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2013年9月 1日 (日)

夏の終わりの思い出・・・

バカンス先から皆が戻って来たところで、
ジュゼッペがパーティーを主催した。

会場は、彼の家の近所にある牧場。

ジープで走行したいような険しい急斜面を登り続け、
やっと、牧場に到着。

そこで飼育されているロバたちに挨拶をし、
渓谷を見渡せる広場にセッティングされたテーブルに
向かうと、既に何人かが到着していたので、
私とパトリッツィオは、彼らと挨拶を交わした。

料理やドルチェを抱えて、
どんどん、人が集まってくる。

友達の友達が集まるパーティーでは、
殆どの人が初対面同士なので、
まずは目があった人、テーブルで隣向かいに座った人と握手を交わし、簡単な自己紹介をし、席に着いたら、周辺の話題に耳を傾け、序所に、自分も話題に入っていく。

会場に電子ピアノが設置されたので、
私は、ショパンを2~3曲弾いた。

皆に囲まれて拍手をされ、嬉しくなったけど、
皆の視線の的になるのが耐えきれず、
空気を変えたくて、
80年代のイタリアのヒット曲を弾き始めた。

すると、ジュゼッペがギターを手に取り、
フェリーチェが歌い始めた。

陽気なおばちゃん アンジェラは、
女友達と肩を組みながら、
左右に体をゆらし、歌声を張り上げる。

その様子を見て、
農園のフランチェスカが小さな太鼓を持ってきて、
子供が太鼓を叩きながら、
まだ、生まれてない時代の歌に参加する。

2曲くらい歌うと、あれも、これも・・・と、
どんどんレパートリーが溢れてきて、
歌声は、山の静けさに明りを灯した。
 
その間、パトリッツィオはと言うと、
テーブルの隅に集まった男同士で、
馬や政治、哲学の話に盛り上がっていたらしい。

楽しいな~、皆と同化出来るって!

もっと もっと、身の回りのことに関心を持ち、
自分の意見とユーモアをもって、人と交流したい。

夜空を見上げると、
沢山の星が、手が届きそうなくらい近くに見える。

いつでもある星だけど、
自分が曇っていると、この輝きが見えない・・・

何かを一生懸命 追い求めなくても、
自分の内面しだいで、豊かさに手が届くことを感じた、
夏の終わりの夜でした・・・

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