私のイタリアは御洒落ではない!
昨日、パトリッツィオは悪友に誘われて、
男水入らずの食事をした。
翌朝、「昨日は楽しかった?
沢山、ワイン飲んだんでしょ!」と聞くと、
「三人んで1本しか空けなかった」と、
本当がどうかは知らないが、意外な答えが返ってきた。
2年前だったら、3人で5本は飲んでいたメンバーだ。
「オヤジ3人、痰絡みのコンサートさ。
ガブリエーレがバリトン、俺がテノール、
ピーノは合唱を担当したよ」
「汚いッ!」
「オヤジ達で、南の島に行こうぜ!って誘われたけど、
俺は、介護さんなしには行かないよ、と答えたぞ」
去年頃から、パトリッツィオは、
私の事を「俺の介護さん」と呼んで喜んでいる。
私が物忘れしたり、腰が痛~い、と呟く時は、
パトリッツィオが私の介護さんになる。
日本の人から、
「イタリアなんて、お洒落ね~」と言われる度に、
複雑な気分になる・・・
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