お金をかけずに、バカンスする方法
「ちょっくら、行ってきますね~!」
窓からティティちゃんに見送られ、
まだ夜の冷たい空気が漂ううちに散歩に出た。
朝日のシャワーが気持ちいい!
1時間ほど歩き、帰りはバスを拾った。
運転手は、ジージーだ。
「ボンジョ~ルノ、 いい写真 撮れたかい?
7時頃、キヨミが向日葵の写真を撮っていた時に
通過したんだ!」
田舎のバスだから、運転手と乗客は顔見知りになる。
「ジージー、思ったんだけどさ、
私達、バカンスを他の国で過ごす必要、ないよね!
だって、この時期、
トスカーナは最高に素敵なんだもん!」
「この時期だけじゃないぞ、冬の朝だって、素敵さ。
霧がかかって、幻想的な世界が広がるんだ…」
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