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2013年10月18日 (金)

2013年 葡萄の収穫を終えた蔵の様子です

キャンティクラッシコの作り手、サベリオを訪れた。

この前の日曜日に葡萄の収穫を終えたばかりで、
蔵に入るとステンレスタンクに入れられた葡萄たちが、
ブクブク・ボコボコ・ポチャポチャと
賑やかにお喋りをしながら、発酵している。

2013年から、彼は亜硫酸を使用しない。

「ワインに亜硫酸を入れる」というと、
誤解されそうだが、亜硫酸は、ワインの酸化を防ぎ、
ワイン中に悪玉微生物が増えないよう、
細菌の増殖を抑えてくれる。

ワインの酸化や雑菌の増殖が起こりやすいのは、
葡萄果実の破砕、マロラティック発酵の最終段階、
そして、瓶詰めの段階で、
この3つの過程において、ワインの品質を守るため、
賢く使うことが義務付けられている。

亜硫酸無添加のワインも今まで登場してきたが、
繊細でダメージを受けやすく、貯蔵にも問題があった。

キャンティクラッシコの作り手、サベリオは、
ワインを自然の産物と捉え、
化学物質の含まれないワイン造りを目指すべく、
2013年から亜硫酸の使用をやめた。

超音波によって葡萄の種から抽出されるタンニンを用いて、天然の抗酸化・殺菌効果を試みる。

これは、他のワイン造りでは実証されてきているが、
キャンティクラッシコ協会に加盟する沢山の生産者の中では、彼が第一人者となる。

2013年収穫の葡萄で作られるワイン。

今、ブクブク・ポチャポチャと音を立てる葡萄は、
サベリオとのコラボレーションによってワインへと姿を変えていく。

2015年、このワインを皆様にご紹介できるのが、
今から楽しみです!
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