暖冬のトスカーナ
オリーブ農園を訪れた。
今年のトスカーナは暖冬で、
2月だというのに、日中は13度もある。
人は、寒い外気にさらされると筋肉が緊張し、
引き締まるように、
オリーブの木も、冷たい空気にさらされていると、
細胞が閉じ、成長が止まる。
本来、この時期は、5度くらいでなければならない。
しかし、この暖かさで気が緩み、細胞が開き始め、
その状態に於いて、
太陽と雨を受けるものだから、成長が始まって、
新芽が出ようとしている。
まだ2月。
これから先、極寒が訪れるかもしれない。
柔らかな新芽が元気に出てきた後、
極度に寒くなると、
柔らかな新芽はダメージを受けてしまう。
生まれたてのオリーブの葉っぱが、寒さにさらされ、
黄色っぽくなる現象も現れはじめた。
私は寒いのが苦手
でも、コートや暖房で、いとも簡単に温度調整ができ、
命に別条はない。
オリーブのこと、
そして、自然のサイクルを考えると・・・
また寒さが戻り、オリーブの成長が止まりますように。
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