« ファンチュッリ農園からのビデオレター | トップページ | 2013年、ありがとう! »

2013年12月26日 (木)

嬉しいプレゼント!

クリスマスの前夜、パオラから電話がかかってきた。

「キヨミ、明日は誰と過ごすの?」

「あ~、クリスマスはティティちゃんと家にいるわ! 
 一人で居ることに慣れてるから」

「もし良かったら、家に来ない?」

私は動揺して、咄嗟に、
「休日はバスもないから、移動に不便なのよ」
と言い訳を口にした。

イタリアのクリスマスとは、
一昔前の日本の正月と同じで、家族、または、親戚が揃い、家で御馳走を囲んで過ごす。

そこに、私が入り込むのは、正直言って勇気がいる。

内輪の話題についていけないかもしれない。

それなら、いっそのこと、
一人で家にいたほうが、気楽でいい。

パトリッツィオも、そのことを分かってくれるので、
無理に私を誘う事はない。

しかし、パオラの誘いは、
おっとりとした口調で、尚も続いた。

「私、キヨミの家まで迎えにいくから!」

そこまで言われたら、断れない。

クリスマス当日、午前中に1本しかないバスに乗り、
教会のミサに出席した後、駅に向かった。

充てにしていたタクシーが見当たらない・・・

「パオラ、ごめんね
 本当は一人で辿りつきたかったんだけど、
 タクシーが拾えないの」

「あら、駅にいるのね!
 すぐ、アンジェロが迎えに行くわ!」

すぐに、アンジェロが現れた。

「実は、キヨミがいるかと思って、
 少し前まで、駅周辺を走行しながら探してたのさ!」

私は、嬉しさを通り過ぎて、感激で胸が一杯になった。
これ以上、気持が高まると、心から溢れて、涙になる。

「最高のクリスマスだわ。
 誰かが、私のことを思ってくれる、
 その事を知れることが何よりのプレゼントだもの!」

パオラとアンジェロ、パオラのお母様、
そして、従兄弟のフランカとマッシモ。

彼らとは、以前から面識があったけど、
この日はよく喋った。

ニューヨークの大学で美術を教えるフランカ、
そして、博物館の館長マッシモが揃ったので、
文化色を帯びた話題になり、
私は、最近、輸出を手掛けたカゼンティーノの生地の話や、ワインの作り手の話をした。

その後、私たちはバールに移り、
そこでパトリッツィオと合流して、
しばし、お喋りを楽しんだ。

昨日まではクリスマスの過ごし方に無関心だったけど、
神様は、私の欲しいものをよく御存知で、
目には見えない、私自信もはっきりと言葉に表せない抽象的なものでも、しっかりとプレゼントしてくださいました!

|

« ファンチュッリ農園からのビデオレター | トップページ | 2013年、ありがとう! »