苦手な人は、控え目に入れてくださいね~
パセリ、このように黄色くなってしまった部分は、
捨てましょう。お次は、メントゥッチャ・・・」
分量も適当だ。
通常だと、古くて黄色くなったパセリは
収録前に取り除いておくのだけど、
この庶民的感覚がなんともいい。
バールのオヤジさんと常連客は、
「おいおい、メントゥッチャ(ミント)だってよ・・
俺、食う気しね~な~」
などと言いながら、画面を眺めている。
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ある作り手のブースで、
オーナーに話を伺いながらテイスティングをした。
終盤に差し掛かったところで、
一人のアジア人男性に気付いたので、
「あっ、あの人、日本人男性かしら?
サンプルワインをいくつか持っているということは、
インポーターね。日本人だったら通訳するわ!」
と申し出た。
対応していた女性スタッフに聞くと、彼は日本人ということなので私の隣に座ってもらった。
「今日は~」
すると彼は、「ニイハオ!」と笑顔で答えた。
英語表記で書かれた名刺には、
VITA TRADING会社のポール氏と書かかれている。
その後、私たちは英語で会話をした。
「中国はいまだにフランスワインの勢いが強いんですか?」
「はい。フランスワインのブランド信仰は強いですけど、
ゆっくりと下降してきてますね。あえて私は、
イタリアワインを専門に手掛けているんです」
「イタリアワインだけ、というのも、
勇気がありますね!」
「ええ。フランスワインは品種が限られる。
それに比べて、イタリアは品種の宝庫だ!
私は5つのインポーターと一緒にやってきました。
気に入ったワインを見つけた時、
‘わが社では、300ケースオーダーします'
‘うちは、500ケース’
‘私のところは、200ケース’・・・・
とまとめられて、購入しやすくなるんですよ!」
「なるほど! その場合、それぞれのインポータの方は、同じ価格で販売するんですか?」
「いいえ。皆、バラバラですよ」
「え~!価格競争、生まれませんか?
日本の場合は、
一つのワイナリーを複数のインポータの方が扱う、
ということを避ける傾向がありますけどね・・・」
「これは、私のやり方なんです。
皆、情報を公開して、シェアしながらやってますよ」
以前、私が関わっていた中国のインポータは、
あるワイナリーから年間10万本ほど購入していた。
仕入れたワインを販売するために、
広告にも相当力を入れる。
扱うワイナリーの知名度を上げたところで、
他の会社にこのワイナリーを取られないよう、
独占的な扱いを相当意識していた。
それに比べ、このやり方だと
結果的に色々なワインを仕入れることが出来る。
一つのインポータが、大量にワインを買ってくれると、
ワイナリー側としてはハンドリングが楽だが、
インポータに浮気をされてしまうと、打撃が大きい。
しかし、ポール氏のやり方だと、
どこかしらのインポータからは注文があり、
ワイナリーとの付き合いは続くかもしれない。
「ワインに対する日本人と中国人の嗜好は似ているんです。日本は中国より、ずっと前からワインとの付き合いがあり、非常に詳しので、私たちは、日本のマーケットをよく勉強しているんです」と語るポール氏の話を、オーナーは真剣に聞き入っている。
ポール氏のグループは、明日はシチリア、
明後日はトスカーナへと場所を移し、
ワイナリーを訪問する。
そのバイタリティーに、
私も、ワイナリーのオーナーも驚いた。
このワイナリーは2000年に設立されたオーガニックの作り手で、非常に勢いがある。
様々な賞を受賞し、
あるコンクールでは、
サッシカイアよりも好得点を得ている。
ヨーロッパをはじめ、アメリカ、カナダ、ブラジル、
中国に輸出をしているが、
まだ、日本への輸出の形跡はない。
このワイナリーが手掛ける素晴らしいワインを
ただ今、仕入れ中。
早くて、来月中旬から皆様に発送ができますよう、
お知らせを作成しています。
ご期待ください!
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ヴィニタリー最終日。
会場を出る前にグラッパのブースに立ち寄った。
カウンターにつくと、隣のイタリア人の会話から
「SAKE」という発音が聞こえたような気がした。
カウンターでは、一人の若いソムリエが
沢山の人を相手にサービスしている。
オーダーしたグラッパを待つ間、
隣のイタリア人客へのサービスを眺めていたら、
「あれっ?」と思い、
「酒だ!」と軽く叫んでしまった。
ワインの場合、複雑味と構造力にボリュームがあり、
口中を果実が支配するワインが上質とされ、
〈水のようなワイン〉という表現は
ワインを非難する時に使われる。
日本酒が、ワインの尺度でテイスティングをされないよう、日本酒の場合は、水のように清らかで上品な甘味があるものが上質とされることを説明した。
気が付くと、少し離れたカウンターでは、
日本人男性がサービスをしていた。
日本男児ともイタリア的ともとれる、
日伊折衷なイメージをまとった彼は、
地域振興コーディネータの松下兼三さん。
今後、イタリアに日本酒を輸出しようと、
日本酒と共にヴィニタリーにやってきた。
今回のヴィニタリーでは、
作り手、他国のインポータ、マーケティングやコンサルタント部門で活躍する方などと、ふとしたきっかけで会話を交わす機会があった。
彼らは信念を持っていて、そういう姿を美しく感じた。
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今日は、作り手さんとゆっくり話をしながら、
テイスティングすることができた。
会話を楽しむうちに気持ちがほぐれ、
親しみをもってワインと接すると、
ワインは自由奔放に語りかけてくれて、
私はその世界観に魅了された。
昨日は、オリーブオイルの講習に時間を費やしたので、
余った時間を有効活用したく、ワインを次々に試飲した。
落ち着きのない私とワインの対話は、
どこか形式的でぎくしゃくし、
そんな気持ちのままでお客様にワインを紹介しても、一体感が生まれないような気がして、決心がつかなかった。
しかし、今日はワインといい関係性を築けて、
そのお付き合いの時間が楽しく思えたから、
日本の皆様にもご紹介したい!という欲求で、
軽い興奮状態が続いている。
明日は試飲会の最終日。
沢山を欲張らず、気持穏やかに参加してきま~す!
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イタリア最大級のワインの見本市、ヴィニタリーに参加するため、シエナからヴェローナに向かった。
バスの時間が迫っていたけど、
焦らずゆっくりと家を出た。
予想どおり、バスは少し遅れてやってきた。
シエナの街から、今度はボローニャ行のバスに乗る。
定刻より20分遅れてバスはやってきて、
目的地にもその分遅れて到着した。
そしてボローニャから電車でヴェローナに向かう。
電車も遅れているようだ。
この日は18時まで会場に残り、
ボローニャのホテルに戻ることにした。
ヴェローナのプラットホームに、
5分早く電車が入ってきた。
私たちは、早速乗り込み、指定の席に着いた。
一人のイタリア人男性が、
「これ、フィレンツェに行きますよね~?」と声を発すると、「フィレンツェにも、行くわよ!」とご婦人が答える。
「良かった。早く電車が到着するなんて・・・
電車を間違えたかと思いましたね」
と男性が言ったので、
「本当! 朝はさんざん遅れておいて、
夕方には早いなんて、変ですね! 一便前の電車かと思ってしまいますよ!」と私も口走った。
すると、
「遅れをとるために、きっと駅をすっとばしたんだ!」
と他の男性も追随して、周囲は笑った。
ボローニャに到着し、友達と食事をした。
イタリア女性のシモネッタが、
「イタリアって、機能しなくてウンザリするわ!」
と言ったので、
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