大人の女になりたい!
MOZARTのコンサート、無事に終了!
今回は、一部のピアノ伴奏を担当した。
「どうしたら、あがらないで弾きこなせるかな?」
と考える日々が続き、何人かに聞いてみた。
説得力があったのは、テノール歌手ウンベルトの助言。
「作曲家の通訳をする、とう気持で臨めばいいんだよ。
自分の良いところを見せびらかそう、とか、
自分の技術に焦点をあてて、間違えないように・・・
なんて考えるのではなく、‘皆さんに紹介するのさ!」
なるほど。
イタリア人と日本人の間に立ち、通訳をする時、私は、
(何とか、両者の気持ちを交わそう)、
と一生懸命になるけど、
「文法を間違えないようにイタリア語を話さなければ」
なんて、緊張することはない。
コンサートが開始され
次々に、モーツァルトの歌曲が披露されていく中、
衣装の着替えが間に合わず、
間があいてしまうことがあった。
そんな時、主催者のクララは、
堂々と笑顔で舞台に登場し、
コンサートやモーツァルトにまつわる小話をして、
会場を沸かせた。
40歳を過ぎてから、
私は、人を惹きつける人を観察するクセがついた。
彼らの持つ魅力をはっきりと定義できないけど、
彼らは、魔法を使うかのように、
何気ないシーンに息吹を吹き込み、
皆を一つにまとめる力がある。
50代にして、40代に見える髪型、とか、
少し痩せて、セクシーになりたい、
なんていう願望は全くない。
そんなことより、
ファンタジーと、ユーモア、そして、肝っ玉を身につけた、クララのような大人の女になりたい!と思う、今日この頃です。
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